ヴィクトリアマイル2021 追い切り情報

ヴィクトリアマイル2021 追い切り情報

ヴィクトリアマイル2021 追い切り情報


5月16日(日)東京芝1600m

グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
併せ馬ではラストにしっかり伸びる馬で、終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬に遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないです。

攻め動くタイプの馬ではありませんが、毎回直線は鋭い伸びを見せています。
追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目ですよ。
G1レースでも安定した成績を残しており、得意のマイルなら今走も楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪杯(4着)

3/24 美南W稍 馬なり
83.8 67.2 52.3 38.6 13.5 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル

5/5 美南W良 馬なり
81.8 66.1 51.7 38.4 12.8 [8]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のシハーブと併せて、内を追走同入しました。
いつも通り馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪杯(4着)

3/31 美南W良 馬なり
81.1 66.8 52.6 39.1 12.8 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のルヴォルグと併せて、内を2.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ヴィクトリアマイル

5/12 美南W良 馬なり
82.5 66.7 51.8 38.0 12.5 [7]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた障害未勝利のレッドサイオンと併せて、内を追走して0.1秒先着しました。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、軽快な動きで直線は12.5秒の好時計をマーク。
全体時計も水準以上ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込みも十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


デゼル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、一週前追い切りに実戦を意識した調整が多いです。
最終追い切りは直線の伸びを確かめる内容が多く、レース直前の動きはチェックしておくのが良いでしょう。
比較的攻めは動くタイプの馬ではありますが、好時計を出す時は好走率も高いので、今走も速い時計を出すようなら注意が必要ですよ。

水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、遅れてもしっかり結果は出ています。
折り合いがついていれば、特に心配はいらないでしょう。
相手のレベルは上がりますが、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス(1着)

4/1 栗CW良 強め
81.5 66.5 51.6 37.4 11.7 [5]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル

5/5 栗CW良 強め
96.0 80.0 65.2 51.4 37.6 11.8 [6]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のムーンビードと併せて、内を1.8秒追走して0.3秒先着しました。
攻め動くタイプの馬ではありますが、意欲的に追われると絶好の動きで6F80秒の猛時計をマーク。
直線も11.8秒の鋭い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神牝馬ステークス(1着)

4/7 栗坂良 馬なり
54.5 39.9 26.1 13.1

今回の最終追い切り:ヴィクトリアマイル

5/12 栗坂良 馬なり
55.0 40.4 26.6 13.2

一週前追い切りで意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
時計は平凡でしたが、いつも通りの調教過程ですし、引き続き軽快なフットワークを見せています。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


テルツェット 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ!
併走馬にはいつも同入できていますし、今走も遅れるようなら注意が必要です。

攻めは動くタイプの馬ではありませんが、しっかり加速ラップを刻んでいれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前走は初重賞で見事快勝しています。
今走は相手のレベルが上がりますが、叩いた上積みもありますし、G1の舞台でどこまで通用するか楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー(1着)

3/24 美南W稍 馬なり
69.8 53.8 39.8 12.9 [8]

強めに追われた3歳未勝利のクアドリフォリオと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル

5/5 美南W良 馬なり
67.6 52.7 39.1 12.4 [8]

一杯に追われた古馬3勝のハウエバーと併せて、内を1.2秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで終い12.4秒の好時計をマーク。
時計は出る馬ではありませんが、直線の伸びも良好ですし、外コースを回ってこの時計なら優秀です。
折り合いもスムーズで、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダービー卿チャレンジトロフィー(1着)

3/31 美南P良 馬なり
71.0 54.7 40.1 12.4 [6]

馬なりに追われた障害未勝利のケイアイネイビーと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:ヴィクトリアマイル

5/12 美南W良 馬なり
68.1 53.2 39.2 12.5 [8]

馬なりに追われた古馬3勝のハウエバーと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、先週と同様に抜群の行きっぷりで加速すると終い12.5秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、時計を出す馬ではないので特に心配はいらないです。
折り合いはついていますし、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


マジックキャッスル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップコースで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。

近走は成績も安定してきて、重賞レースでも好走が続いています。
古馬になっても能力は十分通用していますし、前走も阪神牝馬Sもクビ差の2着です。
マイル戦も問題はなく、ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス(2着)

3/31 美南W良 馬なり
66.1 51.3 36.9 12.3 [1]

一週前追い切りは大野騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のダノングロワールと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル

5/5 美南W良 強め
66.4 50.7 37.3 11.9 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のシンハリングと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
いつも通りプール調教を併用しながら入念に乗り込まれ、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神牝馬ステークス(2着)

4/7 美南W良 馬なり
67.7 52.9 39.3 13.4 [3]

今回の最終追い切り:ヴィクトリアマイル

5/12 美南W良 馬なり
67.1 51.9 37.9 12.2 [4]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のグラヴィルと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でしたが、引き続き直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。


レシステンシア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で強めの調教が施されており、鋭い反応を見せていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
レース直前の一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。

3走前のG1マイルCSでは初の古馬相手でもありましたし、休養明けということもあって8着に敗れましたが、続く前走のG3阪急杯では2着に2馬身差をつける圧勝を決めています。
前走のG1高松宮記念でも重馬場で2着に好走していますし、ポテンシャルはかなり高い馬です。
マイル戦は実績があるので適性も問題ないですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(2着)

3/17 栗坂良 強め
50.3 36.6 23.4 11.7

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル

5/5 栗坂良 馬なり
54.4 39.5 25.3 12.0

今週は馬なり調教でしたが、軽快な動きで直線は12.0秒の好時計をマーク。
折り合い重点に追われて、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
ただ、攻め動くタイプの馬なので、前走時と比べるとまだ物足りなさが残ります。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(2着)

3/24 栗坂良 馬なり
53.8 38.8 24.7 11.9

今回の最終追い切り:ヴィクトリアマイル

5/12 栗坂良 馬なり
52.9 38.1 24.4 11.7

今週も馬なり調教でしたが、力強いフットワークで加速すると終い11.7秒の好時計をマーク。
ひと追い毎に状態は良化しており、前走時以上に良い動きを見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。