紫苑ステークス2020 追い切り情報

紫苑ステークス2020 追い切り情報

紫苑ステークス2020 追い切り情報


9月12日(土)中山芝2000m

ウインマイティー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていますが、近走は一週前追い切りは栗東CWで追われています。
水曜追いは併せ馬が多く、併走馬には先着しているので、遅れを取るようなら注意が必要です。
特に一週前追い切りは実戦を意識した調整が行われるので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

ひとレース毎に力をつけていて、前走はG1オークスで3着に好走しています。
今走も休養を挟んで、上積みが見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(3着)

5/13 栗CW良 一杯
78.5 63.5 50.2 37.4 12.2 [8]

一杯に追われた古馬2勝のテイエムチューハイと併せて、外を1.2秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/3 栗CW良 一杯
80.3 65.0 51.1 38.6 12.0 [8]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた障害オープンのタガノエスプレッソと併せて、外を1.3秒追走して0.8秒先着しましいた。
今週は意欲的に追われると、力強いフットワークで前走に劣らず好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は12秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(3着)

5/20 栗坂良 馬なり
53.7 39.4 25.3 12.6

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のブルベアカロリーと併せて、0.8秒追走してクビ差先着しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/9 栗CW良 馬なり
83.5 67.0 52.6 39.4 12.6 [9]

先週に意欲的に追われ、今週は普段通り軽く流した程度。
長めに追われましたが、軽快なフットワークで楽に好時計を叩き出しています。
直線も12.6秒の鋭い伸び脚で、行きっぷりも良好です。
引き続き折り合いもついており、仕上がりは順調と考えていいでしょう。


シーズンズギフト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、水曜追いは基本的に併せ馬で行われています。
併走馬には遅れをとらず、追走同入をしていることが多いです。
重賞でも安定した成績を残しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですね。

時計はそこそこ出る馬で、攻めの調整で4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。
いつもは折り合いもついており、加速ラップを刻んでいるかどうかも要チェックですよ。
かかり気味の傾向はありますが、休養して解消されていれば今走も楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー(2着)

4/3 美坂稍 馬なり
53.7 39.7 26.1 12.5

一週前追い切りは小野寺騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/2 美南W稍 馬なり
67.6 51.7 37.9 12.9 [5]

馬なりに追われた新馬のブラウシュヴァルツと併せて、内を1.7秒追走同入しました。
普段通り今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは良好で全体時計は優秀です。
直線は失速したものの、12秒台なら好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー(2着)

4/8 美坂良 馬なり
53.9 39.8 26.2 12.8

最終追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/9 美南W良 馬なり
65.4 50.8 38.2 12.2 [5]

強めに追われた新馬のブラウシュヴァルツと併せて、内を1.6秒追走同入しました。
先週と同じ併走馬でしたが、今週は強めに追われたにも関わらず1.6秒差を詰めています。
全体時計もかなり優秀で、直線も先週とは違い12.2秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、態勢は整ったとみていいでしょう。


スカイグルーヴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本的に馬なり調教が中心で、水曜追いは美浦W、日曜追いは美浦坂路で追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、馬なりでも終い11秒台の好時計をマーク。
折り合いはついていますし、併走馬にも遅れをとっていません。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線の伸びと折り合い面は要チェックですよ。
前走は仕上がり良好でしたが、坂を上ってから疲れてしまい5着まででしたね。
もう少しスタミナがつけばといったところですが、休養を挟んでどこまで改善されたかは注目です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フローラステークス(5着)

4/15 美南W稍 馬なり
98.6 82.8 67.7 53.1 39.0 12.4 [2]

馬なりに追われた3歳オープンのオーソリティと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/2 美南W稍 馬なり
67.6 52.4 38.5 12.3 [5]

馬なりに追われた2歳未勝利のレガトゥスと併せて、外を0.4秒先行して0.2秒遅れました。
今週は馬なり調整でしたが、軽快な動きで終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですが、格下の併走馬に遅れたのは気がかりですね。
最終追い切りの動きに期待したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フローラステークス(5着)

4/22 美南W良 馬なり
69.6 54.2 39.9 12.4 [4]

馬なりに追われた古馬2勝のユナカイトと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/9 美南W良 馬なり
65.0 50.0 37.1 12.4 [2]

馬なりに追われた古馬3勝のバールドバイと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
今週は内を回ったとはいえ、抜群の行きっぷりで自己ベストを大きく更新しています。
先週は格下に遅れを取りましたが、今週は古馬3勝を楽に圧倒!
折り合いもスムーズで、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。


