天皇賞秋2020 追い切り情報

天皇賞秋2020 追い切り情報

天皇賞秋2020 追い切り情報

11月1日(日)東京芝2000m

アーモンドアイ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり主体の調教で、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りは負荷をかけた調整が多く、好時計を出す傾向があるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
美浦南Wで5F66秒台の時計を出していて、折り合いもついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

有馬記念は距離が長かった感じはありますが、中距離は問題なく馬場状態も苦にしないタイプ。
昨年と同様に安田記念で好走して、今年も秋は天皇賞秋から始動です。
昨年も制した舞台で、更に力をつけている今年も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(2着)

5/28 美南W良 馬なり
73.1 57.2 42.4 13.8 [1]

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/21 美南W良 馬なり
65.0 50.7 37.7 12.8 [3]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのサトノフラッグと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒先着しました。
今週はいつも通り馬なり調教でしたが、絶好の動きで全体時計65.0秒の猛時計をマーク。
ラストは失速しましたが、併走馬には楽に先着しています。
久々でもフットワークは軽快で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(2着)

6/3 美南W良 馬なり
66.5 51.8 37.9 12.4 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、内を0.4秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 美南W良 馬なり
64.6 50.1 36.8 12.5 [3]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のアンティシペイトと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで楽に好時計を叩き出しています。
ラストは失速したものの、軽快なフットワークで全体時計は前走時以上です。
乗り込み量も申し分なく、久々でも態勢は整ったと見て良いでしょう。


キセキ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、一週前追い切りに強めの調教をすることが多いです。
近走は最終追い切りに軽めの調整が多いですが、終い11秒台の伸びを見せていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
毎回乗り込み量は十分で、仕上がりは良好です。

今走も折り合いはスムーズで、馬体もキッチリ仕上がった状態ならば軽視は禁物ですよ。
凱旋門賞後は不振が続きましたが、宝塚記念から調子を取り戻すと久々の前走も2着に好走しています。
天皇賞秋は2018年に3着した舞台ですし、ひと叩きして上積みが見込めるようなら今走も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都大賞典(2着)

9/30 栗CW良 馬なり
65.9 51.3 38.4 12.3 [8]

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/21 栗坂良 馬なり
52.5 37.9 25.1 12.7

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで前走時以上の動きを見せています。
ラストは若干失速したものの、引き続き好調と考えて良いでしょう。
最終追い切りで万全に仕上がれば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都大賞典(2着)

10/7 栗坂良 一杯
52.8 38.4 25.0 12.7

一杯に追われた古馬2勝のアールジオールと併せて、1.0秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 栗坂良 馬なり
53.0 38.0 24.7 12.4

一杯に追われた古馬2勝のファルコニアと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。
レース間隔が短いためか、今走は馬なり中心の調整でしたが、先週一杯に追われた並に動きは良好です。
ひと叩きした上積みは見込めますし、直線も失速したとはいえ終い12.4秒なら優秀です。
併走場にもあっさり先着していますし、引き続き好調と見て良いでしょう。


クロノジェネシス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で水曜追いは併せ馬で調教されています。
攻め動くタイプという訳ではないですが、いつもは一週前追い切り、最終追い切りで82秒台の好時計をマークしています。
今走も併走馬にしっかり先着し、普段通り良い動きを見せていればデキ落ちは心配いらないでしょう。

強めに追われた時の反応と、折り合いが付いているかどうかは要チェックです。
しっかり加速ラップを刻んでいて、好時計を叩き出すようなら押さえておくのが良さそうですね。
2200mのエリザベス女王杯は5着に敗れましたが、その後は勢いがついて前走も宝塚記念を快勝しています。
ひとレースごとに力をつけていて、休養明けの今走も仕上がり万全なら楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(1着)

6/17 栗CW良 馬なり
81.0 65.5 51.8 37.7 11.9 [6]

一杯に追われた3歳未勝利のレッドエーデルと併せて、内を1.5秒追走して0.5秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/21 栗CW良 馬なり
83.4 66.0 50.5 37.3 12.2 [6]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のステラリアと併せて、内を1.3秒追走同入しました。
一週前追い切りで7本目と乗り込みは十分で、ひと追い毎に状態は良化しています。
馬なり調教でも軽快なフットワークで、直線も12.2秒の力強い伸び脚を見せています。
前走時と比べると全体時計は掛かっていますが、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(1着)

