オーシャンステークス2021 追い切り情報

オーシャンステークス2021 追い切り情報

オーシャンステークス2021 追い切り情報


3月6日(土)中山芝1200m

アウィルアウェイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に調整され、一週前追い切りと最終追い切りで一杯に追う傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で一杯に追われると、終い12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
ただ、最終追い切りで全体時計51秒の好時計を出しているときは、成績が落ちるという傾向があるので、単純に時計だけで判断するのは危険です。

前走のマイルCSでは12着に敗れましたが、2走前のスプリンターズSでは3着に好走しています。
近走は特に短距離では安定した成績を残していますし、今回得意の距離に戻るのはプラス材料です。
相手関係も楽になりますし、仕上がり万全なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(12着)

11/11 栗坂良 強め
52.5 38.0 24.9 12.6

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:オーシャンステークス

2/24 栗坂良 強め
53.4 38.1 25.0 12.5

普段通り今週も強めの調整でしたが、力強い反応で直線は12.5秒の好時計をマーク。
前走時と比べると全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しているので、最終追い切りで仕上がれば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(12着)

11/18 栗坂良 一杯
53.2 38.2 25.0 12.6

今回の最終追い切り:オーシャンステークス

3/3 栗坂重 一杯
54.2 39.0 25.7 13.0

今週はビッシリ追われましたが、一杯に追われた割に直線の反応はイマイチです。
重馬場とはいえ全体時計も平凡ですし、失速ラップなのも気になります。
乗り込み量は申し分ないですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


アストラエンブレム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に乗り込まれ、プール調教を併用しています。
併せ馬で気合付けをすることが多く、レース直前の追い切りでは同入・先着できています。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

馬なり中心の調教が多いですが、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
比較的速い時計を出すことが多いので、一週前追い切りの動きには注目です。
直線は伸びるタイプの馬ですし、今走も折り合いがつけば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走は重賞で結果を残しておらず年齢的にも厳しいように感じますが、オープン戦では安定していますし、仕上がり次第では一発注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ラピスラズリステークス(1着)

11/26 美坂稍 強め
53.4 39.1 25.3 12.3

一週前追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のスズカノロッソと併せて、0.5秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:オーシャンステークス

2/24 美坂良 強め
49.9 36.8 24.4 12.2

一週前追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のギベルティと併せて、0.7秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、絶好の動きで全体時計は50秒を切る猛時計を叩き出しています。
追われた反応も良好で、直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せていますし、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ラピスラズリステークス(1着)

12/3 美坂重 馬なり
54.0 39.3 25.2 12.4

最終追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のルックスマートと併せて、0.3秒先行して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:オーシャンステークス

3/3 美坂稍 馬なり
51.0 38.0 25.5 12.8

最終追い切りは石川裕紀人騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のギベルティと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。
先週強めに追われた分、今週は馬なり調教でしたが、全体時計は51秒と優秀です。
直線は若干失速しましたが、12.8秒なら心配はいらないでしょう。
先週は絶好の動きを見せていましたし、仕上がりは万全です。


アルピニズム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路で追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れることもありますが、好時計を出していれば心配はいらないです。

直線は失速する傾向がありますが、12秒台前半の時計なら優秀で、全他時計も4F51秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
近走は着実に力をつけていて、昇級戦の前走も3勝クラスで2着に2馬身以上を差をつける圧勝を決めています。
今走も相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:サンライズステークス(1着)

1/11 美坂良 馬なり
57.6 40.8 25.4 12.6

今回の一週前追い切り:オーシャンステークス

2/24 美坂良 一杯
51.8 37.0 23.7 11.7

今週はビッシリ追われると、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
直線も11.7秒の猛時計を出していて、しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
全体時計はいつも通り51秒台の時計を出していますし、仕上がりは順調です。
最終追い切りでも好調なら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:サンライズステークス(1着)

1/14 美坂良 一杯
51.9 37.2 24.1 12.3

今回の最終追い切り:オーシャンステークス

3/3 美坂稍 強め
51.2 36.8 24.0 12.0

今週はやや抑えめでしたが、力強い反応で先週以上に良い動きを見せています。
直線も12.0秒と鋭い伸び脚で、全体時計は自己ベストを更新。
折り合いもついていますし、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ヴェスターヴァルト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
プール調教を併用していますが、結果は出ているのでしっかり動いていれば心配はいらないです。
併走馬には同入する形が多いので、遅れるようなら注意が必要ですよ。

攻め動くタイプの馬ではないですが、好時計を出す時は好走する傾向があります。
失速ラップでも4F52秒台の時計を時計を出すようなら軽視は禁物ですよ。
前走は7着に敗れましたが、そこまで大きく能力差があるようには感じませんでしたし、今走も上積みが見込めるようなら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:シルクロードステークス(7着)

1/20 美南W良 馬なり
68.5 53.6 39.8 13.9 [6]

強めに追われた3歳1勝のトーセンクライマーと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:オーシャンステークス

2/24 美南W良 馬なり
67.3 52.6 39.3 13.6 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのブランクエンドと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、併せたオープン馬にあっさり先着。
直線の伸びはイマイチですが、4F時計は52秒台の好時計を叩き出しています。
ひと追い毎に動きは良化していますし、この馬なりに順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:シルクロードステークス(7着)

1/27 美南W稍 馬なり
68.2 52.8 38.8 12.9 [6]

一杯に追われた3歳未勝利のレイトンヒルと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:オーシャンステークス

3/3 美南W重 馬なり
67.9 53.4 39.6 12.2 [8]

強めに追われた3歳1勝のプライムデイと併せて、内を1.8秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、馬場状態と外を回ったことを考慮するとこの馬なりに優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


カレンモエ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
一週前追い切りは騎手騎乗で実戦を意識した調整が行われるので、特に一週前追い切りの動きには注目です。
併走馬にはしっかり先着していますし、好時計を出すことも多いです。

今走も併走馬を楽に圧倒して、4F51秒台の好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
直線で失速する傾向もありますが、終い12秒台前半の時計なら心配はいらないです。
安定感は抜群の馬ですし、前走はG3京阪杯で2着に好走しています。
重賞でも能力は十分通用しますので、今走も態勢が整えば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京阪杯(2着)

11/18 栗坂良 馬なり
51.4 38.0 24.6 12.2

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダノンスプレンダーと併せて、0.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:オーシャンステークス

2/25 栗坂良 一杯
50.3 36.5 23.7 11.8

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のブライトパスと併せて、0.8秒追走して1.0秒先着しました。
今週は珍しく一杯に追われましたが、絶好の動きで終い11.8秒の猛時計をマーク。
全体時計もかなり優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
併走馬も大きく突き放す走りで、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京阪杯(2着)

11/26 栗坂良 馬なり
52.8 38.5 24.6 12.1

今回の最終追い切り:オーシャンステークス

3/3 栗坂重 強め
52.4 37.5 24.0 11.6

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、重馬場でもラストは11.6秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬とはいえ、全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのは好感が持てます。
先週も絶好の動きでしたし、態勢は整ったと見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。