京阪杯2021 追い切り情報

京阪杯2021 追い切り情報

京阪杯2021 追い切り情報


11月28日(日)阪神芝1200m

アウィルアウェイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で一杯に追われると、終い12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
ただ、最終追い切りで全体時計51秒台の好時計を出しているときは、成績が落ちるという傾向があるので、単純に時計だけで判断するのは危険です。

昨年のスプリンターズS以降は成績が不振で、CBC賞で3着した以外は全て10着以下に大敗しています。
G3ならまだ通用すると思いますが、当レースは過去4着と3着以内にも入れていない舞台ですし、今走も過信は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリンターズステークス(14着)

9/23 栗坂良 一杯
54.8 39.0 25.1 12.2

今回の一週前追い切り:京阪杯

11/17 栗坂良 馬なり
53.8 39.1 24.7 12.1

一週前追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は前走時以上の数字を馬なりで出していますし、前走と比べると状態は良化しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリンターズステークス(14着)

9/29 栗坂良 一杯
52.4 37.9 24.9 12.2

今回の最終追い切り:京阪杯

11/24 栗坂良 強め
54.1 39.1 25.2 12.5

最終追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは12.5秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


オールアットワンス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬には追走同入や先着が多いので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線は伸びるタイプの馬です。

馬なりでも直線で12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前走は初G3を見事快勝しています。
今走も休養明けにはなりますが、更に良化が見込める今走は軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ(1着)

7/15 美南W稍 馬なり
69.1 53.9 39.8 12.0 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のアポログランツと併せて、内を1.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:京阪杯

11/18 美南W良 強め
83.1 67.2 52.1 37.4 11.5 [6]

強めに追われた古馬3勝のデュアライズと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われる内容でしたが、力強い反応でラストは11.5秒の好時計をマーク。
併走馬も大きく追走したにも関わらず、あっさり先着しています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ(1着)

7/21 美南W良 馬なり
52.4 38.0 12.1 [7]

今回の最終追い切り:京阪杯

11/24 美南W稍 馬なり
54.2 38.5 11.9 [7]

先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
全体時計は平凡でしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
先週は実戦を意識した内容で、併走馬を楽に圧倒。
2週とも折り合いはついていますし、仕上がりは万全と見て良いでしょう。


シヴァージ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に速い時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
攻めは動くタイプの馬ではありますが、ラスト1Fで12秒台前半の時計を出していれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

芝に転向してからの成績は良好で、前走もG1スプリンターズSで3着に好走しています。
当レースも昨年5着した舞台ではありますが、今走は前走よりも相手関係は楽になります。
昨年と比べてパワーアップをしている印象ですし、今年は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スプリンターズステークス(3着)

9/23 栗CW良 一杯
80.6 64.5 50.7 38.3 12.1 [6]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京阪杯

11/17 栗CW良 馬なり
81.3 65.7 51.4 37.6 11.9 [6]

10月末から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで7本目の調教です。
馬なり中心の調教でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計は81秒台の好時計を叩き出しています。
直線も11.9秒の鋭い伸び脚で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スプリンターズステークス(3着)

9/29 栗坂良 強め
51.6 38.0 24.6 12.3

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京阪杯

11/24 栗坂良 馬なり
51.4 37.4 24.3 12.2

今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで4F51秒台の好時計をマーク。
いきっぷりも抜群で、直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、前走時に強めに追われて出した時計を上回る数字を叩き出しています。
最終追い切りで9本目と乗り込みも十分で、態勢は整ったとみて良いでしょう。


レイハリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には遅れをとっていないので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、最終追い切りではしっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。

最終追い切りの動きが直接反映されることも多いので、最終追い切りの動きは要チェックです。
折り合いがついていて、併走馬にも先着するようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
未勝利戦では中々勝ちきれませんでしたが、近走は状態も良好でひと追い毎に成長を感じます。
前走はG3キーンランドカップを制して現在4連勝中ですし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:キーンランドカップ(1着)

8/18 函館W不 強め
68.5 53.5 40.2 12.7 [6]

一週前追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のラブバルドーと併せて、外を0.6秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京阪杯

11/17 美坂良 強め
51.0 37.4 24.3 12.4

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のサツキマスと併せて、0.4秒追走して0.7秒先着しました。
今週は意欲的に追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線も若干失速したとはいえ、終い12.4秒の力強い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
今週で7本目の乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:キーンランドカップ(1着)

8/25 函館W不 馬なり
55.7 40.9 13.1 [7]

最終追い切りは亀田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のコトブキテティスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:京阪杯

11/24 美坂良 強め
53.7 39.2 25.0 12.0

今週も意欲的に追われると、ラストは12.0秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びはかなり優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
先週は自己ベストを更新していましたし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。