スプリングステークス2022 追い切り情報

スプリングステークス2022 追い切り情報

スプリングステークス2022 追い切り情報


3月20日(日)中山芝1800m

アサヒ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りでは先着しているので、最終追い切りの動きには注目です。
また、全体時計は平凡ですが、直線は鋭い伸びを見せる傾向があります。

直線で好時計を出していて、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
勝ちきれないレースが多いですが、ひとレース毎に状態は良化しており、2走前は初重賞で結果を残しています。
前走は5着に敗れましたが、掲示板内は確保できていますし、さらに良化が見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:共同通信杯(5着)

2/3 美南W良 強め
67.7 52.9 38.0 11.6 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利のハイエスティームと併せて、内を0.9秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:スプリングステークス

3/9 美南W良 強め
67.7 51.9 36.9 11.5 [8]

一週前追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のプリマジアと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒遅れました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い11.5秒の好時計をマーク。
併走馬に遅れたのは気になりますが、折り合いがついているのは好感が持てます。
前走時以上の時計を出していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:共同通信杯(5着)

2/9 美南W良 馬なり
69.1 53.9 38.8 12.1 [6]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのイモータルスモークと併せて、内を0.8秒追走して0.6秒先着しました。

今回の最終追い切り:スプリングステークス

3/16 美南W良 馬なり
83.4 66.5 51.8 37.8 11.7 [6]

最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
直線も11.7秒の鋭い伸び脚で、2週連続で終い11秒台の時計が出ているのは優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


アライバル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われていて、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には同入が多いですが、遅れても前走のように好走はしているので、動き次第では注意が必要ですよ。
馬なりでも全体時計は優秀ですし、直線は12秒台の鋭い伸び脚を見せています。

今走もしっかり加速ラップを刻んだ調教で、終い12秒台を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前は2戦目でG3を2着と好走しており、前走のG3京成杯も敗れたとはいえ4着なら優秀です。
入念に乗り込まれた今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯(4着)

1/6 美南W良 一杯
80.4 65.3 50.8 37.1 12.1 [4]

今回の一週前追い切り:スプリングステークス

3/9 美南W良 強め
67.9 52.2 37.7 12.0 [5]

馬なりに追われた3歳未勝利のキーワードと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容で、ラストは12.0秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのは好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯(4着)

1/13 美南W良 馬なり
66.7 51.9 37.3 11.7 [4]

今回の最終追い切り:スプリングステークス

3/16 美南W良 馬なり
68.5 52.9 38.7 12.0 [6]

馬なりに追われた3歳オープンのニシノレバンテと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
今週は軽めに追われる内容でしたが、先週に続いて終い12.0秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり追走同入できていますし、馬体も充実しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


サトノヘリオス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬には遅れを取ることも多いですが、結果は出ているので最終追い切りで大きく遅れていなければ心配はいらないでしょう。
また、プール調教を併用していますが、まだ若いので気にする必要はなさそうです。

比較的時計は出るタイプの馬で、直線は12秒台の時計を出すことが多いです。
全体時計も優秀で、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は大敗しましたが、その前の2戦はレコード勝ちを決めています。
能力はある馬ですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(13着)

一週前追い切りはなし

今回の一週前追い切り:スプリングステークス

3/10 栗CW良 一杯
82.1 66.6 51.9 37.2 11.9 [8]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.9秒の好時計をマーク。
攻め動くタイプの馬ではありますが、全体時計も優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(13着)

12/23 栗CW良 馬なり
75.4 59.2 42.5 13.2 [6]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
軽めに追われた2歳1勝のフィデルと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:スプリングステークス

3/16 栗CW良 強め
80.5 66.0 52.2 37.8 12.3 [9]

今週は終い重点に追われる内容でしたが、絶好の動きで自己ベストを更新。
追われた反応は抜群で、終い12.3秒の力強い伸び脚を見せています。
ひと追い毎に状態は良化しており、加速ラップを刻んでいるのも優秀です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。