チューリップ賞2022 追い切り情報

チューリップ賞2022 追い切り情報

チューリップ賞2022 追い切り情報


3月5日(土)阪神芝1600m

ウォーターナビレラ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本的に馬なり中心の調教が多く、強めに追われても最終追い切りで追われる傾向があります。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、遅れても結果は出ていますし、それ以上に追走しているなら心配はいらないでしょう。
時計は出るタイプの馬ではありませんが、直線は12秒台の時計を叩き出しています。

直線も鋭い伸び脚で、しっかり折り合いがついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
ひとレース毎に力をつけており、前走はG1阪神JFで3着の好走しています。
勝ち馬には一歩及びませんでしたが、自分のペースでレースができていましたし、今走も同様に走ることができれば馬券圏内は期待できそうですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(3着)

12/1 栗CW重 馬なり
85.8 69.3 54.1 39.9 11.9 [6]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のタイミングハートと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/23 栗CW良 強め
81.1 66.4 52.3 37.7 11.8 [6]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのワールドウインズと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、全体時計も優秀で自己ベストを大きく更新しています。
追われた反応も抜群で、直線は11.8秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(3着)

12/8 栗芝稍 馬なり
69.7 53.5 38.4 12.2 [2]

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/2 栗CW稍 馬なり
87.1 70.9 55.8 40.3 13.3 [4]

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
先週は自己ベストを更新していましたし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


サークルオブライフ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に併せ馬で気合付けをしており、併走馬には遅れを取りますが、結果は出ていますし、かなり追走してのものであれば心配はいらないです。
折り合いもついていて、直線の伸びも優秀なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2走前のアルテミスSでは、不利な展開にもかかわらず、直線に向くと上がり3F最速で見事快勝していますし、前走のG1阪神JFも1着と結果を残しています。
ひとレース毎にパワーアップしていますし、近走はマイル戦で3連勝。
今走も入念に乗り込まれて、万全に仕上がれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)

12/2 美南W稍 強め
67.7 52.4 37.3 11.6 [4]

馬なりに追われた古馬1勝のフィアスプライドと併せて、外を0.3秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/23 美南W良 強め
81.5 65.2 50.7 37.0 11.9 [3]

馬なりに追われた3歳未勝利のスノーホルンロードと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.9秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計も優秀で、5F時計は自己ベストを更新。
併走馬にもしっかり追走同入できていますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(1着)

12/8 美南W重 馬なり
68.5 53.3 38.4 12.1 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のサトノフォーチュンと併せて、内を0.9秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/2 美南W良 馬なり
67.2 52.2 38.4 12.0 [2]

最終追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のサリエラと併せて、内を0.9秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで直線は12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
前走時以上に良い動きを見せていますし、乗り込みも十分で仕上がりは万全です。


ナミュール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬にはいつも先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要です。
そこまで時計を出すタイプの馬ではありませんが、直線は12秒前後の時計を出しています。

しっかり加速ラップを刻んだ調教で、直線も鋭い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は外枠でレースが難しかったですし、出遅れたにも関わらず4着に好走できているのは好感が持てます。
能力は高い馬ですし、態勢が整えば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/23 栗坂良 一杯
53.2 38.6 25.0 12.2

馬なりに追われた3歳未勝利のハギノモーリスと併せて、アタマ差遅れました。
今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで自己ベストに近い時計を出しています。
格下の併走馬に遅れたのは気がかりですが、直線で12.2秒の時計が出ているのはプラス材料です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

12/8 栗坂重 強め
54.0 38.4 24.4 11.8

最終追い切りはC.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳未勝利のハリーオンダウンと併せて、0.5秒追走して0.8秒先着しました。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/2 栗坂稍 強め
54.8 40.4 25.7 12.0

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のアトリビュートと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは12.0秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡ですが、併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもスムーズです。
乗り込みも十分で、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。