スプリンターズステークス2021 追い切り情報

スプリンターズステークス2021 追い切り情報

スプリンターズステークス2021 追い切り情報


10月3日(日)中山芝1200m

ダノンスマッシュ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路コースで馬なり中心に調教されており、一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで一杯に追われる傾向があります。
また、水曜追いは基本的に騎手騎乗のもと調教が施されていて、比較的攻め動くタイプの馬なので毎回好時計を叩き出しています。
中でも一週前追い切りで好時計を出しているレースでは、成績も良好なので、実戦を意識した一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

また、軽めに流す最終追い切りでも折り合いのついた調教ができていれば、仕上がりは良好と見て良いでしょう。
休み明けの動きも良好で、近走も進路を確保すると鋭い伸び脚で差し切り勝ちを見せています。
今走は海外遠征後一発目となりますが、当レースは昨年2着した舞台ですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(1着)

3/17 栗坂良 一杯
50.6 37.5 24.7 12.5

日本での前走時の一週前追い切り情報となります。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/23 栗坂良 一杯
50.0 36.4 24.0 12.2

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダノンスプレンダーと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
いつも通り今週はビッシリ追われると、全体時計は4F50秒の猛時計をマーク。
直線は若干失速しましたが、普段の傾向なので特に心配はいらないですし、12.2秒なら優秀です。
併走馬にもあっさり先着しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(1着)

3/24 栗坂良 強め
54.1 38.9 24.6 12.0

日本での前走時の最終追い切り情報となります。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/29 栗坂良 馬なり
54.0 39.1 25.1 12.2

先週ビッシリ追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
軽めでも軽快なフットワークで、直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も前走時以上ですし、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ビアンフェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
最終追い切りは時計を出す調教はしていませんが、しっかり加速ラップを刻んでいるかは、チェックしておくと良いでしょう。
また、実戦を意識した調整が施されるのは一週前追い切りが多く、栗東坂路で4F52秒前後の時計なら好調と考えて良いでしょう。

昨年のG1スプリンターズステークスでは16着に大敗しましたが、近走はG3で好走しています。
芝1200mの適性は十分で、今走もG1でどこまで通用するかといったところでしょう。
昨年よりも確実に力はつけていますし、更に良化が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(1着)

6/2 栗坂良 一杯
52.5 37.6 24.4 12.1

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/23 栗坂良 一杯
51.6 37.5 24.6 12.4

今週はビッシリ追われると、力強い反応で前走時以上の動きを見せています。
直線は若干失速しましたが、全体時計は51秒台とかなり優秀です。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(1着)

6/10 札幌芝良 馬なり
72.3 55.6 39.3 12.2 [7]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/29 栗坂良 一杯
51.6 37.3 24.1 12.1

今週もビッシリ追われましたが、先週と同等の時計をマーク。
引き続き全体時計は優秀で、今週は直線で12.1秒の力強い伸び脚を見せています。
若干失速してはいますが、この程度なら全く心配はいらないです。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。


ピクシーナイト 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
騎手騎乗で意欲的に追われることが多いので、一週前追い切りと最終追い切りの動きには注目ですよ。
また、併走馬にはいつも先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意しましょう。

ラストは失速する傾向がありますが、全体時計は優秀なので、速い時計を出すようなら今走も楽しみですね。
出遅れる傾向はありますが、しっかり走れたレースでは重賞でもしっかり好走しています。
近走はひとレース毎に力をつけていますし、今走はG1レースでどこまで通用するか注目ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(2着)

9/1 栗坂良 一杯
49.9 36.3 23.8 11.9

一杯に追われた古馬3勝のジョニーズララバイと併せて、0.3秒追走して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(2着)

9/8 栗坂良 強め
51.0 37.1 24.1 11.9

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のエンプティチェアと併せて、0.6秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/29 栗坂良 馬なり
52.1 38.1 24.9 12.5

馬なりに追われた障害未勝利のアメリカズカップと併せて、0.2秒追走して0.5秒先着しました。
今週で2本目の調教で、馬なり中心に追われています。
直線は若干失速しましたが、直線は12.5秒の時計が出ていますし、軽めの調教にしては全体時計も優秀です。
併走馬にもあっさり先着しており、引き続き好調キープと考えて良いでしょう。


モズスーパーフレア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、一週前追い切りは強め、最終追い切りは馬なりで調整される傾向があります。
いつもフットワークは軽快ですし、良い動きを見せているので状態面の心配は特にいらないでしょう。
休み明けのレースも苦にしないタイプで、久々でも普段通りの動きなら押さえておくのが無難です。

近走は不振が続きますが、G3北九州記念では昨年と同様3着以内には入れています。
当レースは昨年10着に敗れましたが、一昨年は2着に好走しています。
年齢的に衰えはあるかもしれないですが、適性は問題ないと思いますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:北九州記念(3着)

8/11 栗坂良 強め
50.0 36.5 23.3 11.7

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのファンタジステラと併せて、0.4秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/23 栗坂良 強め
50.2 36.6 23.6 11.8

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.3秒追走して0.6秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、直線は11.8秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
併走馬も大きく突き放す動きで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:北九州記念(3着)

8/18 栗坂不 馬なり
51.8 37.0 23.7 12.2

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/29 栗坂良 馬なり
50.0 36.1 23.8 12.1

今週は軽めの調教でしたが、強めに追われた先週以上の好時計をマーク。
行きっぷりも抜群で、加速すると直線は12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
若干失速ラップではありましたが、終い12.1秒なら優秀です。
一週前追い切りは併走馬を楽に圧倒していましたし、態勢は整ったとみて良いでしょう。


レシステンシア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りは強め、最終追い切りは軽めに調整されることが多いです。
水曜追いは併せ馬で強めの調教が施されており、鋭い反応を見せていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
レース直前の一週前追い切りと最終追い切りは要チェックですね。

2走前のG1ヴィクトリアマイルでは6着に敗れたものの、そこまで力差は感じませんでしたし、G1高松宮記念では重馬場で2着に好走しています。
前走はG2セントウルSで見事快勝していますし、短距離適性は抜群ですね。
今走は相手のレベルが上がりますが、ひと叩きして更に良化が見込めるようなら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:セントウルステークス(1着)

9/1 栗坂良 一杯
51.7 36.9 24.1 12.0

今回の一週前追い切り:スプリンターズステークス

9/24 栗坂良 馬なり
56.0 41.6 27.3 13.3

一週前追い切りで一本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、引き続き軽快なフットワークを見せています。
折り合いはついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:セントウルステークス(1着)

9/8 栗坂良 強め
52.0 37.3 24.2 11.9

今回の最終追い切り:スプリンターズステークス

9/29 栗坂良 強め
52.1 37.5 24.5 12.2

今週は意欲的に追われて、ラストは12.2秒の好時計をマーク。
最終追い切りで2本目の調教ですが、全体時計は優秀です。
引き続き軽快なフットワークを見せており、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。