天皇賞春2021 追い切り情報

天皇賞春2021 追い切り情報

天皇賞春2021 追い切り情報

5月2日(日)阪神芝3200m

アリストテレス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に調整されていて、水曜追いは騎手騎乗で実戦を意識した調整が多いです。
特に一週前追い切りは強めに追われることが多く、早い時計も出してくるので要チェックですよ。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、併走馬に遅れることも多い傾向があります。

結果は出ているので、併走馬に遅れていても、しっかり時計を出すようなら心配はいらないです。
折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は7着に敗れましたが、2走前はG2AJCCで初古馬相手に快勝していますし、その前のG1菊花賞ではコントレイルとクビ差のレースをしています。
能力はある馬ですし、道悪適性もあるので、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(7着)

3/10 栗CW良 強め
83.0 67.5 53.3 39.1 12.3 [7]

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のビーマイオーシャンと併せて、内を0.7秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/21 栗CW良 強め
84.7 68.2 52.9 38.6 11.9 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のシエラネバダと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、追われた反応は抜群で終い11秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、併走馬にあっさり同入できているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(7着)

3/17 栗CW良 馬なり
82.9 66.0 51.7 38.0 12.3 [8]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサイクロトロンと併せて、外を0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/28 栗CW良 強め
79.0 64.1 50.1 37.3 12.4 [5]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のピノクルと併せて、外を0.3秒先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、全体時計は自己ベストを2秒以上も更新する猛時計をマーク。
追われた反応も良好で、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズですし、このひと追いで態勢は整ったとみて良いでしょう。


オーソリティ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は水曜日と日曜日に行われることが多く、基本的には併せ馬で調整されています。
レース直前は強めに追われており、2週前追い切りからの動きは注目ですよ。
特に、最終追い切りは終い重点に追われて、ラスト1Fの反応が良ければ本番も軽視禁物です。

また、併せ馬では過去レースでも遅れることはなく、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
昨年の有馬記念では14着に大敗しましたが、G2青葉賞やG2アルゼンチン共和国杯で快勝しています。
前走も芝3400mのダイヤモンドステークスで長距離適性を見せましたし、前走叩いて更に上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ダイヤモンドステークス(2着)

2/10 美南W良 馬なり
82.6 66.7 52.0 38.6 13.0 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のヘイルメリーと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/21 美南W良 一杯
98.2 82.5 67.0 52.2 38.6 12.3 [7]

今週は終い重点に追われましたが、追われた反応は良好で終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計は優秀で、長めにやれているのも好感が持てます。
折り合いもついていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ダイヤモンドステークス(2着)

2/17 美南W稍 馬なり
67.6 52.3 38.4 12.5 [4]

一杯に追われた古馬1勝のバスタキヤと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/28 美南W良 馬なり
83.4 67.1 52.6 38.4 12.4 [3]

強めに追われた古馬2勝のアーチキングと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで終い12.4秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
先週も意欲的に追われて好時計を出していますし、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


ディープボンド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方は強めに追われています。
特に最終追い切りは騎手騎乗で追われることが多いので、最終追い切りの動きには注目です。
直線は伸びるタイプの馬で、栗東CWなら終い12秒前後の時計が出ていれば優秀です。

近走は折り合いもついていますし、加速ラップを刻んでいれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
今年は中山金杯で14着に大敗しましたが、前走のG2阪神大賞典では2着に5馬身差の圧勝!
ついに本格化し、ひと叩きして良化が見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(1着)

3/10 栗CW良 一杯
79.5 63.7 49.8 36.7 12.1 [7]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のノースザワールドと併せて、内を0.2秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/22 栗CW良 一杯
79.1 64.5 51.2 37.9 11.7 [7]

一週前追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のテンザワールドと併せて、内を0.7秒追走して0.5秒先着しました。
今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで自己ベストを更新。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(1着)

3/17 栗CW良 一杯
79.7 64.6 50.8 37.4 11.7 [6]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/28 栗CW良 一杯
83.5 68.2 53.2 38.9 12.5 [7]

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い12.5秒の好時計をマーク。
先週は実戦を意識した調整で、自己ベストを更新!
2週続けて意欲的にやれているのも好感が持てますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ユーキャンスマイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は併せ馬で気合付けをすることが多く、水曜追いは強めに追われる傾向があります。
比較的攻め動くタイプの馬ではありますが、一週前追い切りや最終追い切りの攻めの調教で、全体時計81秒前後の好時計を出している時は好成績を残しています。
そのため、意欲的に追われる一週前追い切りや最終追い切りの動きには注目ですよ。

そして、加速ラップを刻んだ調整ができていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり先着していれば心配はいりません。
近走は不振が続きましたが、前走の阪神大賞典で2着に好走しています。
やはり3000m以上のレースでは安定した成績を残していますので、G1でも昨年4着したこの舞台なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神大賞典(2着)

3/11 栗CW良 一杯
98.8 82.9 66.6 51.9 38.3 12.3 [6]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのワールドプレミアと併せて、内を追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/21 栗CW良 一杯
94.2 78.3 63.8 49.9 36.7 12.1 [4]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳オープンのレッドジェネシスと併せて、内を2.1秒追走して0.3秒先着しました。
今週は意欲的に追われましたが、絶好の動きで6Fは78.3秒の猛時計を叩き出しています。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、長めにやれているのも好感が持てます。
いつも通りプール調教を併用した調整で、入念に乗り込まれており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神大賞典(2着)

3/17 栗CW良 馬なり
82.4 66.8 52.0 38.4 12.4 [7]

最終追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのアドマイヤビルゴと併せて、内を0.8秒追走してアタマ差先着しました。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/28 栗CW良 馬なり
88.4 71.1 55.0 40.0 12.5 [9]

最終追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計は平凡でしたが、軽快なフットワークで直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ワールドプレミア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース直前の水曜追いは基本的に強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックですよ。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

攻めの調教ではラストは遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題はないです。
長距離は得意な馬で、一昨年の有馬記念は3着に好走しています。
3000m以上はG1菊花賞1着の実績がありますし、相手のレベルは上がるとはいえ、今走も仕上がり万全なら抑えておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:日経賞(3着)

3/18 栗CW良 一杯
82.6 66.6 51.6 37.9 12.4 [7]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のルペルカーリアと併せて、外を0.5秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:天皇賞春

4/22 栗CW良 一杯
95.7 79.4 64.3 50.3 37.2 12.1 [4]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、内を1.0秒追走同入しました。
今週は一杯に追われると、絶好の動きで自己ベストを約1秒も更新しています。
併走馬も楽に圧倒していますし、直線も12.1秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:日経賞(3着)

3/24 栗CW良 一杯
83.0 66.8 51.8 37.9 12.1 [6]

最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:天皇賞春

4/28 栗CW良 馬なり
84.3 68.7 54.1 40.1 13.0 [4]

先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調整です。
全体時計は平凡でしたが、動きは軽快でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
ひと追い毎に状態は良化しており、先週は実戦を意識した調整で、自己ベストを更新。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。