日経賞2021 追い切り情報

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3月27日(土)中山芝2500m

オセアグレイト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

乗り込み量は毎回少なく、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで強めに追われる傾向があります。
最終追い切りでは併せ馬で気合付けする時は、格下の併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、攻めは動く馬ではありますが、未勝利戦の時のように強めに追われてラスト1Fの伸び脚がイマイチなら好走率は下がります。

併走馬にもしっかり先着して、加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
近走は大敗が続きますが、ダイヤモンドSやステイヤーズSで好走しているように長距離適性はある馬です。
ただ、2500mでは中々結果を残していないので、能力面でも劣りますし、過信しすぎるのは危険な一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(9着)

12/18 美南P良 馬なり
71.8 56.9 42.3 13.6 [7]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/17 美南W良 強め
79.8 64.3 50.5 37.3 11.9 [6]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のトウカイオルデンと併せて、外を追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、絶好の動きで6F80秒を切る猛時計を叩き出しています。
直線も11.9秒と鋭い伸び脚で、併走馬にもあっさり先着。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(9着)

12/23 美南W良 馬なり
67.2 53.3 39.9 12.9 [5]

最終追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経賞

3/24 美南W稍 馬なり
67.5 53.0 39.7 12.6 [7]

最終追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、余裕のある動きで直線は12.6秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いもついています。
乗り込みも十分で仕上がりは万全です。


カレンブーケドール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば問題はないでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、安定した成績を残している馬なので、今年も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(5着)

12/16 美坂良 馬なり
52.2 37.8 24.9 12.8

馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/17 美南W良 強め
65.5 51.1 36.8 11.8 [2]

馬なりに追われた3歳未勝利のアンドルディースと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
内を回ったとはいえ、全体時計もかなり優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(5着)

12/23 美坂良 馬なり
51.6 37.4 24.6 12.5

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:日経賞

3/24 美坂稍 馬なり
52.1 38.2 25.2 13.0

馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、0.5秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで併走馬を楽に圧倒。
直線は失速しましたが、全体時計は優秀です。
先週も良い動きを見せていましたし、仕上がりは良好とみて良いでしょう。


ステイフーリッシュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りはウッドチップコースで調教される傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多く、意欲的に追われることが多いです。
最終追い切りでは、終い重点に追われることがあるので、ラストの伸び脚は要チェックですよ。

強めに追われて終い12.5秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、大きく追走してのものであれば心配は要りません。
近走はG2でも安定感はありますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都記念(2着)

2/5 栗坂良 一杯
51.6 37.7 25.2 12.9

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/18 栗坂良 一杯
52.2 38.3 25.0 12.7

一週前追い切りは古川奈穂騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われて、全体時計52.2秒の好時計を叩き出しています。
直線は失速していますが、いつも通りの傾向なので特に心配はいらないです。
終い12.7秒の時計が出ていればこの馬なりに優秀ですし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都記念(2着)

2/10 栗坂良 強め
53.8 38.8 25.4 13.0

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経賞

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


ダンビュライト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りは一杯に調教をしています。
毎回併走馬には遅れを取っておりますが、結果は出ているのでそこまで心配はいらないでしょう。
近走は不振が続きますが、G2では実績を残しています。

年齢的にも衰えは感じますが、前走はG2京都記念で3着に好走。
キレる脚は使えてないですが、良い伸び脚で仕上がり万全ならまだ重賞でも通用すると思います。
ひと叩きして状態も良化してきますし、今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都記念(3着)

2/3 栗坂重 強め
52.1 38.2 25.0 12.6

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/18 栗坂良 一杯
51.3 37.6 24.5 12.5

一杯に追われた古馬オープンのモズスーパーフレアと併せて、0.3秒先行して0.6秒遅れました。
今週はビッシリ追われると、力強い動きで全体時計は51秒台の好時計を叩き出しています。
ただ、直線は失速していますし、併走馬に先行して遅れているのは気がかりです。
失速ラップなのはいつも通りの傾向ではありますが、仕上がりはまずまずといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都記念(3着)

2/10 栗坂良 馬なり
51.7 37.7 24.7 12.4

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒先行して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:日経賞

3/24 栗坂良 馬なり
51.8 37.9 24.6 12.5

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのインディチャンプと併せて、0.1秒先行同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、全体時計は51秒台の好時計を叩き出しています。
併走馬に追いつかれた形ではありますが、インディチャンプに馬なりで同入なら優秀です。
失速ラップも普段通りの傾向なので心配はいらないですし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


ワールドプレミア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース直前の水曜追いは基本的に強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックですよ。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

攻めの調教ではラストは遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題はないです。
長距離は得意な馬で、一昨年の有馬記念は3着に好走していますし、近走もG1で安定した成績を残しています。
今走は相手関係も楽になりますし、仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(5着)

12/17 栗CW良 馬なり
84.1 68.5 53.1 39.4 12.6 [6]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/18 栗CW良 一杯
82.6 66.6 51.6 37.9 12.4 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のルペルカーリアと併せて、外を0.5秒先行同入しました。
今週は意欲的に追われましたが、前走時以上に良い動きを見せています。
併走馬には追いつかれた形ではありますが、追われた反応は良好で直線も12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(5着)

12/23 栗CW良 強め
83.9 68.9 54.1 40.6 12.6 [6]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経賞

3/24 栗CW良 一杯
83.0 66.8 51.8 37.9 12.1 [6]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い12.1秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
4本連続で意欲的にやれているのも好感が持てますし、仕上がりは万全とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。