セントウルステークス2020 追い切り情報

セントウルステークス2020 追い切り情報

セントウルステークス2020 追い切り情報


9月13日(日)中京芝1200m

クライムメジャー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われています。
一週前追い切りと最終追い切りは意欲的な調整が多く、直線は12秒台前半の時計を出すことが多いです。
坂路ではそこまで早い時計は出ていませんが、いつも折り合いはついています。

強めに追われる一週前と最終追い切りで、加速ラップを刻んで直線もしっかり伸びているようなら軽視は禁物です。
前走はハンデの恩恵もありましたが、G3で4着に好走しています。
直線の伸びも良かったですし、G2でどこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(4着)

8/12 栗坂良 一杯
53.5 39.1 25.3 12.3

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/6 栗坂良 馬なり
59.4 43.2 28.1 14.0

水曜日には一週前追い切りは行わず、日曜日に一本目の調整です。
今週は軽く流す程度でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
最終追い切りでも好調キープなら注意したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(4着)

8/19 栗坂良 一杯
54.2 39.2 25.4 12.3

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗坂良 一杯
54.1 39.2 25.0 12.2

今週は意欲的に追われて、力強い反応を見せています。
前走時の疲れは特に感じないですね。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。
ただ、大きな良化は見られず、軸で狙うには注意したいですね。


シヴァージ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
特に速い時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
攻めは動くタイプの馬ではありますが、ラスト1Fで12秒台前半の時計を出していれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

昨年の阪神カップから芝に転向して、芝コースは今回6戦目。
高松宮記念ではG1でもメンバー最速の上がりで、5着に好走しています。
前走は5着に敗れましたが、展開が向かなかったですね。
G1でも能力は十分通用していたので、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(5着)

6/3 栗CW良 馬なり
81.7 66.4 51.6 37.9 12.4 [6]

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/2 栗CW良 一杯
84.2 67.7 52.4 38.3 12.0 [6]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のスナークダヴィンチと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
普段通り今週は実戦を意識した調整で、追われると終い12秒の力強い伸び脚を見せています。
いつもと比べると全体時計は掛かりましたが、反応は良好で併走馬にも楽に先着。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(5着)

6/18 函館W稍 強め
67.5 52.3 38.5 12.6 [6]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗坂良 強め
53.5 38.9 24.8 12.2

今週は終い重点に追われ、直線は12.2秒の好時計をマーク。
追われた反応も良好で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
全体時計は平凡でしたが、乗り込みも十分で態勢は整ったとみていいでしょう。


ダノンスマッシュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路コースで馬なり中心に調教されており、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで一杯に追われる傾向があります。
また、水曜追いは基本的に騎手騎乗のもと調教が施されていて、比較的攻め動くタイプの馬なので毎回好時計を叩き出しています。
中でも一週前追い切りで好時計を出しているレースでは、成績も良好なので、実戦を意識した一週前追い切りの動きは要チェックですね。

また、軽めに流す最終追い切りでも折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
休み明けの動きも良好で、近走も進路を確保すると鋭い伸び脚で差し切り勝ちを見せています。
前走はG1安田記念で8着に敗れましたが、相手関係も楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(8着)

5/28 栗坂良 馬なり
53.9 39.4 25.3 12.3

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/3 栗坂良 一杯
51.1 36.9 24.4 12.5

馬なりに追われた古馬1勝のダノンアレーと併せて、0.5秒追走同入しました。
今週はビッシリ追われると、全体時計51.1秒の好時計をマーク。
直線は失速したものの、追われた反応は良好です。
先週も4F51秒台の好時計を出していますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(8着)

6/3 栗坂良 馬なり
52.5 38.6 25.1 12.5

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗坂良 馬なり
52.1 37.8 24.6 12.2

先週ビッシリ追われた分、今週は軽く流す程度。
それでも行きっぷりは良好で、先週と遜色ない動きを見せています。
加速していくと直線も12.2秒の鋭い伸び脚で、折り合いもスムーズです。
今週で9本目と乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


ビアンフェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
最終追い切りは時計を出す調教はしていませんが、しっかり加速ラップを刻んでいるかは、チェックしておくと良いでしょう。
また、実戦を意識した調整が施されるのは一週前追い切りが多く、栗東坂路で4F52秒前後の時計なら好調と考えて良いでしょう。

年初は2戦とも敗れましたが、朝日杯FSは距離も敗因の一つですし、前走のファルコンSは道悪が大きく影響したもの。
1200mに距離短縮で望んだ葵ステークスは見事勝利を収めています。
休養明けで前走よりも相手のレベルは上がりますが、今走も仕上がり良好なら注意したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:葵ステークス(1着)

5/21 栗坂良 強め
53.2 38.1 24.8 12.5

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/3 栗坂良 馬なり
52.4 36.8 24.3 12.5

普段は意欲的に追われる事が多いですが、今走は馬なりに追われています。
それでもフットワークは軽快で、全体時計も前走時以上に速い時計をマーク。
直線は失速していますが、失速ラップはいつもなので特に心配はいらないですね。
終い12.5秒の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:葵ステークス(1着)

5/27 栗坂良 強め
51.1 37.3 24.3 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗坂良 強め
51.8 37.4 24.4 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われ、直線は12.3秒の好時計をマーク。
先週より状態は良化していて、全体時計も51秒台なら優秀です。
前走のように自己ベストとまではいきませんでしたが、馬体も充実すれば楽しみですね。


ミスターメロディ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、最終追い切りは終い重点に追われることが多いです。
攻め駆けするタイプの馬で、時計はCW、坂路コースで4F51秒台が出ていれば問題はないでしょう。
また、久々の出走よりも叩き良化型の馬なので、間隔が空いている時は注意が必要ですが、一度使って状態が上向いていれば、阪神カップのように好走が期待できます。

このレースは昨年8着の舞台ですし、今走も間隔が相手のレースとなります。
仕上がり具合によっては、過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(11着)

5/27 栗CW良 馬なり
50.7 36.5 11.9 [5]

一週前追い切りでは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/2 栗CW良 一杯
51.1 37.8 12.5 [5]

今週は一杯に追われると、力強い反応で4F51.1秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、51秒台が出ていれば順調です。
追われた反応も良好で、ラストは12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(11着)

6/3 栗CW良 馬なり
52.1 35.7 11.8 [5]

最終追い切りでは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗芝稍 馬なり
63.7 47.8 34.0 11.0 [2]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週は馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりでラストは11秒の猛時計をマーク。
全体時計もかなり優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
先週も意欲的に追われて好時計を出していますし、仕上がりは良好です。


ラブカンプー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは併せ馬で強めに追われる傾向があります。
実戦タイプの馬なので、追い切りでは時計を出さないのが特徴です。
併せ馬でも遅れをとっておりますが、調教の時計はあまり気にしなくても大丈夫です。

強めに追われた日にしっかり動けているかを確認するのが良いでしょう。
CBC賞ではついに復調したのかと思われましたが、続く2戦は大敗しています。
今走は相手のレベルも上がりますし、よほど良化がなければ様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(16着)

8/12 栗坂良 一杯
53.9 39.2 25.2 12.7

一杯に追われた古馬オープンのダイメイプリンセスと併せて、0.4秒先行して0.5秒遅れました。

今回の一週前追い切り:セントウルステークス

9/1 栗坂良 馬なり
59.0 44.1 29.6 14.6

今走はまだ15-15で調整された一本のみ。
前走時の疲れはなさそうですが、現時点では様子見したい一頭です。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(16着)

8/19 栗坂良 強め
54.2 39.2 24.9 12.4

強めに追われた新馬のクリノソワカと併せて、0.4秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:セントウルステークス

9/9 栗坂良 強め
54.1 39.0 25.1 12.6

一杯に追われた2歳未勝利のタイセイロワイヤルと併せて、0.8秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは若干失速しています。
攻め動くタイプの馬ではないですが、時計も平凡ですし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。