紫苑ステークス2021 追い切り情報

紫苑ステークス2021 追い切り情報

紫苑ステークス2021 追い切り情報


9月11日(土)中山芝2000m

エクランドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で実戦を意識した内容が多いです。
特に一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線の伸びは優秀です。

しっかり加速ラップを刻んでいて、終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
また、併走馬にはいつも先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
前走は昇級戦でしたが、出遅れでも見事快勝しており、ひとレース毎に力をつけています。
今走は重賞レースにはなりますが、引き続き仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

5/5 美南W良 強め
68.2 52.2 38.5 12.6 [8]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のゴーインピースと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/1 美南W重 馬なり
87.5 70.5 55.0 39.3 11.8 [7]

馬なりに追われた2歳未勝利のエコロジェネラスと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今走は馬なり中心の調教で、一週前追い切りも馬なりに追われています。
それでも軽快なフットワークで、加速すると終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

5/12 美南W良 馬なり
69.0 53.8 39.2 12.3 [7]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のグラスディアブロと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/8 美南W良 馬なり
85.1 68.3 52.6 37.5 11.4 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のゴルトベルクと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、加速すると直線は11.4秒の好時計をマーク。
先週以上に良い動きを見せていて、3週連続で終い11秒台の時計を出しているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


クリーンスイープ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には同入、先着が多いです。
今走も一週前追い切りや最終追い切りで遅れをとるようなら注意が必要ですよ。

いつもは4F53秒台の時計が多く、直線は12秒台の時計を出す傾向があります。
近走は折り合いがついていますし、今走も失速ラップなら気をつけた方が良いでしょう。
時々勝ちきれないレースはありますが、4戦全て連対と安定した成績を残しています。
中山コースは実績がありますし、仕上がり万全なら重賞でも押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳以上1勝クラス(1着)

6/30 美坂重 馬なり
51.3 37.9 24.9 12.7

強めに追われた3歳未勝利のレアンカルナシオンと併せて、0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/1 美坂重 馬なり
52.0 37.6 24.6 12.3

馬なりに追われた古馬1勝のグラヴィルと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで併走馬にあっさり追走同入。
重馬場でも終い12.3秒の鋭い伸び脚で、前走時以上に良い動きを見せています。
全体時計も優秀ですし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳以上1勝クラス(1着)

7/7 美坂良 馬なり
53.2 38.1 25.0 12.5

強めに追われた3歳未勝利のレアンカルナシオンと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/8 美坂良 強め
50.8 37.2 24.6 12.6

馬なりに追われた古馬2勝のビューティフルデイと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われましたが、力強い動きで自己ベストを更新。
直線は若干失速しましたが、失速する傾向がある馬ですし、終い12.6秒なら心配はいらないです。
併走馬にもあっさり同入できていますし、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ハギノピリナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
日曜追いは併せ馬で気合付けすることが多く、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに追われる傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

攻め動くタイプの馬ではなく、全体時計は栗東坂路で4F55秒台程度が通常です。
直線は馬なりでも12秒台の時計を出すことが多く、今走も直線の伸びはチェックしておきましょう。
芝2000mは11着に敗れた初戦ぶりにはなりますが、前走はG1オークスで3着と好成績を残しています。
実力はある馬なので、今走も万全に仕上がれば軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(3着)

5/12 栗坂良 馬なり
57.2 41.1 26.5 13.0

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/1 栗坂良 馬なり
55.6 40.1 25.6 12.4

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のカーテンコールと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週は軽めの調教でしたが、いつも通りの調教ができています。
行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(3着)

5/19 栗坂稍 馬なり
56.7 40.3 25.5 12.4

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/8 栗坂良 強め
53.2 38.8 25.2 12.4

最終追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も自己ベストを大きく更新していますし、乗り込みも十分です。
折り合いもスムーズで、このひと追いで万全に仕上がったとみて良いでしょう。


ファインルージュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、強めに追うとしても一週前追い切りで行われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることもありますが、格上相手でも遜色ない走りを見せています。

直線も12秒台の鋭い伸び脚を見せることが多く、折り合いもスムーズです。
併走馬にもしっかり同入できていて、ラストで好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は11着に敗れましたが、2走前のG1桜花賞では3着に好走しています。
初距離にはなりますが、距離短縮はプラス材料ですし、今走も態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(11着)

5/12 美南W良 馬なり
83.5 67.8 53.1 39.0 12.0 [3]

馬なりに追われた3歳1勝のゴールデンシロップと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/1 美南W重 強め
96.4 81.8 66.9 51.6 37.2 11.3 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のゴルコンダと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今走も馬なり中心の調教でしたが、一週前追い切りは意欲的に追われています。
長めにやれているのも好感が持てますし、直線は11.3秒の猛時計をマーク。
重馬場でも全体時計は優秀で、自己ベストも更新しています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(11着)

5/19 美南W稍 馬なり
67.1 52.5 38.2 12.1 [3]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のランドアーティストと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/8 美南W良 馬なり
83.6 67.5 52.7 38.2 11.5 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のボーデンと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも抜群の行きっぷりで、加速すると直線は11.5秒の好時計をマーク。
先週は強めに追われて自己ベストを更新していますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ホウオウラスカーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
傾向としては一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに追われることが多いです。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、意欲的に追われる一週前追い切りの動きには注目ですよ。

直線は若干失速する傾向はありますが、直線で12秒台の時計ならこの馬なりに優秀です。
オープン戦では敗れたものの、近走は2連勝と着実に力をつけています。
前走は2勝クラスで2着に1馬身以上も差をつけていますし、今走もさらに良化が見込めるようなら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:月岡温泉特別(1着)

7/21 美坂良 馬なり
53.6 38.8 25.2 12.5

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/3 美坂重 馬なり
53.6 39.6 25.1 12.2

今週は軽めの調教でしたが、重馬場で前走時と同等の時計を出しています。
直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週は意欲的に追われて、楽に好時計を出していますし、引き続き気配は良好です。
フットワークも軽快で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:月岡温泉特別(1着)

7/28 美坂稍 馬なり
52.5 38.4 25.5 13.2

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/8 美南W良 強め
66.2 51.0 37.5 11.5 [6]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.5秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストに近い時計で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
引き続き力強いフットワークで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。