サウジアラビアロイヤルカップ2020 追い切り情報

サウジアラビアロイヤルカップ2020 追い切り情報

サウジアラビアロイヤルカップ2020 追い切り情報


10月10日(土)東京芝1600m

インフィナイト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が2戦目のため、新馬戦の調教から傾向を見ていきたいと思います。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、一週前追い切りは意欲的に追われています。
併走馬には遅れてはいるものの、ラストの伸びはイマイチでしたね。

最終追い切りは折り合い重点に追われた分、しっかり加速ラップを刻んだ調整でこのひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。
直線も伸びていますし、最終追い切りの動きは注意しておきましょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新馬戦(1着)

7/29 栗CW稍 一杯
81.1 65.6 51.9 39.0 13.4 [8]

一杯に追われた新馬のダノンハーロックと併せて、外を0.8秒追走して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/1 栗CW良 強め
83.6 68.0 53.5 40.2 13.8 [5]

一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のサイクロトロンと併せて、内を0.3秒先着しました。
併走馬には先着しましたが、終い重点に追われた割に直線の伸びはイマイチでしたね。
新馬戦でも一週前追い切りの動きは微妙でしたし、今走も最終追い切りの動きに注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新馬戦(1着)

8/5 栗CW良 馬なり
85.8 69.4 53.4 39.8 12.5 [8]

強めに追われた新馬のダノンハーロックと併せて、外を0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/7 栗坂良 馬なり
53.3 38.8 25.3 12.7

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのミッキースピリットと併せて、0.2秒追走して0.8秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで自己ベストを更新。
ラストは若干失速しましたが、加速力も十分で終い12.7秒なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ジャンカズマ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

基本的に併せ馬で気合付けをしていて、併走馬にはいつも先着しています。
追われた反応も毎回良好で、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
折り合いもついていますし、最終追い切りで失速ラップを刻むようなら要注意です。

近走は札幌レースが続きましたが、オープン戦でも力強い動きで3着に好走しています。
ラストはジリジリでもしっかり伸びる馬なので、直線が長くなる今回はプラスですね。
徐々に力はつけていますし、初重賞でも引き続き好調なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クローバー賞(3着)

8/16 札幌ダ重 馬なり
70.0 53.3 39.5 13.1 [7]

今回の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

9/30 栗坂良 一杯
52.9 39.5 26.4 13.2

強めに追われた古馬3勝のオメガレインボーと併せて、0.1秒追走して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われましたが、直線は13.2秒と反応はマズマズです。
折り合いはついていますが、併走馬に遅れているのも気になります。
この馬も最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クローバー賞(3着)

8/19 札幌ダ良 馬なり
67.8 52.9 39.1 12.6 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のアンバウンディドと併せて、内を0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/7 栗CW良 強め
69.2 53.6 38.9 12.2 [7]

一杯に追われた新馬のパーティーモードと併せて、外を1.0秒先行して0.8秒先着しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、追われると終い12.2秒の好時計をマーク。
ラストの伸び脚は良好ですが、格下の併走馬に差を縮められた形ですし、全体時計も平凡です。
引き続き折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


スペシャルトーク 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われていて、併せ馬での調整が多いですね。
併走馬に遅れた新馬戦は2着だったので、遅れるようなら注意した方が良いかもしれないです。
馬なり中心の調教ではありますが、動きは軽快で終い12秒台の時計なら仕上がりは順調と見ていいでしょう。

前走は落ち着きも出ると、力強い走りで2着に2馬身差をつける圧勝!
ただ、2着したコスモチョコラトルは次走で6着に敗れていることから、レースレベルは高くなかったと思います。
今走は相手のレベルも上がりますし、どこまでやれるかと言ったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:2歳未勝利(1着)

9/11 美南W稍 馬なり
58.9 43.8 13.9 [8]

今回の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/2 美南W稍 馬なり
69.4 54.7 40.7 13.4 [4]

レース間隔が短いので、一週前追い切りで一本目の調整です。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークを見せています。
ただ、折り合いはついているものの、普段と比べると全体時計は平凡です。
それでも動きは悪くないので、引き続き好調と考えていいでしょう。
前走も最終追い切りでキッチリ仕上げてきたので、最終追い切りの動きにも注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:2歳未勝利(1着)

9/16 美南W良 馬なり
67.2 51.7 37.7 11.9 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のセイウンミツコと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/7 美南W良 馬なり
69.6 53.5 39.0 13.2 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のファントムグレイと併せて、外を同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、先週と違ってラストは失速。
併走馬に同入できているのは好感が持てますが、動きはイマイチですね。
前走時と比べても物足りなさはありますし、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


セイウンダイモス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで調整されていて、一週前追い切りは実践を意識した調整が行われることが多いです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、先行した形でも併走馬にはしっかり同入しています。
格上でも遅れることが少ないので、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

直線はしっかり伸びる馬で、調教でもラストは12秒前半の時計を出しています。
今走も加速ラップを刻んだ調整で、終い12秒台の伸び脚なら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走は初距離に対応できなかった部分はありますし、しっかり立て直された今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新潟2歳ステークス(6着)

8/19 美南W良 強め
66.2 51.0 37.6 12.5 [6]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のメイショウムラクモと併せて、内を1.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

9/30 美南W良 強め
67.6 52.1 39.4 12.9 [6]

一杯に追われた新馬のフォスキーアと併せて、内を1.0秒追走して2.2秒先着しました。
普段通り今週は強めに追われると、力強い反応で併走馬を大きく突き放しています。
直線はそこまで速いわけではないですが、全体時計も優秀でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も申し分なく、引き続き好調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新潟2歳ステークス(6着)

8/26 美南W良 馬なり
69.4 53.6 39.2 12.1 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のブルベアカーキと併せて、内を0.8秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/7 美南W良 強め
68.3 54.0 39.6 13.2 [5]

今週は直線の伸びを確かめる程度の調教です。
軽快なフットワークで、ラストもしっかり伸びています。
追われた反応も良好で、全体時計も前走時以上に優秀です。
折り合いもついていますし、引き続き気配は良好です。


ダディーズビビッド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、水曜追いは栗東CWで追われています。
騎手騎乗で調整されることが多いので、今走も速い時計が出る水曜日の動きは要チェックです。
併せ馬で気合付けすることもあって遅れることもありますが、大きく遅れていなければ特に問題はありません。

それよりも直線は良い脚を使う馬なので、全体時計が平凡でも直線で鋭い伸びを見せるようなら注意が必要です。
前走はやや太めでも昇級戦で2着に好走しましたし、ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:野路菊ステークス(2着)

9/9 栗CW良 馬なり
86.5 69.6 54.0 40.3 12.5 [4]

一週前追い切りは藤懸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

9/30 栗CW良 馬なり
56.5 42.0 13.1 [6]

一週前追い切りは竹之下騎手が騎乗しての調教です。
レース間隔が短いので、一週前追い切りで一本目の調整。
今週は軽めの調整でしたが、軽快な動きで引き続き気配は良好です。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最優追い切り:野路菊ステークス(2着)

9/16 栗CW良 馬なり
72.0 55.8 40.5 12.6 [7]

最終追い切りは竹之下騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のフェスタマドンナと併せて、内を0.2秒追走してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:サウジアラビアロイヤルカップ

10/7 栗CW良 馬なり
51.8 38.1 12.2 [8]

馬なりに追われた古馬3勝のフィールドセンスと併せて、外を1.1秒先行して0.2秒先着しました。
見習い騎手騎乗とはいえ、行きっぷりは良好で加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
自己ベストを大きく更新する動きで、格上の併走馬にもしっかり先着しています。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。