シリウスステークス2021 追い切り情報

シリウスステークス2021 追い切り情報

シリウスステークス2021 追い切り情報


10月2日(土)中京ダート1900m

アナザートゥルース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に追われ、一週前追い切りは強め、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
時計が出る馬ではありませんが、攻めの調教で終い12秒台の時計が出ていれば心配はいらないでしょう。
併せ馬で気合付けをすることもありますが、普段は追走する形でもしっかり同入できています。

そのため、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
近走は地方競馬が多いですが、安定した成績を残しています。
前走はアンタレスSでも16着に大敗しましたが、今年はG2東海Sでは2着に好走していますし、入念に乗り込まれて態勢が整えば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンタレスステークス(16着)

4/7 美坂稍 一杯
54.1 39.1 25.5 12.9

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/23 美南W良 強め
67.0 51.5 37.0 11.8 [4]

一杯に追われた2歳1勝のグランドラインと併せて、内を0.3秒追走して0.1秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で直線は11.8秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、加速ラップを刻んでいるのも好感持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンタレスステークス(16着)

4/14 美坂重 一杯
54.2 39.5 25.6 12.7

馬なりに追われた古馬3勝のホウオウトゥルースと併せて、0.6秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/29 美南W良 強め
83.9 67.4 53.0 38.9 11.9 [7]

今週は終い重点に追われる内容で、先週に続いて直線は11秒台の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、引き続き力強い反応で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込み量も十分ですし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


ウェスタールンド 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われています。
また、レース間隔が空いていない時は馬なり調教が多いですが、一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が施されています。
攻めの調教ではしっかり加速ラップを刻んでいて、ラストも12秒台の好時計をマークしているなら、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

直線では良い脚を使える馬なので、調教でも直線の動きには注意が必要です。
今年で9歳になりますが、近走はG3でも3着に入っておらず、さすがに衰えを感じます。
実績があるレースではありますが、仕上がり万全でも過信は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エルムステークス(4着)

7/28 栗坂良 一杯
53.6 38.8 24.9 12.1

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/23 栗坂良 一杯
52.4 38.5 25.3 12.9

今週はビッシリ追われましたが、ラストは若干失速しています。
ただ、全体時計はこの馬なりに好時計を叩き出しており、終い12秒台なら及第点と言えるでしょう。
先週も失速ラップでしたし、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エルムステークス(4着)

8/4 函館ダ良 馬なり
81.6 67.3 53.2 38.8 12.0 [7]

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/29 栗坂良 一杯
54.3 40.0 25.8 12.6

今週も一杯に追われましたが、全体時計はいつもと比べると平凡です。
直線は12.6秒の伸び脚を見せていますが、動きはまだ固いように感じます。
折り合いはついているものの、仕上がりはまずまずといったところでしょう。


ケイティブレイブ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていますが、美浦の清水英克厩舎に転厩して、美浦坂路で追われるようになりました。
いつもはテンションが上がらないように、馬なり中心の調教をしていますが、一週前追い切りか最終追い切りで実戦を意識した調教をしています。
使い詰めでは疲れがないか見ておく必要がありますが、毎回仕上がりは問題なく、入念に乗り込まれていれば問題はないでしょう。

そのまま本番でも良い動きを見せることが多いので、好時計を出していれば押さえておきたい一頭です。
前走は長期休養明けにはなりましたが、G3エルムSで6着はイマイチですね。
ひと叩きしてどうかという点はありますが、年齢的にも衰えを感じますし、今走も平凡な仕上がりなら様子見したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エルムステークス(6着)

7/28 美坂稍 一杯
53.4 39.0 25.5 12.7

一杯に追われた3歳未勝利のタイプ ヴァラマイトと併せて、0.5秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/23 美北C良 強め
66.5 51.5 37.7 12.2 [7]

強めに追われた古馬2勝のグロリユーノワールと併せて、外を0.8秒追走して0.8秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着して、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
一週前追い切りで8本目と乗り込みは十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:エルムステークス(6着)

8/4 美坂良 馬なり
55.1 40.7 26.6 12.9

一杯に追われた古馬1勝のサノノショウグンと併せて、0.7秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/29 美坂良 強め
53.6 38.9 25.2 12.8

馬なりに追われた古馬1勝のハッピーアナザーと併せて、0.6秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われましたが、直線で失速しているのは気になります。
ただ、全体時計はこの馬なりに優秀で、先週以上に良い動きを見せています。
ひと追い毎に状態は良化していますし、仕上がりは良好です。


ゴッドセレクション 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
また、一週前追い切りか最終追い切りは併せ馬で気合付けをしており、いつもは先着しているので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、直線の伸びは毎回優秀です。

栗東CWなら一杯に追われて、終い12秒前半の時計を出すようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
しっかり加速ラップを刻んでいるかどうかも注目です。
初戦は落としましたが、それ以降は安定した成績を残しており、前走はG1ジャパンDDで2着に好走しています。
中央の重賞は初にはなりますが、ひと叩きした上積みもありますし、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンダートダービー(2着)

7/7 栗CW良 一杯
88.5 71.5 55.5 41.0 11.9 [9]

一週前追い切りは中井騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/23 栗CW良 一杯
84.6 68.6 53.0 38.4 12.5 [5]

一週前追い切りは中井騎手が騎乗しての調教です。
今週はいつも通りビッシリ追われましたが、絶好の動きで前走時以上の好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は12.5秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンダートダービー(2着)

7/11 栗坂稍 強め
53.2 37.9 24.6 12.3

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/29 栗坂良 一杯
52.8 38.7 25.1 12.3

最終追い切りは中井騎手が騎乗しての調教です。
今週もビッシリ追われると、力強い反応で終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
3週連続で意欲的にやれていますし、乗り込みも十分で、仕上がりは万全です。


ハヤヤッコ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
特に最終追い切りで併走馬に遅れるレースは一度も馬券に絡めていないので、最終追い切りの動きはチェックしておくのが良いでしょう。
馬なり中心に追われることが多いですが、一週前追い切りは意欲的に追われることもあります。

ラストは失速する傾向がありますが、4F52秒台の時計が出ていれば優秀です。
近走は重賞レースで中々結果を残せていませんが、前走はオープン戦で見事快勝しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スレイプニルステークス(1着)

6/10 美南W良 強め
70.1 53.9 39.0 12.2 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのサクセッションと併せて、内を1.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:シリウスステークス

9/23 美南W良 強め
66.1 51.5 37.4 11.9 [5]

馬なりに追われた新馬のウィズグレイスと併せて、外を0.7秒先行して0.2秒遅れました。
今週は意欲的に追われましたが、馬なりに追う新馬に遅れたとは気になります。
ただ、直線は11.9秒と優秀で、折り合いがついているのは好感が持てます。
入念に乗り込まれていますし、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スレイプニルステークス(1着)

6/16 美南W稍 馬なり
65.3 50.6 37.5 12.0 [3]

馬なりに追われた新馬のパラレルヴィジョンと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:シリウスステークス

9/29 美南W良 馬なり
65.7 51.1 37.3 11.9 [3]

強めに追われた古馬1勝のカレンレベンティスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調教です。
馬なりでも軽快なフットワークで、加速すると直線は11.9秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。