ジャパンカップ2021 追い切り情報

ジャパンカップ2021 追い切り情報

ジャパンカップ2021 追い切り情報

11月28日(日)東京芝2400m

オーソリティ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

追い切りは水曜日と日曜日に行われることが多く、基本的には併せ馬で調整されています。
レース直前は強めに追われており、2週前追い切りからの動きは注目ですよ。
特に、最終追い切りは終い重点に追われて、ラスト1Fの反応が良ければ本番も軽視禁物です。

また、併せ馬では過去レースでも遅れることはなく、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
近走はG1では大敗が続きますが、G2では安定した成績を残しています。
アルゼンチン共和国杯では2連覇を達成していますし、更に上積みが見込めるようなら今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(1着)

10/27 美南W稍 馬なり
70.0 54.0 39.0 11.5 [5]

馬なりに追われた古馬オープンのステルヴィオと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 美南W良 馬なり
99.7 83.5 68.8 53.9 39.6 12.5 [5]

今週は軽めの調教でしたが、前走時以上の動きで直線も12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
長めにやれているのも好感が持てますし、全体時計もこの馬なりに優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(1着)

11/3 美南W良 馬なり
85.5 69.2 53.6 38.5 11.6 [3]

馬なりに追われた古馬2勝のアヴェラーレと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/24 美南W稍 馬なり
84.6 67.8 52.4 38.1 11.6 [5]

馬なりに追われた2歳1勝のリアグラシアと併せて、外を0.2秒先行同入しました。
今週も軽めの調教でしたが、絶好の動きで直線は11.6秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も前走時以上に早い数字を出していますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


コントレイル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りは意欲的に行われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で実戦を意識した調教が多く、併走馬にはいつも先着しています。
遅れても結果は出ていますが、併走馬に遅れるようなら注意しておくのが良いでしょう。

比較的速い時計が出る傾向があり、直線も12秒台の時計が多いです。
直線は若干失速する傾向がありますが、全体時計も優秀で終い12秒台の時計が出るようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1でも安定した成績を残しており、過去10戦一度も3着以内を外していません。
今走が引退レースになりますので、仕上げにも一層力が入ると思いますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(2着)

10/20 栗CW良 馬なり
79.4 63.7 49.7 36.9 12.2 [6]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのホウオウアマゾンと併せて、内を0.6秒追走して1.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/17 栗CW良 馬なり
93.6 76.9 62.4 49.1 36.5 12.3 [5]

強めに追われた古馬2勝のゲンパチミーティアと併せて、内を追走してクビ差遅れました。
今週は軽めの調教でしたが、絶好の動きで6F時計は自己ベストを大きく更新。
併走馬には遅れましたが、直線も12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
失速ラップでもありますが、引き続きフットワークは軽快で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(2着)

10/27 栗坂良 馬なり
51.7 37.3 24.2 12.1

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/24 栗坂良 馬なり
51.0 36.9 23.9 12.0

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、抜群のいきっぷりで加速すると終い12.0秒の好時計をマーク。
直線は若干失速してはいますが、普段の傾向なので特に心配はいらないです。
先週は栗東CWで6F76.9秒の猛時計を叩き出していましたし、最終追い切りも全体時計は前走時以上の時計を出しています。
乗り込み量も申し分なく、このひと追いで仕上がったとみて良いでしょう。


サンレイポケット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、水曜追いは栗東CWで追われることが多いです。
基本的に水曜日は意欲的な調整が多く、力強い伸び脚を見せています。
あまり攻め動くタイプの馬ではないですが、毎回直線の伸びは良好です。

併走馬にも遅れる傾向がありますが、ラストがしっかり伸びていれば心配はいらないでしょう。
ひとレース毎に力をつけていて、前走も初G1で見事4着に好走しています。
2400mも3勝クラスとはいえ、実績がありますし、今走も更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(4着)

10/20 栗CW良 一杯
66.5 50.5 37.3 11.8 [4]

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗CW良  一杯
84.0 67.3 51.8 37.9 11.6 [9]

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のシバンと併せて、外を0.8秒先行して0.1秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.6秒の猛時計をマーク。
併走馬にも先行した形とはいえ、しっかり先着しているのは好感が持てます。
全体時計はこの馬なりに平凡ではありますが、折り合いはついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(4着)

10/27 栗坂良 一杯
55.2 40.0 25.3 12.2

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のクリノオウジャと併せて、0.6秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/24 栗坂良 一杯
53.9 39.1 25.1 12.2

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのパーティナシティと併せて、0.4秒追走同入しました。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、仕上がりは良好です。


シャフリヤール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心の調整ですが、最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬には同入、先着が多いです。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

全体時計は速い数字を出す馬ではありませんが、直線は12秒台の鋭い伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んで、直線で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今走は初の古馬相手にはなりますが、東京2400mはダービーで実績があります。
相手のレベルは上がりますが、斤量の恩恵はありますし、展開次第では今走も注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:神戸新聞杯(4着)

9/16 栗CW良 強め
85.5 68.4 53.5 38.6 11.2 [8]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のダノンドリーマーと併せて、内を0.5秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗CW良 強め
83.3 66.4 51.2 37.4 11.6 [7]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のトーセンスカイと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.6秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、併走馬を楽に圧倒しています。
一週前追い切りで8本目と乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:神戸新聞杯(4着)

9/22 栗坂良 馬なり
51.2 38.0 24.9 12.2

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のスカリーワグと併せて、0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/24 栗坂良 馬なり
53.8 39.0 25.1 12.2

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のトーセンスカイと併せて、0.3秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでもフットワークは軽快で、直線も12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


カレンブーケドール 追い切り評価:B+⇒出走回避

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬ですが、4F52秒台の時計が出ていて、折り合いもスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

普段の水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
前走は天皇賞秋で12着に大敗しましたが、それ以外の16戦は全て掲示板内と安定した成績を残しています。
当レースも過去2戦走って2着4着と大崩れはないですし、今年も仕上がりが万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(12着)

10/20 美坂稍 一杯
51.8 37.8 24.8 12.4

馬なりに追われた古馬オープンのボスジラと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/17 美坂良 強め
51.8 37.4 24.6 12.5

強めに追われた古馬3勝のダノングロワールと併せて、0.3秒追走同入しました。
今週はいつも通り意欲的に追われると、力強い反応で全体時計は51秒台の好時計をマーク。
直線は若干失速しましたが、終い12.5秒の時計なら優秀です。
2週連続で併走馬に追走同入できているのも好感が持てますし、仕上がりはマズマズ順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。