中山牝馬ステークス2021 追い切り情報

中山牝馬ステークス2021 追い切り情報

中山牝馬ステークス2021 追い切り情報


3月13日(土)中山芝1800m

アブレイズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、二週前追い切りと一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
最終追い切りは軽めの調整が多いので、一週前追い切りの動きには特に注目ですよ。
併せ馬で気合いづけをすることもありますが、併走馬にはしっかり先着できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
直線は伸びるタイプの馬で、加速ラップを刻んだ調整ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
大敗が続きましたが、前走の愛知杯では馬券に絡めなかったものの4着に好走しています。
状態は良化していますので、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(4着)

1/6 栗坂良 一杯
50.5 36.7 23.9 11.9

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/4 栗坂稍 一杯
51.1 37.0 24.2 12.0

一週前追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週はビッシリ追われると、力強い反応で4F51.1秒の好時計をマーク。
直線も12.0秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(4着)

1/11 栗坂良 一杯
52.0 38.0 24.5 11.8

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/10 栗坂良 馬なり
54.7 40.0 25.5 12.4

最終追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快な動きで終い12.4秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週は一杯に追われて絶好の動きを見せていましたし、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


サトノダムゼル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、水曜追いはウッドチップで追われることが多いです。
時計は出るタイプの馬ではないですが、毎回動きは軽快で直線で12秒台の時計が出ていれば順調と考えていいでしょう。
水曜日は併せ馬で気合付けをすることもありますが、併走馬には同入できています。

一週前追い切りでは失速することも多いですが、最終追い切りでは折り合いがついていれば特に心配はいらないです。
重賞では中々結果を残せていませんが、オープン戦では上位の成績も安定してきています。
今走も成長次第でどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(7着)

1/6 美南W良 馬なり
66.2 51.3 38.0 13.1 [4]

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/4 美南W稍 強め
66.2 51.2 37.7 12.3 [4]

馬なりに追われた古馬オープンのジナンボーと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われて、絶好の動きを見せています。
追われた反応は抜群で、加速すると直線は12.3秒の好時計をマーク。
珍しく一週前追い切りで折り合いがついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(7着)

1/13 美南W稍 馬なり
52.9 38.6 12.6 [3]

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/10 美南W良 馬なり
56.3 41.1 12.8 [3]

馬なりに追われた古馬オープンのリリーバレロと併せて、内を0.2秒追走同入しました。
今週はサッと流す内容でしたが、軽快な動きで直線は12.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、先週好時計を出していたので特に心配はいらないです。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


シャドウディーヴァ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
また、毎回折り合いはついており、失速ラップなら様子見と考えて良いでしょう。

2走前のエリザベス女王杯では8着だったものの、内容はそこまで悪くなかったです。
近走も勝ち切れてはいませんが、重賞でも安定した成績を残しています。
ひとレースごとにパワーアップしていますし、今走も仕上がり良好なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(3着)

1/27 美南W稍 強め
65.9 50.6 36.8 11.8 [4]

一杯に追われた古馬2勝のオメガエリタージュと併せて、内を0.2秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/3 美南W重 馬なり
67.0 52.3 38.5 13.2 [4]

一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。
強めに終われた古馬2勝のフルデプスリーダーと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好で併走馬にあっさり先着しています。
ただ、直線で失速しているのは気がかりで、仕上がりはまずまずといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(3着)

2/3 美坂良 馬なり
53.4 39.2 25.4 12.3

馬なりに追われた古馬2勝のココフィーユと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/10 美坂良 馬なり
53.0 39.1 25.3 12.2

強めに追われた古馬1勝のリアンフィーユと併せて、0.5秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
直線も加速すると12.2秒の鋭い伸び脚で、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。


ドナアトラエンテ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合い付けをしていて、同入する形が多いです。
レース直前では遅れることはないので、今走も遅れるようなら注意が必要です。

比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計を出すことも多いです。
直線は失速する傾向がありますが、全体時計が優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は徐々に力をつけて、前走でやっと3勝クラスを制しました。
今回は初重賞となりますが、牝馬限定なら昇級戦でも期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:初富士ステークス(1着)

1/14 美南W良 馬なり
65.9 52.3 39.0 13.5 [2]

馬なりに追われた3歳未勝利のフリーダムライターと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/3 美南W重 馬なり
64.5 50.1 36.5 12.6 [2]

強めに追われた古馬2勝のシンハリングと併せて、内を1.5秒追走同入しました。
いつも通り馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを大きく更新。
直線は失速していますが、普段の傾向なので特に心配はいらないです。
むしろ終い12.6秒の時計を出しているのはこの馬なりに好感が持てます。
引き続き軽快なフットワークで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:初富士ステークス(1着)

1/20 美南W良 馬なり
66.0 51.6 38.1 13.5 [2]

強めに追われた古馬1勝のダイワクンナナと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/10 美南W良 馬なり
66.5 51.8 37.7 12.5 [2]

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、引き続き絶好の動きを見せています。
抜群の行きっぷりで加速すると終い12.5秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、併走馬にあっさり追走同入できているのも好感が持てます。
先週は自己ベストを更新していましたし、仕上がりは万全と見て良いでしょう。


リアアメリア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われることが多く、基本的に馬なり中心に追われています。
ただ、最終追い切りは直線一杯に追われる傾向があり、直線は11秒台の好時計を叩き出すことも多いです。
全体時計は毎回優秀で、ラストはしっかり伸びる馬なので、今走も折り合いがついて直線で鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

特に、一週前追い切りと最終追い切りの反応は要チェックですよ。
G1では3歳時でも結果を残せていませんが、G3,G2では3歳戦とはいえ2戦とも快勝しています。
今走も牝馬戦にはなりますし、古馬相手とはいえG3なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エリザベス女王杯(7着)

11/5 栗CW良 馬なり
57.2 40.8 11.9 [9]

今回の一週前追い切り:中山牝馬ステークス

3/3 栗坂重 馬なり
56.1 40.4 26.0 12.8

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週は坂路で馬なりに追われる内容でしたが、軽快なフットワークで終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは良好です。
先週は栗東CWで6F82.6秒の好時計を馬なりで出していますし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エリザベス女王杯(7着)

11/11 栗CW良 馬なり
53.6 38.6 12.4 [5]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中山牝馬ステークス

3/10 栗CW良 強め
70.0 53.4 38.6 11.8 [7]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、追われた反応は抜群で終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。