安田記念2021 追い切り情報

安田記念2021 追い切り情報

安田記念2021 追い切り情報


6月6日(日)東京芝1600m

インディチャンプ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで4F51秒台の好時計を叩き出していれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

近走は状態も良化しており、重賞でも安定して結果を残しています。
安田記念も昨年3着した得意舞台ですし、マイル適性も問題ないです。
今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(3着)

3/18 栗坂良 一杯
51.1 37.4 24.4 12.4

馬なりに追われた古馬オープンのアードラーと併せて、0.1秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/26 栗坂良 一杯
51.6 37.9 24.5 12.4

馬なりに追われた3歳オープンのインフィナイトと併せて、0.3秒追走して0.4秒先着しました。
今週は意欲的追われて、全体時計は51秒台の好時計をマーク。
直線は若干失速しましたが、いつも通りの傾向なので特に心配はいらないです。
併走馬にもしっかり先着できていますし、終い12.4秒なら優秀です。
今週で5本目と乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(3着)

3/24 栗坂良 一杯
51.7 37.9 24.6 12.6

馬なりに追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.1秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:安田記念

6/2 栗坂良 強め
51.8 37.3 24.1 12.3

一杯に追われた古馬3勝のイメルと併せて、0.3秒追走して0.3秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、引き続き51秒台の好時計をマーク。
追われた反応は良好で、直線は12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
いつも通り失速ラップでしたが、抑えてこの時計なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


グランアレグリア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため、馬なり中心の調教スタイルです。
水曜追いは美浦南Wで長めに追われていて、併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないです。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、毎回直線の伸びは優秀で、終い12秒台の好時計を出していれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
マイル戦はかなり得意な馬で、過去8戦走って6勝しています。
前走も同じ舞台で2着に4馬身差をつける圧勝で、今走も引き続き好調なら注目の一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/5 美南W良 馬なり
81.8 66.1 51.7 38.4 12.8 [8]

一週前追い切り杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のシハーブと併せて、内を追走同入しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/26 美坂良 馬なり
60.4 44.7 29.5 14.9

今週はサッと流す程度の調教です。
15-15でやれていて、引き続き軽快な動きを見せています。
今週で一本目の調教ですが、引き続き好調とみて良いでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(1着)

5/12 美南W良 馬なり
82.5 66.7 51.8 38.0 12.5 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた障害未勝利のレッドサイオンと併せて、内を追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:安田記念

6/2 美坂良 馬なり
53.6 38.6 24.9 12.5

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、いつもと比べると全体時計は平凡です。
ただ、直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せていますし、時計自体は先週よりも良化しています。
フットワークも軽快で、引き続き好調とみて良いでしょう。


ケイデンスコール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、一週前追い切りと最終追い切りに併せ馬で実戦を意識した調教をしています。
併走馬には遅れることもありますが、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ているので問題はないでしょう。

攻めの調教では抜群の反応を見せており、ラスト12.0秒近い時計を出すことが多いです。
一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、特にチェックしておきましょう。
近走はチークピーシズ着用で、重賞レースでも安定してきています。
マイル戦も問題ないですし、今走も相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイラーズカップ(1着)

4/14 栗坂稍 一杯
53.6 38.5 24.5 12.0

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/26 栗坂良 馬なり
55.6 39.7 24.9 11.7

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い11.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
フットワークは軽快で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイラーズカップ(1着)

4/22 栗坂良 強め
54.6 38.7 24.6 11.9

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:安田記念

6/2 栗坂良 強め
54.7 38.9 24.4 11.6

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.6秒の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀で、2週連続で終い11秒台の時計を出しているのは好感が持てます。
折り合いもついており、仕上がりは万全です。


サリオス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜・木曜追いは基本的に併せ馬で気合付けをしています。
併走馬にはいつもは同入または先着しているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で調整されており、ここの動きが本番でも反映されています。

特に好時計を出す一週前追い切りの動きには注目です。
毎回文句なしのデキで、3走前の毎日王冠では初古馬相手に3馬身差をつける圧勝を決めています。
近走はG1レースで5着が続きますが、掲示板は確保できていますし、ひとレース毎に力をつけています。
距離短縮はプラス材料で、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(5着)

3/25 美南W良 強め
65.2 50.7 37.6 12.0 [6]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のカフェクラウンと併せて、内を1.2秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/27 美南W良 強め
67.3 51.6 38.2 12.0 [7]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のノックオンウッドと併せて、内を0.2秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.0秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していて、全体時計もこの馬なりに優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(5着)

4/1 美南W良 馬なり
84.4 68.6 52.5 38.5 12.3 [5]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のカフェクラウンと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:安田記念

6/2 美南W良 馬なり
70.6 55.2 40.1 12.8 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のノックオンウッドと併せて、内うぃ0.4秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は終い重点に追われて好時計を出していますし、このひと追いで仕上がったとみて良いでしょう。


シュネルマイスター 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われています。
水曜追いは美浦南Wで追われ、併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前ではしっかり同入・先着出来ているので、一週前追い切りか最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないです。

また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、好時計を出すようなら要チェックですよ。
直線はそこまで目立った時計は出ませんが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走はG1NHKマイルカップで見事快勝し、ひとレース毎に力をつけています。
今走は相手のレベルが上がりますが、3歳で斤量は軽くなりますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(1着)

4/28 美南W良 一杯
63.5 50.3 37.1 12.6 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のムスコローソと併せて、内を1.6秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:安田記念

5/28 美南W重 キリ不明
キリのため不明

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
古馬3勝のムスコローソと併せて、内を同入しました。
今週はキリのため時計は不明ですが、一週前追い切りで一本目の調教です。
いつも通りなら今週は意欲的に追われているので、最終追い切りで鋭い伸びを見せるようなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(1着)

5/5 美南W良 馬なり
66.5 51.7 38.1 12.1 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のロークアルルージュと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:安田記念

6/2 美南W良 馬なり
68.1 52.9 38.6 12.6 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのセダブリランテスと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、行きっぷりは抜群で加速すると直線は12.6秒の好時計をマーク。
全達時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。