チューリップ賞2021 追い切り情報

チューリップ賞2021 追い切り情報

チューリップ賞2021 追い切り情報


3月6日(土)阪神芝1600m

シャーレイポピー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は併せ馬で気合付けをしていて、水曜追いは栗東CWで追われる傾向があります。
また、一週前追い切りは強めに追われて、最終追い切りは軽めの調整が多いです。
本番の動きにも反映されるので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

併せ馬では格上相手でも追走先着をしています。
前走はそれでも6着に敗れてしまいましたが、折り合いもスムーズなら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
阪神マイルは実績がありますし、G2でも仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:紅梅ステークス(6着)

1/6 栗CW良 強め
82.3 67.2 52.3 38.2 12.4 [4]

強めに追われた古馬オープンのサンライズカラマと併せて、内を1.4秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/24 栗CW良 強め
83.9 67.4 52.1 38.8 12.8 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのサンライズカラマと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容で、抜群の反応を見せると終い12.8秒の好時計をマーク。
前走時と比べると全体時計は平凡ですが、折り合いもついていますし、併走馬を楽に圧倒しています。
乗り込み十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:紅梅ステークス(6着)

1/13 栗CW良 馬なり
82.6 67.2 52.9 39.0 12.4 [5]

一杯に追われた古馬オープンのサンライズカラマと併せて、内を1.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/3 栗芝稍 馬なり
65.6 48.5 35.7 11.7 [3]

最終追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサンライズカラマと併せて、内を0.2秒追走してクビ差遅れました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりで、加速すると終い11.7秒の好時計をマーク。
時計の出やすい芝コースとはいえ、4F48.5秒の好時計を叩き出しています。
併走馬に若干遅れたのは気になりますが、折り合いもスムーズですし、乗り込みも十分で仕上がりは良好です。


ストゥーティ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われていて、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
新馬戦時は、併走馬に一週前追い切りで遅れていましたが、最終追い切りでは格上古馬1勝の併走馬に追走同入して勝利しています。
今走も最終追い切りでも併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

また、一週前追い切りで意欲的に追われて、最終追い切りで軽めに追われる傾向があります。
最終追い切りでは鋭い伸びを見せていますし、毎回折り合いのついた調教ができているので、今走も最終追い切りの動きには注目です。
近走は1勝クラスで勝ちきれてはいませんが、安定した成績を残していますし、G3アルテミスSで4着に好走した実績があります。
今走は相手のレベルは上がりますが、相手なりにレースができる馬なので、いつも通りの競馬ができれば3着以内に入ってくる可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菜の花賞(3着)

1/3 栗CW良 馬なり
87.0 70.4 55.5 41.2 13.4 [9]

馬なりに追われた3歳未勝利のワイドイシスと併せて、外を1.7秒先行して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/25 栗CW良 馬なり
84.2 67.8 53.4 40.0 12.6 [9]

一週前追い切りは小坂騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のプリュムドールと併せて、外を2.0秒先行同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、軽快な動きで終い12.6秒の好時計をマーク。
全体時計も大外を回ってこの時計なら優秀です。
併走馬にも同入できていますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菜の花賞(3着)

1/11 栗CW良 強め
69.4 54.1 39.9 12.4 [7]

最終追い切りは小坂騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのロードアクシスと併せて、内を0.4秒追走して0.7秒先着しました。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/3 栗CW不 馬なり
85.3 69.0 53.7 39.0 12.1 [8]

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのロードアクシスと併せて、内を0.4秒追走して0.7秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、力強い動きで併走馬を楽に圧倒。
全体時計は平凡だったものの、外を回ってのものですし、馬場状態を考えればそこまで心配はいらないです。
直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せていますし、このひと追いで態勢は整ったと見ていいでしょう。


タガノディアーナ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに追われる傾向があります。
また、最終追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていますし、しっかり動いていれば心配はいらないでしょう。

毎回乗り込みは少ないですが、レース直前の追い切りでは加速ラップを刻んだ調整が出来ています。
直線の伸びも鋭く、今走も折り合いがついて終い12秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
勝ちきれないレースが続きますが、安定感はある馬ですし、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:つばき賞(2着)

2/11 栗CW良 一杯
85.8 67.7 51.7 38.4 11.9 [7]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:つばき賞(2着)

2/17 栗P良 馬なり
83.3 66.8 52.0 38.5 11.7 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のラインリブラと併せて、外を0.3秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/3 栗P良 馬なり
86.5 68.8 53.3 39.3 11.8 [8]

一杯に追われた3歳未勝利のスーゼルと併せて、外を0.5秒追走同入しました。
レース間隔が短いため、今週で一本目の調整です。
ポリトラックで馬なりに追われましたが、加速力は十分で直線は11.8秒の好時計をマーク。
いつもと比べると全体時計は平凡ですが、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりはマズマズ良好と考えていいでしょう。


テンハッピーローズ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
先行する形でもしっかり同入はできているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われることが多く、実戦を意識した調整が行われています。

直線は失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計が出ていれば心配はいらないでしょう。
毎回速い時計を出していますし、今走も好時計を出すようなら軽視は禁物ですよ。
近走は惜しいレースが続きますが、重賞でも安定した走りを見せていて、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フェアリーステークス(4着)

1/3 栗CW良 馬なり
82.8 66.9 52.2 38.6 11.9 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のメテオスウォームと併せて、内を0.6秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/24 栗CW良 強め
85.1 68.5 52.3 37.4 12.0 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のサイキユイコウルと併せて、内を0.9秒追走してアタマ差先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、ラストは12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、加速力は十分ですし、折り合いもついています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フェアリーステークス(4着)

1/7 栗坂良 馬なり
52.1 38.0 24.9 12.6

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/3 栗坂重 馬なり
53.8 39.2 25.6 12.7

最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、直線は12.7秒の鋭い伸びを見せています。
全体時計は平凡でも折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調です。


メイケイエール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれていて、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れを取ることもありますが、重賞でも結果は残しているのでしっかり動いていれば問題はないでしょう。
毎回直線の伸びは良好ですし、行きたがる馬なので、失速ラップでも終い12秒台の時計が出ていれば要注意です。

ひとレース毎に力をつけていて、G3小倉2歳S、G3ファンタジーSを見事快勝しています。
前走のG1阪神JFでは4着に敗れましたが、1着とは0.2秒差です。
不安視されていたマイル戦でも適性を見せましたし、今走も折り合いがつけば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

12/2 栗CW良 馬なり
54.0 37.4 12.1 [6]

今回の一週前追い切り:チューリップ賞

2/24 栗CW良 馬なり
41.0 11.7 [8]

一週前追い切りは富田騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整で短めに追われましたが、加速すると終い11.7秒の好時計をマーク。
先週も終い重点に追われて、楽に好時計を出していましたし、引き続き好調と考えていいでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら軽視は禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)

12/9 栗CW良 馬なり
52.7 37.9 12.4 [5]

今回の最終追い切り:チューリップ賞

3/3 栗CW不 馬なり
54.8 38.5 11.9 [9]

最終追い切りは富田騎手が騎乗しての調教です。
今週は馬なり調教でしたが、不良馬場でも力強い動きで終い11.9秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、大外を回ってこの時計なら優秀です。
先週も良い動きを見せていましたし、攻め動くタイプの馬とはいえ、仕上がりは万全と見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。