スワンステークス2020 追い切り情報

スワンステークス2020 追い切り情報

スワンステークス2020 追い切り情報


10月31日(土)京都芝1400m

アドマイヤマーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が空いている時は入念に乗り込まれ、一週前追い切りに時計を出す調教が多いです。
レース間隔が短くても中2週で出走した中京2歳S時のように、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で攻めの調教ができているなら状態は良好と考えて良いでしょう。
普段調教では折り合いはついていますし、仕上がりは毎回良好です。

集中力のある馬で、よほどのことがなければデキ落ちの心配はいらないでしょう。
前走は帰国後一発目でしたが、反応は悪くないですし、あのメンバーで6着ならマズマズです。
今走は相手関係が楽になりますし、休養を挟んで仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(6着)

5/27 栗CW良 強め
78.7 64.6 50.6 37.4 12.0 [6]

一週前追い切りは川田騎手騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのアンコールプリュと併せて、外を1.0秒先行して0.5秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スワンステークス

10/22 栗CW良 一杯
78.5 63.0 48.8 36.3 11.8 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのユーキャンスマイルと併せて、外を0.5秒追走して0.5秒先着しました。
今走は9月18日から入念に乗り込まれて、ひと追い毎に状態は良化しています。
一週前追い切りも意欲的に追われると、全体時計78.5秒の猛時計で自己ベストを大きく更新。
直線の伸びもかなり優秀で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(6着)

6/3 栗CW良 強め
80.2 64.5 50.0 36.4 11.6 [3]

今回の最終追い切り:スワンステークス

10/28 栗坂良 馬なり
51.9 38.3 25.2 12.7

先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でした。
それでも軽快なフットワークで、全体時計は自己ベストを更新しています。
ラストは失速したものの、行きっぷりは良好で仕上がりは万全です。
前走よりも相手関係は楽になりますし、2週連続で自己ベストを更新した今走は改めて期待したいですね。


サウンドキアラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれています。
毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りに速い時計を出すことが多いです。
その動きがレース本番にも反映されるので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

特に、最終追い切りで加速ラップを刻んでいないレースは、好走率が下がるので注意が必要です。
攻めの調教で、4F52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年は本格化してから重賞を3連勝し、G1ヴィクトリアマイルでも2着に好走しています。
久々とはいえ相手のレベルが楽になる今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(2着)

5/6 栗坂良 馬なり
53.5 38.4 25.2 12.5

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スワンステークス

10/21 栗坂良 強め
52.5 38.0 25.0 12.5

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計を出しています。
意欲的に追われたとはいえ、全体時計も優秀で仕上がりは順調です。
最終追い切りでも好調キープなら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(2着)

5/13 栗坂良 馬なり
51.6 37.7 24.6 12.3

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スワンステークス

10/28 栗坂良 馬なり
53.2 39.1 25.8 12.7

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
先週の時点で仕上がりは良好だったので、今週は軽く流す程度の調整です。
引き続き動きは軽快で、直線も12.7秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見て良いでしょう。


シヴァージ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に速い時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
攻めは動くタイプの馬ではありますが、ラスト1Fで12秒台前半の時計を出していれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

昨年の阪神カップから芝に転向して、芝コースは今回7戦目。
G1高松宮記念では5着に好走していますが、重賞では一度も3着以内に好走できていません。
距離延長で変わるところはあるかもしれないですが、実力的にどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(10着)

9/2 栗CW良 一杯
84.2 67.7 52.4 38.3 12.0 [6]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のスナークダヴィンチと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スワンステークス

10/21 栗CW良 馬なり
85.4 68.7 53.5 39.5 12.4 [6]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好で直線も鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、引き続き動きは軽快です。
しっかり加速ラップ刻んだ調整ができていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(10着)

9/9 栗坂良 強め
53.5 38.9 24.8 12.2

今回の最終追い切り:スワンステークス

10/28 栗CW良 一杯
86.1 69.1 53.5 39.2 11.8 [6]

最終追い切りは藤岡祐介騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われて、全体時計は平凡でしたが、直線は11.8秒の鋭い伸びを見せています。
一杯に追われた割りに時計は微妙ですが、追われた反応は悪くないですね。
2週連続で騎手騎乗でやれているのも好感が持てますし、仕上がりは良好です。


ステルヴィオ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

たまに終い重点に追われることはありますが、基本的には馬なり中心の調教です。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調教をしていて、一週前追い切りで好時計を叩き出している時は、本番でも結果を残していることが多いです。
併走馬にも遅れず、加速ラップを刻んでいれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

近走は不振が続いていましたが、ようやく前走のG2スプリングカップで2着に好走しました。
叩いて伸びるタイプなので、休養明けの今走は心配ですが、得意の1400mなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリングカップ(2着)

5/6 美南W稍 馬なり
84.2 68.4 53.6 38.9 11.9 [3]

強めに追われた古馬3勝のレジェンドセラーと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スワンステークス

10/21 美南W良 強め
83.4 67.2 52.4 38.2 12.3 [3]

一杯に追われた古馬3勝のハーメティキストと併せて、外を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、追われた反応は良好で前走時以上に速い時計を出しています。
直線も12.3秒の力強い伸び脚で、折り合いもスムーズです。
併走馬にもあっさり先着して、久々でも仕上がりは順調そうです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリングカップ(2着)

5/13 美南W良 馬なり
67.0 52.7 39.1 12.3 [4]

最終追い切りは北村宏司騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のフェルミスフィアと併せて、外を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:スワンステークス

10/28 美南W良 馬なり
66.7 51.2 38.0 12.3 [4]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のリグージェと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週はさっと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで前走時以上の好時計をマーク。
直線も12.3秒と鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


ボンセルヴィーソ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

毎回乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りか最終追い切りは意欲的に追われることが多いです。
実戦を意識した調整は栗東CWで追われ、併せ馬をすることも多いのでその時の動きは要チェックですよ。
叩き良化型の馬で、休養明けのレースは成績が落ちます。

2ヶ月間隔が空いているレースでも、成績が悪いので注意が必要ですよ。
それ以外の傾向では、調教時に速い時計を出している時も好走率が下がっています。
今走も折り合い面と中間時計、レース間隔はチェックしておきましょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯AH(3着)

9/2 栗CW良 一杯
83.2 67.0 52.5 38.4 11.9 [7]

一杯に追われた古馬2勝のアジャストザルートと併せて、内を1.1秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:スワンステークス

10/21 栗CW良 強め
84.4 67.9 52.4 37.7 11.7 [5]

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
先週も意欲的に追われてましたが、今週も強めに追われると力強い反応を見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線は加速すると11.7秒の好時計をマーク。
前走時よりも速い脚を使っていて、終いの伸びは評価できます。
折り合いもついていますし、引き続き好調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯AH(3着)

9/9 栗坂良 強め
51.9 37.6 24.3 12.3

今回の最終追い切り:スワンステークス

10/28 栗坂良 強め
54.0 38.9 24.8 12.4

今週は坂路で強めに追われましたが、全体時計は平凡です。
ただ、追われた反応は良好で、直線で12.4秒なら水準以上でしょう。
折り合いもついていますし、特にデキ落ちは見られないです。
今走も入念に乗り込まれていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。