京成杯オータムハンデキャップ2021 追い切り情報

京成杯オータムハンデキャップ2021 追い切り情報

京成杯オータムハンデキャップ2021 追い切り情報


9月12日(日)中山芝1600m

カラテ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬には遅れることも多いですが、追走分の遅れ程度であれば問題はなさそうです。
直線は失速する傾向ではありますが、毎回全体時計はかなり優秀です。

直線も12秒台前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年は本格化して、G3では安定した成績を残しています。
中山マイルも実績がありますし、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:関屋記念(2着)

8/4 美坂良 強め
53.9 38.7 24.9 12.3

今回の一週前追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/1 美坂重 馬なり
52.9 38.6 25.4 12.6

一週前追い切りで2本目の調教です。
馬なり中心の調教でしたが、重馬場でも前走時以上に良い動きを見せています。
行きっぷりも抜群で、直線は12.6秒の好時計をマーク。
いつも失速しているこの馬にとって、今回折り合いがついているのも好感が持てます。
フットワークも軽快で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:関屋記念(2着)

8/11 美坂良 一杯
51.5 37.6 25.1 12.7

今回の最終追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/8 美坂良 強め
53.3 38.4 25.4 12.9

今週は意欲的に追われましたが、全体時計はいつもと比べると平凡です。
ラストも12.9秒とイマイチで、失速ラップなのも気がかりです。
先週は良い動きを見せていましたが、仕上がりはマズマズ順調といったところでしょう。


グレナディアガーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、栗東CWで追われることが多いです。
併走馬には遅れをとることもありますが、しっかり結果は出ていますので、最終追い切りで先着していれば特に心配はいらないでしょう。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なり調教でも終い11秒台を出すことが多いです。
折り合いもスムーズで、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2歳時にはG1朝日杯FSを快勝しており、前走もG1NHKマイルカップで3着に好走しているので、マイル適性は問題ないです。
今走は初の古馬相手にはなりますが、G3なら能力は十分通用すると思います。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(3着)

4/29 栗芝不 馬なり
83.7 66.3 51.1 37.2 11.6 [4]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のロードシャムロックと併せて、内を0.3秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/2 栗CW良 馬なり
80.8 65.2 50.4 37.0 12.1 [8]

一杯に追われた古馬1勝のビクトリアバローズと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで併走馬を楽に圧倒しています。
自己ベストを大きく更新していますし、直線の伸びも優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(3着)

5/5 栗坂良 馬なり
54.9 39.3 25.3 12.2

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のロードシャムロックと併せて、0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/8 栗CW良 馬なり
55.2 40.5 12.3 [8]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めで短めに追われていますが、抜群の行きっぷりで終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


スマイルカナ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に乗り込まれています。
水曜日はウッドチップコースで調整されることが多く、併せ馬など実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
攻めの反応はいつも良好で、一週前追い切りや最終追い切りで4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

近走は不振が続きますが、昨年は重賞でも安定した成績を残していて、ターコイズSでは見事快勝しています。
落ち着きもありますし、ひとレースごとに状態は良化しています。
当レースは昨年2着した舞台ですし、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(15着)

5/5 美南W良 強め
65.0 49.4 36.7 11.9 [9]

一週前追い切りは柴田大知騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/1 美南W重 馬なり
67.3 51.6 36.6 11.5 [6]

今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷで終い11.5秒の好時計をマーク。
比較的時計は出るタイプの馬ではありますが、2週続けて終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
全体時計も優秀ですし、折り合いのついた調教で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(15着)

5/12 美坂良 馬なり
53.9 38.6 25.1 12.0

最終追い切りは柴田大知騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/8 美南W良 馬なり
68.5 52.5 37.6 11.3 [9]

最終追い切りは柴田大知騎手が騎乗しての調教です。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、直線は11.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
3週連続で終い11秒台の好時計を出しており、ひと追い毎に状態は良化しています。
しっかり加速ラップを刻んでいますし、仕上がりは良好です。


バスラットレオン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、最終追い切りでしっかり先着していれば心配はいらないです。
直線の伸びが優秀で、いつも12秒台前半の時計を出しています。

今走も加速ラップを刻んでいて、終い12秒台の時計が出るようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走のダービーでは15着に大敗しましたが、その他の重賞では安定した成績を残しておりますし、能力は十分ある馬です。
今走はしっかり休養を挟みましたし、入念に乗り込まれて万全に仕上がれば注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日本ダービー(15着)

5/21 栗坂不 馬なり
54.5 40.1 26.8 13.4

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/1 栗坂良 一杯
52.1 37.7 24.2 12.0

一杯に追われた古馬1勝のエルモドーロと併せて、0.6秒追走同入しました。
今週はビッシリ追われる内容で、ラストは12.0秒の力強い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
今週で2本のみの調教ですが、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日本ダービー(15着)

5/26 栗坂良 強め
52.0 37.8 24.4 12.0

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/8 栗坂良 一杯
50.2 36.7 24.0 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのミッキーブリランテと併せて、1.0秒追走して0.6秒先着しました。
先週に続いて今週もビッシリ追われると、絶好の動きで自己ベストを更新。
直線は若干失速しましたが、終い12.3秒なら優秀ですし、併走馬にも大きく突き放す動きを見せています。
乗り込みも十分で、態勢は整ったと見て良いでしょう。


マルターズディオサ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、強めに追われたとしても最終追い切りで直線の伸びを確かめる内容が多いです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、先着している時の方が好成績を残す傾向があります。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

直線はしっかり伸びるタイプの馬で、いつも加速ラップを刻んでいます。
折り合いもスムーズで、普段通りラスト12秒前半の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1では大敗が続きますが、それ以外では安定した成績を残しています。
今走は相手関係が楽になりますし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(9着)

5/5 美南W良 馬なり
66.1 50.8 37.8 12.3 [7]

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/1 美南W重 一杯
67.8 52.4 38.2 11.8 [7]

強めに追われた古馬3勝のアサマノイタズラと併せて、内を1.1秒追走して0.4秒遅れました。
今週はビッシリ追われて、終い11.8秒の好時計をマーク。
ただ、追われた反応は良好ですが、併走馬に遅れをとったのは気がかりです。
折り合いはついていますので、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(9着)

5/12 美南W良 馬なり
68.7 53.9 39.7 12.5 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京成杯オータムハンデキャップ

9/8 美南W良 馬なり
83.4 67.3 52.8 38.1 11.8 [7]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のアサマノイタズラと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.8秒の好時計をマーク。
今週は併走馬にもしっかり同入できていますし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。