外厩情報(外厩のポイント)

外厩とは何か?

外厩とは外にある厩舎のことです。

基本的にレースが終わるとその日のうちにトレセンへ帰厩します。

その際トレセンで休養する場合と、外厩へ放牧する場合または中長期の放牧をする場合があります。


トレセンの中の各厩舎はどこも限られた馬房数を超える量の馬を管理しているため、レースに出走するまでに時間がある馬は外厩で調整をしています。


そのような都合により外厩へ放牧する場合は、次走までの期間がおよそ6週間~3ヶ月程度となっています。

レースが近くなれば、トレセンに戻し、レースまではトレセンで調整し、レースに出走といった流れです。

外厩の役割

次走へ向け馬を馬体調整、リフレッシュ休養、調教を施して、レースに向けて仕上げていきます。


レース前に厩舎へ戻すのはだいたい2週間前~1ヶ月ほど前で、仕上がり具合は太め残りかどうか、ガレていないか、万全の状態かなど様々です。


そのため、各厩舎へ戻ったあとも調教など状態をしっかりチェックする必要があります。

注意すべき点

外厩に放牧をしたからと行って必ずしもプラス評価とはならないという点です。

理由としては、

外厩での調教については外部に情報が伝わって来ないからです。


たとえ、太め残りになったり、ガレてしまったりと調教がうまく行かず中途半端な仕上がりとなったとしても知ることはできません。

競馬新聞の調教欄に掲載される情報は、記者が取材できる範囲のみで、トレセンや競馬場で施された調教のみです。


また、外厩に放牧したという事実が書かれることも少ないので、しっかりと情報をチェックする必要があります。

重賞レースに出走する馬の外厩情報については、当たるちゃんで更新していますので、しっかり確認しておきましょう。

外厩に放牧された馬の評価

厩舎に戻ったあとの調教内容やパドック気配から状態を確認します。


外厩調整馬がソコソコの仕上がりであれば、調教でも良い動きをしているので、一週前追い切りや最終追い切りの動きも注意深く確認する必要があります。


追い切り好調馬については、当たるちゃんで毎週水曜日に更新していますので、合わせてチェックしてみてください。

主に使用される外厩
  • ・社台ファーム山元トレセン(宮城県 亘理郡)
  • ・ノーザンファーム天栄(福島県 岩瀬郡)
  • ・テンコートレセン(福島県 田村郡)
  • ・ビッグレッドファーム鉾田(茨城県 鉾田市)
  • ・KSトレーニングセンター(茨城県 牛久市)
  • ・阿見トレセン(茨城県 稲敷郡)
  • ・松風馬事センター(茨城県 稲敷郡)
  • ・西山牧場阿見分場(茨城県 稲敷郡)
  • ・ミッドウェイファーム(茨城県 行方市)
  • ・大東牧場(千葉県 市原市)
  • ・ミルファーム千葉(千葉県 市原市)
  • ・エスティファーム小見川(千葉県 香取市)
  • ・篠原ファーム(千葉県 宮里市)
  • ・ミホ牧場ミホ分場(茨城県 稲敷郡)
  • ・ムラセファーム(茨城県 稲敷郡)
  • ・小松トレセン(石川県 小松市)
  • ・ノーザンファームしがらき(滋賀県 甲賀市)
  • ・吉澤ステーブルWEST(滋賀県 甲賀市)
  • ・アップヒル(滋賀県 甲賀市)
  • ・グリーンウッド甲南(滋賀県 甲賀市)
  • ・グリーンファーム甲南(滋賀県 甲賀市)
  • ・信楽牧場(滋賀県 甲賀市)
  • ・ワコーファーム(滋賀県 東近江市)
  • ・名張トレセン(三重県 名張市)
  • ・宇治田原優駿ステーブル(京都府 綴喜郡)
  • ・awajiトレセン(兵庫県 淡路島)
  • ・大山ヒルズ(鳥取県 西伯郡)
  • ・高崎ステーブル(宮崎県 宮崎市)