ステイヤーズステークス2021 追い切り情報

ステイヤーズステークス2021 追い切り情報

ステイヤーズステークス2021 追い切り情報

12月4日(土)中山芝3600m

オセアグレイト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りで強めに追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、いつも先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
また、比較的攻めは動くタイプの馬ですが、強めに追われてラスト1Fの伸び脚がイマイチなら好走率は下がるので、直線の動きはチェックしておきましょう。

近走は不振が続いており、前々走のG1天皇賞春では13着に大敗しています。
続く前走のG2京都大賞典も大崩れではなかったものの、6着に敗れていますし、重賞では中々結果を残せていないですね。
ただ、昨年も不振が続く中、当レースだけは好走できているので、相性は悪くないと思います。
今年も昨年のような走りを見せる可能性はありますので、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館記念(9着)

9/29 美南W良 強め
66.8 52.1 37.5 11.9 [7]

一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のサムライスピアーと併せて、外を1.1秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/24 美南W稍 馬なり
66.7 52.1 38.2 11.5 [3]

一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のプロースと併せて、内を1.3秒追走して0.2秒遅れました。
今週は軽めの調教でしたが、絶好の動きで終い11.5秒の猛時計を叩き出しています。
併走馬には遅れをとりましたが、かなり追走してのものなので特に心配はいらないです。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館記念(9着)

10/6 美坂良 馬なり
54.1 39.1 25.5 12.5

最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬1勝のグレイトミッションと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/1 美南W重 馬なり
67.3 52.3 37.7 11.6 [6]

最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
今週も馬なり調教でしたが、抜群のいきっぷりで直線は2週続けて11秒台の好時計をマーク。
馬場状態を考えると全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは良好です。


カウディーリョ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていますが、一週前と最終追い切りは直線強めに追われることが多いです。
馬なりでも直線の伸びは鋭く、ラストは12秒前半の時計を出しています。
今走も折り合いがついていて、直線もしっかり伸びていれば仕上がりは良好と見ていいでしょう。

重賞では一度も好走できていませんが、近走はひとレース毎に力をつけています。
前走の丹頂ステークスでも見事快勝していますし、2戦連続芝2600mの長距離で連対できているのも好感が持てます。
今走は重賞レースになりますが、着実にパワーアップはしていますし、万全に仕上がれば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:丹頂ステークス(1着)

8/25 函館W不 馬なり
69.0 54.1 39.5 13.1 [5]

一杯に追われた古馬2勝のノックオンウッドと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/25 美南W良 一杯
83.7 67.4 52.4 37.9 11.7 [8]

馬なりに追われた古馬オープンのカフェファラオと併せて、外を0.8秒先行して0.2秒遅れました。
今週は一杯に追われると、力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
併走馬に遅れをとりましたが、相手は格上ですし、動き自体は悪くないです。
全体時計もこの馬なりには平凡でしたが、折り合いはついていますし、仕上がりはマズマズ順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:丹頂ステークス(1着)

9/2 札幌ダ良 馬なり
53.9 38.9 12.9 [5]

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/1 美南W重 馬なり
85.5 68.7 52.8 38.4 11.9 [4]

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
引き続き力強いフットワークで、加速するとラストは11.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、2週連続で終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、このひと追いで仕上がったとみて良いでしょう。


ボスジラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
馬なり中心に追われることが多いですが、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
直線は失速する傾向がありますが、攻め動くタイプの馬で、4F52秒前半の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

併走馬にはいつも同入や先着が多いので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
重賞では過去5戦走って未だ掲示板内すら残れていないですが、オープン戦では好成績を残しています。
昨年と比べても着順は落ちていますし、今走も仕上がり次第では様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(15着)

10/27 美坂良 馬なり
52.3 38.4 25.6 12.7

馬なりに追われた古馬オープンのカレンブーケドールと併せて、0.3秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:ステイヤーズステークス

11/24 美南W稍 強め
66.1 51.4 37.2 11.7 [6]

馬なりに追われた2歳1勝のレッドランメルトと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
全体時計も自己ベストに近い数字で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついてますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(15着)

11/3 美坂良 強め
52.5 37.5 24.3 12.4

一杯に追われた古馬2勝のサトノワールドと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ステイヤーズステークス

12/1 美南W重 馬なり
65.0 50.7 36.6 11.7 [3]

馬なりに追われた2歳1勝のレッドランメルトと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
今週は馬なり調教でしたが、絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。