6/24 栗CW良 馬なり
82.2 66.2 51.5 37.8 11.8 [6]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳未勝利のステラリアと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 栗CW良 馬なり
84.6 67.3 52.4 38.6 12.4 [7]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を0.9秒追走してアタマ差遅れました。
併走馬には遅れを取ったのは気になりますが、0.9秒追走してのものなので、特に心配はいらないでしょう。
馬なり調教でもフットワークは軽快で、加速していくとラストも12.4秒の好時計を叩き出しています。
引き続き折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


ダイワキャグニー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで、馬なり中心に追われています。
時々強めに追われることもありますが、直線の伸びを確かめる程度です。
全体時計は速い数字が出るタイプの馬ですが、終い12秒台なら良好と考えていいでしょう。

面白い傾向としては、最終追い切りで失速ラップの時は好走率が高いところです。
今走も直線で失速するようなら注意が必要ですよ。
G1では結果を出せていませんが、力をつけた今年はどこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日王冠(2着)

9/30 美南W良 馬なり
83.0 67.3 52.6 38.9 12.2 [6]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/22 美南W良 馬なり
71.0 55.5 40.8 13.2 [7]

レース間隔が短いため、一週前追い切りで一本目の調整です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快な動きでしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
去勢して動きも良化していますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら軽視は禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日王冠(2着)

10/7 美坂良 一杯
52.0 37.6 24.7 12.2

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 美坂良 強め
54.3 39.1 25.1 12.5

今週はいつもより抑えましたが、追われた反応は良好で力強い動きを見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線は12.5秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週も軽快な動きを見せていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。
前走よりも相手のレベルは上がりますが、去勢して状態も安定してきたので、展開次第では注意しておきたい一頭です。


ダノンプレミアム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で入念に乗り込まれ、2週前追い切りから強めに追われることが多いです。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で乗り込まれることが多く、併せ馬で気合い付けをしています。
ここの動きが本番にも反映されているので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

前走の安田記念は13着に敗れましたが、昨年も安田記念は16着に敗れています。
あまり得意ではないレースのようで、安田記念の内容は参考外と考えていいでしょう。
昨年と同様に休養明けは天皇賞秋から始動で、昨年2着した舞台なら今年も期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(13着)

5/28 栗CW良 一杯
98.0 81.6 65.8 50.9 37.1 11.8 [9]

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/22 栗CW良 馬なり
82.3 65.4 51.4 37.4 11.7 [8]

一杯に追われた古馬1勝のルモンドと併せて、内を1.4秒追走してクビ差先着しました。
日曜日にビッシリ追われた分、今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで絶好の動きを見せています。
全体時計もかなり優秀で、加速すると直線は11.7秒の好時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒していて、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(13着)

6/3 栗坂良 馬なり
52.5 37.5 24.3 12.3

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 栗CW良 強め
83.6 67.2 52.1 37.8 12.1 [8]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のスワーヴドンと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.1秒の好時計をマーク。
先週は馬なりでも軽快な動きを見せていましたし、3本連続で併走馬に先着しているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見て良いでしょう。


フィエールマン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りか最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
また、水曜追いはウッドチップコースで時計を出す調教で、日曜追いは坂路コースで軽めに追われています。
比較的時計は出る馬で、馬なり調教でも12秒台を出すようなら好調と見て良いでしょう。

また、水曜追いは基本併せ馬で調教をしていて、普段はしっかり先着しているので遅れるようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教ができていて、ラストもしっかり伸びていれば押さえておきたい一頭です。
長距離ではG1でも絶対の安心感がありますが、今走は近走と比べると距離が大きく短縮されます。
ただ、2000mは札幌記念3着があるように、苦手ではないコースなので、今走も仕上がり良好なら展開次第で注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞春(1着)

4/22 美南W良 馬なり
65.5 50.4 36.8 12.4 [8]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のニシノコトダマと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞秋

10/21 美南W良 馬なり
68.0 52.4 38.2 12.1 [9]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のアップストリームと併せて、外を1.2秒追走同入しました。
全体時計は平凡でしたが、相変わらず直線の伸びは良好です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
オールカマー回避の影響も感じないですし、最終追い切りで万全に仕上がれば楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞春(1着)

4/29 美南W稍 強め
65.2 50.6 37.4 12.1 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のニシノコトダマと併せて、外を1.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞秋

10/28 美南W良 強め
67.6 51.9 37.3 12.4 [7]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
今週は普段通り強めに追われると、直線は鋭い反応を見せています。
全体時計は平凡でしたが、引き続き終いの伸びは良好です。
折り合いもついていますし、乗り込みも十分で仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。