ターコイズステークス2021 追い切り情報

ターコイズステークス2021 追い切り情報

ターコイズステークス2021 追い切り情報


12月18日(土)中山芝1600m

アンドラステ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いはウッドチップで追われています。
比較的時計は出るタイプの馬で、栗東CWなら4F50秒台の時計を出しています。
直線も11秒台の時計を出すことが多く、折り合いがついていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。

レース本番も直線はしっかり伸びるので、調教でもラストの動きは要チェックです。
前々走の関屋記念では8着に敗れましたが、前走の府中牝馬ステークスでは見事2着に好走しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(2着)

10/7 栗CW良 馬なり
79.8 63.6 49.8 37.1 12.7 [9]

今回の一週前追い切り:ターコイズステークス

12/9 栗CW稍 強め
83.3 67.2 51.6 36.2 11.2 [8]

一週前追い切りで3本目の調教です。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.2秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
直線の伸びは抜群ですし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


スマートリアン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
追われた反応も抜群で、直線は11秒台の時計を連発しています。
全体時計は平凡でもしっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

重賞では一度も好走できておらず、近走もなかなか結果を残せていません。
オープン戦では高い連対率を誇りますが、重賞では注意したいですね。
今走も大きな上積みが見込めなければ様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(6着)

10/7 栗CW良 強め
84.5 67.2 52.0 38.1 11.9 [8]

今回の一週前追い切り:ターコイズステークス

12/8 栗CW重 一杯
82.5 66.4 51.5 36.5 11.4 [8]

一杯に追われた新馬のヤマニンサイフォスと併せて、内を0.2秒追走して0.5秒先着しました。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で併走馬を楽に圧倒しています。
直線は11.4秒の力強い伸び脚で、全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


ドナアトラエンテ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、同入する形が多いです。
レース直前では遅れることはないので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻め動くタイプの馬で、4F51秒台の時計を出すことも多いです。
直線は失速する傾向がありますが、全体時計が優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前々走はG3クイーンSで11着に大敗しましたが、洋芝は向いていなかったですし、続く前走のG2府中牝馬Sでは4着に好走しています。
今走は相手関係が楽になりますし、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(4着)

10/6 美南W良 馬なり
67.0 52.2 37.0 11.2 [4]

強めに追われた古馬2勝のベルクワイアと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ターコイズステークス

12/8 美南W重 強め
67.3 52.3 38.2 12.4 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のベスビアナイトと併せて、外を0.5秒先行して0.1秒遅れました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、全体時計は前走時以上の数字をマーク。
ただ、併走馬に先行したにも関わらず、遅れているのは気になります。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


ドナウデルタ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りか最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
直線の伸びは毎回優秀で、終い12秒台前半の時計を出すことが多いです。
そこまで攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線で鋭い伸び脚を見せていて、折り合いもついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

重賞レースでは中々結果を残せていませんでしたが、2走前はG2阪神牝馬Sで3着に好走しています。
当レースは昨年10着に敗れた舞台ですが、ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:信越ステークス(1着)

10/6 栗坂良 一杯
53.4 38.9 24.8 12.0

今回の一週前追い切り:ターコイズステークス

12/8 栗坂重 一杯
53.5 38.5 25.1 12.5

一週前追い切りで2本目の調教です。
いつも通り一杯に追われると、重馬場でも力強いフットワークを見せています。
直線も12.5秒の鋭い伸び脚で、折り合いがついているのも好感が持てます。
全体時計もこの馬なりに優秀ですし、引き続き好調と考えて良いでしょう。


マルターズディオサ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われていて、強めに追われたとしても最終追い切りで直線の伸びを確かめる程度。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、先着している時の方が成績は良好です。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

直線はしっかり伸びるタイプの馬で、いつも加速ラップを刻んでいます。
折り合いもスムーズで、普段通りラスト12秒前半の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
G1では大敗が続きますが、G2までなら安定した成績を残しています。
前走も結果を残せたのは大きいですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:府中牝馬ステークス(3着)

10/6 美南W良 一杯
68.7 53.7 39.3 12.0 [8]

馬なりに追われた2歳未勝利のエンギダルマと併せて、外を1.2秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:ターコイズステークス

12/8 美南W重 強め
67.4 52.1 38.0 12.0 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのゴルトベルクと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、終い12.0秒の力強い伸び脚で併走馬を楽に圧倒しています。
前走時以上に良い動きで、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。