京王杯スプリングカップ2021 追い切り情報

京王杯スプリングカップ2021 追い切り情報

京王杯スプリングカップ2021 追い切り情報


5月15日(土)東京芝1400m

タイセイビジョン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路、栗東CWを中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
比較的攻めは動くタイプの馬で、ラストも12秒台の時計が多いです。
毎回折り合いはついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

近走は不振が続きますが、マイル戦では安定した成績を残しています。
掲示板を外したのも2走前のマイルCSのみですし、今走も展開次第では馬券圏内に入る可能性は十分です。
今走は久々の出走にはなりますが、仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都金杯(4着)

12/23 栗CW良 一杯
51.7 37.2 12.1 [8]

今回の一週前追い切り:スプリングカップ

5/5 栗CW良 一杯
53.5 38.9 12.1 [8]

今走は4月から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで9本目の調教です。
いつも通り意欲的に追われていて、今週もビッシリ追われると終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は全体時計も優秀でしたし、久々でも仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都金杯(4着)

12/30 栗CW重 一杯
52.6 37.4 12.0 [4]

今回の最終追い切り:スプリングカップ

5/12 栗CW良 一杯
50.0 36.6 11.9 [8]

今週もビッシリ追われ、3本連続で意欲的に追われています。
短めの調整でしたが、絶好の動きで全体時計は4F50秒の好時計をマーク。
直線も11.9秒の力強い伸び脚で、前走時以上に良い動きを見せています。
土曜日は長めに追われて自己ベストを更新していますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


トゥラヴェスーラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われています。
一週前追い切りは強めに追われ、最終追い切りは軽く調整されることが多いです。
最終追い切りも強めに追われている時は調整がイマイチで、好走率も下がります。

そのため、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
そこまで速い時計が出る馬ではないですが、強めに追われて52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
近走は芝1200mで使われてた馬ですが、前走のG1高松宮記念では実力馬相手に着差のない4着に好走しています。
距離延長に対応できるかは不明ですが、前走時のような末脚を発揮できれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(4着)

3/17 栗坂良 馬なり
53.0 37.7 24.2 12.1

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スプリングカップ

5/5 栗坂良 馬なり
54.7 38.6 24.1 11.8

一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は意欲的にやれていますし、乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(4着)

3/24 栗坂良 馬なり
54.0 38.5 24.5 12.1

今回の最終追い切り:スプリングカップ

5/12 栗坂良 馬なり
54.6 39.4 24.7 12.1

今週も軽めの調整でしたが、絶好の動きで加速すると終い12.1秒の好時計をマーク。
フットワークは軽快で、ひと追い毎に状態は良化しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。


ビオグラフィー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、併せ馬で気合付けをする傾向があります。
水曜追いは意欲的な調整が多く、この馬なりに早い時計を叩き出しています。
失速する傾向はありますが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

併走馬にも先着が多いので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。
ひとレース毎に力をつけており、ここ2戦は昇級戦で2着に1馬身差をつける圧勝を決めています。
今走が初重賞にはなりますが、1400mは実績がありますし、更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:淀屋橋ステークス(1着)

一週前追い切りはなし

今回の一週前追い切り:スプリングカップ

5/5 栗坂良 馬なり
53.3 38.3 25.2 13.0

馬なりに追われた3歳1勝のミエリと併せて、0.2秒先行同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、ラストは13.0秒とイマイチです。
全体時計は前走時よりも早い時計を出していますが、併走馬に差を詰められている点は気になります。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:淀屋橋ステークス(1着)

3/31 栗坂良 強め
53.5 38.3 24.9 12.9

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のキーダイヤと併せて、0.2秒追走してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:スプリングカップ

5/12 栗CW良 強め
70.7 54.5 40.2 12.3 [7]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のララアンドツイカと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われ、全体時計は平凡でしたが、直線は12.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
追われた反応は良好で、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
併走馬にも追走同入できていますし、仕上がりは良好です。


ミッキーブリランテ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
攻めの調教では早い時計を出すことが多く、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きには注目ですよ。
併せ馬で気合付けをすることも多いですが、併走馬にはいつも遅れをとっています。

ただ、結果は出ていますし、しっかり折り合いのついた調教で好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走の高松宮記念では10着に敗れましたが、2走前はG3阪急杯で2着に好走しています。
G2以上のクラスで結果は出していませんが、ひとレース毎に力はつけていますし、実績のある1400mなら展開次第では注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(10着)

3/17 栗坂良 一杯
52.5 38.4 25.3 12.8

一週前追い切りは川又騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳オープンのカイザーノヴァと併せて、0.5秒追走して0.3秒遅れました。

今回の一週前追い切り:スプリングカップ

5/5 栗坂良 一杯
52.3 38.1 25.1 12.9

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のベイサイドブルーと併せて、0.3秒追走して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われましたが、直線は12.9秒と失速しています。
併走馬にもいつも通り遅れを取っていますし、仕上がりはまずまずといったところでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(10着)

3/24 栗坂良 強め
51.7 37.4 24.5 12.6

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のウラノメトリアと併せて、0.2秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:スプリングカップ

5/12 栗坂良 一杯
50.3 37.0 24.6 12.7

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週もビッシリ追われましたが、全体時計は50.3秒の猛時計をマーク。
いつも通り直線は失速したものの、終い12秒台の時計が出ていればこの馬なりに優秀です。
自己ベストを大きく更新する走りで、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。


ラウダシオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めの調整が行われる傾向があります。
基本的に併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れをとりますが結果は出ているので、しっかり動いていれば特に心配はいらないです。
攻め動くタイプの馬で、ラストは12秒前半の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

重賞でも安定感のある馬で、近走はG1では大敗が続きますが、それ以外では安定した成績を残しています。
東京コースも得意な馬で過去3戦走って連対率は100%を誇ります。
芝1400mも実績がありますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(10着)

3/17 栗CW良 一杯
82.1 65.1 50.3 37.3 11.9 [9]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:スプリングカップ

5/5 栗CW良 強め
82.4 66.1 51.9 38.6 11.7 [9]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われましたが、大外を回って6F82.4秒の好時計をマーク。
追われた反応も良好で、直線は11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(10着)

3/24 栗CW良 馬なり
88.0 71.3 55.7 41.0 12.6 [9]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリングカップ

5/12 栗CW良 馬なり
75.7 58.9 43.5 14.0 [8]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、動きは軽快で加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
攻め動くタイプの馬ではありますが、先週は好時計を出していましたし、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。