チャレンジカップ2021 追い切り情報

チャレンジカップ2021 追い切り情報

チャレンジカップ2021 追い切り情報

12月4日(土)阪神芝2000m

ジェラルディーナ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで馬なり中心に追われています。
全体時計は平凡ですが、直線の伸びが優秀で、馬なりでも終い11秒台の時計が多いです。
しっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも鋭い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走はひとレース毎にパワーアップしており、2戦連続で昇級戦を圧勝しています。
前走もG1エリザベス女王杯で5着に好走したイズジョーノキセキを1馬身以上も差をつけて快勝していますし、重賞でも楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:西宮ステークス(1着)

10/6 栗CW良 馬なり
67.8 52.4 38.4 12.0 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:チャレンジカップ

11/24 栗CW良 馬なり
83.9 67.6 52.2 38.2 11.8 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り今週は馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで加速すると直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計もこの馬なりに優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
前走時以上に良い動きを見せており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:西宮ステークス(1着)

10/14 栗CW良 馬なり
85.9 68.2 52.6 37.9 11.8 [5]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:チャレンジカップ

12/1 栗CW重 馬なり
71.9 55.9 40.4 12.2 [5]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調教でしたが、行きっぷりは抜群で、加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週も良い動きを見せていましたし、仕上がりは良好です。


ソーヴァリアント 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りでたまに意欲的に追われる傾向があります。
比較的攻めは動くタイプの馬で、美浦南Wでは6F80秒台の時計を出すことも多いです。
直線も11秒台の時計が多く、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをすることもあります。
いつも同入または先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
前走は2着に敗れましたが、3歳戦とはいえG2で2着なら優秀です。
今走も能力は十分通用すると思いますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントライト記念(2着)

9/9 美南W重 馬なり
80.4 65.5 50.9 36.9 11.7 [6]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のヴェイルネビュラと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:チャレンジカップ

11/25 美南W良 馬なり
80.1 65.6 51.0 36.4 11.5 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた2歳1勝のアンビションと併せて、外を1.1秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、絶好の動きで自己ベストを更新。
直線も11.5秒の鋭い伸び脚で、併走馬にもあっさり追走同入しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントライト記念(2着)

9/15 美南W稍 馬なり
69.1 52.1 37.2 11.6 [7]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のララサンスフルと併せて、内を0.2秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:チャレンジカップ

12/1 美南W重 馬なり
52.3 37.5 11.9 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のショウナンアオゾラと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週も軽めの調教でしたが、重馬場でも絶好の動きを見せています。
直線も先週に続いて11秒台の時計を出していますし、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


マイネルウィルトス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、一週前追い切りか最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
特に一週前追い切りで強めに追われることが多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。
そこまで時計が出るタイプの馬ではありませんが、直線は毎回12秒台の好時計を叩き出しています。

折り合いもついていて、しっかり直線で伸びていれば仕上がりは順調とみて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、重賞3戦目にしてG2アルゼンチン共和国杯で見事2着に好走しています。
今走は距離短縮にはなりますが、芝2000mは実績がありますし、引き続き好調なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(2着)

10/27 栗坂良 一杯
54.7 39.8 25.3 12.3

強めに追われた古馬1勝のテーオーソロスと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:チャレンジカップ

11/24 栗CW良 馬なり
79.8 63.6 49.8 36.8 12.1 [5]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のキーフラッシュと併せて、外を1.0秒追走して0.6秒先着しました。
今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒しており、前走時以上に良い動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(2着)

11/3 栗CW良 強め
81.6 65.1 50.0 36.8 12.0 [6]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のホウオウエクレールと併せて、内を0.8秒追走して0.7秒先着しました。

今回の最終追い切り:チャレンジカップ

12/1 栗CW重 馬なり
80.5 65.1 50.8 37.5 11.9 [7]

今週も馬なり調教でしたが、強めに追われた前走時よりも好時計を叩き出しています。
直線も11.9秒の鋭い伸び脚で、ひと追い毎に状態は良化しています。
先週も馬なりで6F80秒を切る猛時計を出していましたし、併走馬を楽に圧倒。
今週もしっかり加速ラップを刻んだ調教で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。