天皇賞春2022 追い切り情報

天皇賞春2022 追い切り情報

天皇賞春2022 追い切り情報


5月1日(日)阪神芝3200m

アイアンバローズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
強めに追われることもありますが、意欲的に追われるのは水曜日が多いです。
時計は出るタイプの馬ではありませんが、栗東CWなら終い12秒台で折り合いがついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

最終追い切りは失速する傾向がありますが、全体時計で4F52秒台なら優秀です。
重賞では全く結果を残せていませんでしたが、G2ステイヤーズS、G2阪神大賞典で2戦続けて2着に好走しています。
ひとレース毎に状態は良化していますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(2着)

3/9 栗CW良 強め
82.7 67.2 52.8 38.2 11.5 [7]

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/20 栗CW良 馬なり
82.8 67.5 53.3 38.2 11.8 [8]

今週は軽めの調教でしたが、馬なりで前走時と同等の時計をマーク。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
フットワークも軽快で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週も意欲的にやれていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(2着)

3/16 栗CW良 馬なり
83.8 66.9 52.5 37.5 11.6 [9]

今回の最終追い切り:天皇賞春

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


タイトルホルダー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われていますが、レース直前は美浦南Wで追われることが多いです。
馬なり中心ではありますが、ウッドチップでは好時計を出す傾向があるので要チェックです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、格上相手でも追走同入できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台前半の時計なら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走も休養明けでしたが、G2日経賞で見事快勝しています。
G1有馬記念でも好走していますし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経賞(1着)

3/16 美南W良 馬なり
66.0 51.3 37.5 12.2 [8]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/20 美南W稍 強め
82.9 66.4 51.3 36.5 11.5 [6]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のアントリューズと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.5秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経賞(1着)

3/23 美南W稍 馬なり
67.2 52.2 37.6 11.6 [8]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのロンドンテソーロと併せて、内を0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/27 美南W稍 馬なり
81.4 65.0 50.5 36.9 12.1 [7]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のダルムシュタットと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
馬なりでも絶好の動きで、全体時計は自己ベストを更新。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ディープボンド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で強めの調教が行われています。
特に最終追い切りは騎手騎乗で追われることが多いので、最終追い切りの動きには注目です。
また、直線は伸びるタイプの馬で、栗東CWなら終い12秒前後の時計が出ていれば優秀です。

近走は折り合いもついていますし、加速ラップを刻んでいれば、今走も仕上がりは順調と考えていいでしょう。
2走前はG1有馬記念で2着と上々の成績を残していて、前走のG2阪神大賞典でも見事快勝しています。
当レースは昨年2着した舞台ですし、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(1着)

3/9 栗CW良 一杯
78.5 64.3 50.1 36.4 11.6 [5]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のハンディーズピークと併せて、内を0.9秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/20 栗CW良 一杯
- - - - - [8]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのペオースと併せて、内を0.6秒先着しました。
今週は一杯に追われて時計は計測不能でしたが、併走馬を楽に圧倒しています。
一週前追い切りで8本目と乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(1着)

3/16 栗CW良 一杯
99.7 82.9 67.6 52.5 37.1 11.4 [9]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/27 栗CW不 一杯
81.4 66.3 51.4 36.8 11.5 [7]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週はやや抑え目でしたが、不良馬場でも6F81秒台の好時計を叩き出しています。
追われた反応も抜群で、いつも通り直線は」11秒台の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついてますし、前走時以上の動きで、仕上がりは良好です。


テーオーロイヤル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬に遅れることもありますが、結果は出ているのでそこまで気にする必要はなさそうです。
馬なり中心の調教ですが、馬なりでも比較的早い時計を叩き出しています。

軽快なフットワークで終い12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
昨年秋から本格化して、昇級戦を4連続で快勝しています。
今走も相手のレベルは上がりますが、長距離は適性がありますし、態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス(1着)

2/10 栗CW良 馬なり
69.1 52.9 37.6 11.8 [3]

一週前追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/21 栗CW良 強め
81.9 66.2 51.4 36.9 11.1 [4]

一週前追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.1秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀で、ひと追い毎に状態は良化しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダイヤモンドステークス(1着)

2/16 栗坂良 馬なり
53.7 39.1 25.4 12.4 馬なり

最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/27 栗坂不 馬なり
54.7 39.9 26.0 12.9

最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.9秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。


ヒートオンビート 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWを中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があり、併走馬には先着することが多いです。
特に一週前追い切りは実戦を意識した調教が多いので、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

比較的時計は出るタイプの馬で、6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は勝ちきれないレースが続きますが、状態も安定しており、ひと追い毎に状態は良化しています。
前走もG2日経賞で3着に好走しており、初G1でも3着以内なら展開次第で注意しておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経賞(3着)

3/17 栗CW良 一杯
81.3 66.6 51.8 36.6 11.2 [5]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のリアドと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/21 栗CW良 一杯
81.0 65.9 51.7 36.7 11.0 [5]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのフライライクバードと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒遅れました。
今週は一杯に追われると、力強い反応で前走時以上の時計をマーク。
併走馬には遅れをとりましたが、直線も11.0秒の猛時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経賞(3着)

3/23 栗P良 馬なり
82.2 67.1 52.5 38.7 11.5 [8]

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/27 栗P良 馬なり
81.5 65.9 51.7 37.0 11.4 [8]

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
時計の出やすいポリトラックでしたが、前走時以上の動きで直線は11.4秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上の数字を出していますし、折り合いもスムーズです。
ひと追い毎に状態は良化しており、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。