ホウオウピースフル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われています。
時計はそこまで速くなく、ウッドチップコースで4F53秒台ならこの馬なりに順調と見て良いでしょう。
レース直前は併せ馬で気合付けをすることが多いので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。

最終追い切りでは、併走馬にしっかり先着をしているので、今走も遅れていなければ心配はいらないでしょう。
加速ラップを刻んだ調教で、軽快に動いていれば仕上がりは順調です。
半兄にブラストワンピースがいますが、前走の内容を見る限りだと長距離は難しそうですね。
距離短縮した今走は改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(8着)

5/14 美南W良 馬なり
82.7 67.0 52.1 38.4 13.1 [8]

馬なりに追われた古馬オープンのザダルと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/3 美南W稍 馬なり
67.0 52.7 38.9 13.0 [7]

強めに追われた古馬3勝のハルサカエと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今走も馬なりに追われましたが、直線の動きはマズマズですね。
併走馬に同入しているのは好感が持てますが、前走時と同様にラストは失速しています。
ただ、乗り込みは十分なので、最終追い切りの動きに注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(8着)

5/20 美南W重 馬なり
70.6 54.1 39.3 12.3 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのザダルと併せて、外を0.6秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/9 美南W良 馬なり
66.7 51.6 38.2 12.7 [6]

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のハルサカエと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
ひと追い毎に状態は良化していて、騎手騎乗とはいえ先週以上に良い動きを見せています。
直線の伸びも良好ですし、併走馬にもしっかり追走同入できています。
今週はしっかり折り合いもついて、仕上がりは良好です。


マジックキャッスル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップコースで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。

近走は勝ちきれないレースが続きますが、前走はG1オークスで掲示板内を確保。
ひとレースごとに力をつけており、間隔を空けて入念に乗り込まれた今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オークス(5着)

5/13 美南W良 馬なり
キリ 12.0

馬なりに追われた3歳1勝のオムニプレゼンスと併せて、内を0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:紫苑ステークス

9/3 美坂良 馬なり
52.2 37.8 24.6 12.4

一杯に追われた古馬1勝のサトノワールドと併せて、1.0秒先行同入しました。
今週は坂路での調整でしたが、動きは軽快で全体時計は自己ベストを更新しています。
直線は若干失速しましたが、12.4秒なら優秀です。
先週は更に速い時計を出していましたし、久々でも動きは良好です。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オークス(5着)

5/20 美坂重 馬なり
52.3 38.0 25.1 12.5

強めに追われた3歳未勝利のショウナンハリマオと併せて、0.8秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:紫苑ステークス

9/9 美坂良 馬なり
51.3 37.6 24.8 12.5

先週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで自己ベストを1秒も更新しています。
直線は若干失速したものの、12.5秒の伸び脚なら心配はいらないです。
乗り込み量も十分で、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。


レッドルレーヴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で調整されており、遅れることもありますが最終追い切りで同入できていれば心配はいらないでしょう。
時計を出す馬ではありませんが、直線で12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調とみて良さそうです。

キャリアだ浅いですが、フラワーカップでは0.1秒差の2着。
最後まで良い脚を使っており、粘り強さがあります。
前走は7着に敗れましたが、祖母にエアグルーヴを持つ良血馬で、仕上がり万全なら今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フローラステークス(7着)

4/15 美坂稍 馬なり
56.2 41.0 26.6 12.7

馬なりに追われた3歳1勝のスパングルドスターと併せて、0.4秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:フローラステークス

9/2 美南W稍 馬なり
70.5 54.9 39.4 12.9 [5]

一週前追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のウェストブルックと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は馬なり調整でしたが、騎手騎乗と併せ馬で気合付けをしています。
時計は平凡でしたが、行きっぷりは良好で直線も12秒台の時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調そうです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フローラステークス(7着)

4/22 美坂稍 馬なり
54.3 39.8 25.8 12.6

馬なりに追われた3歳未勝利のセルフィーと併せて、0.6秒追走同入しました。
最終追い切りは上野翔騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:フローラステークス

9/9 美南W良 馬なり
67.4 52.7 38.9 12.2 [6]

最終追い切りは木幡育也騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのスイープセレリタスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度のでしたが、抜群の手応えでオープン馬を圧倒!
騎手騎乗ではありましたが、直線の伸びも鋭く、自己ベストを大きく更新しています。
今週で13本目の調整と乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。