ラジオNIKKEI賞2020 追い切り情報

 

ラジオNIKKEI賞2020 追い切り情報

ラジオNIKKEI賞2020 追い切り情報

7月5日(日)福島芝1800m

キメラヴェリテ 追い切り評価:B+⇛出走回避

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、最終追い切りは強めに追われています。
速い時計を出すことが多く、レース本番にも反映されるので最終追い切りの動きは要チェックです。
全体時計は栗東坂路で4F53秒程度ですが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。

ダート路線で頑張っていましたが、今年3月から芝に転向して、芝初戦の若駒ステークスは力強い伸びで2着に好走しています。
若駒ステークスでは相手が悪かったですが、芝適性を示しています。
近走は重賞で大敗が続きますが、能力は高い馬ですし、3歳オープン戦なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鳴尾記念(15着)

5/28 栗坂良 一杯
52.7 37.6 24.4 12.1

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/25 栗坂良 馬なり
52.1 37.5 24.3 12.2

今週は軽めの調整でしたが、前走時以上に速い時計をマーク。
ラストも失速したものの、12.2秒の伸び脚なら優秀です。
レース間隔が短いため、乗り込みも2本と少ないですが、軽快な動きで引き続き好調と考えて良いでしょう。
最終追い切りでも好調なら軽視は禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鳴尾記念(15着)

6/3 栗坂良 強め
53.7 38.4 25.1 12.6

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


グレイトオーサー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走で3戦目なので、過去2戦の傾向を見ていきたいと思います。
前走は間隔が短かったので、2本のみの調整でしたが、最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
水曜追いは基本的に併せ馬で調整されており、格上でも併走馬には先着できています。

併走馬に遅れをとるようなら注意が必要ですよ。
馬なり中心の調教で、美浦南Wで4F53秒台の時計を出していて、折り合いもスムーズなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走は展開にも恵まれましたが、能力は高い馬で、今走も自分のペースで走れれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/24 美南W稍 馬なり
69.5 53.7 39.3 12.4 [7]

一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群で直線も12.4秒の好時計をマーク。
普段通り軽快な動きを見せていますし、しっかり加速ラップを刻んだ調整が出来ています。
ひと追い毎に状態も良化しており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

5/13 美南W良 馬なり
キリ 13.4

馬なりに追われた古馬オープンのレピアーウィットと併せて、外を同入しました。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

7/1 美南W不 馬なり
66.9 51.8 37.6 12.4 [6]

最終追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、抜群のフットワークで自己ベストを更新する好時計をマーク。
不良馬場でも行きっぷりは良好で、絶好の動きを見せています。
ラストも終い12.4秒の鋭い伸び脚で、折り合いもスムーズです。
このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。


コンドゥクシオン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われていて、一週前追い切りに強めに追われ、最終追い切りは軽めか終い重点に追われる内容が多いです。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、格下の併走馬に遅れることもありますが結果は出ています。
好時計を出すようなら押さえておくのが良さそうですね。

前走は上積みが見込めましたが、G2青葉賞では12着と大敗しています。
重賞では全く結果はでていませんし、今走も相手関係は楽になるとはいえ能力的に通用するかが鍵となりそうですね。
ただ、レース毎に着実に力はつけているので、良化次第では注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(12着)

4/23 美南W稍 一杯
66.2 51.6 37.8 12.7 [5]

強めに追われた古馬1勝のイベリスリーフと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/25 美南W重 強め
68.9 53.2 40.2 13.2 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のサンビュートと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。
今走は2本のみの調整ですが、2本とも併せ馬で意欲的な調整が行われています。
今週は折り合いがついているのは好感が持てますが、終い重点に追われた割に時計は平凡です。
併走馬に遅れる傾向があるとはいえ、2週連続で併走馬に遅れているのも気がかりです。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(12着)

4/29 美南W稍 馬なり
65.2 51.1 38.0 12.4 [7]

強めに追われた3歳未勝利のウインオーサムと併せて、内を同入しました。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

7/1 美南W不 馬なり
67.7 52.7 38.7 12.0 [8]

馬なりに追われた古馬1勝のサンビュートと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
先週強めに追われた分、今週は軽めの調整です。
一週前追い切りと比べてスピードは良くなっていますが、前走時と比べてもわかるように動きはまだ堅いです。
併走馬にも追いつかれる形ですし、直線の伸び以外は平凡です。
仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


サクラトゥジュール 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教で、強めに追われても一週前追い切りで直線の反応を確かめる程度。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒前後の時計を出しています。
全体時計も速く、美浦南Wなら4Fで52秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

水曜追いは併せ馬で気合付けをすることも多く、最終追い切りは騎手騎乗で実戦を意識した調整が行われています。
古馬オープン相手でもしっかり先着しているので、直線も伸びていて遅れていなければ問題はないでしょう。
近走は勝ちきれないレースが続きましたが、前走は力強い内容で2着に2馬身以上差をつけて圧勝。
今走は相手のレベルは上がりますが、当日の落ち着きと成長次第では軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:3歳1勝クラス(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/25 美南W重 馬なり
65.1 50.5 37.5 12.3 [8]

一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
今週は重馬場でも力強いフットワークで、自己ベストを大きく更新。
直線も前走時以上に鋭い伸びを見せていますし、折り合いもスムーズです。
馬体も充実していて、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:3歳1勝クラス(1着)

5/20 美南W重 馬なり
66.9 51.9 38.0 12.2 [8]

最終追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

7/1 美南W不 馬なり
68.3 52.8 38.9 12.7 [6]

最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も軽めの調整でしたが、引き続き動きは良好です。
直線はしっかり伸びていますし、加速ラップを刻んだ調整が出来ています。
先週は自己ベストを大きく更新し、仕上がりは万全です。
今走も落ち着いて走れれば楽しみですね。


バビット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

プール調教を併用しながらの調整ですが、まだ若いので特に心配はいりません。
一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めで調整される傾向があります。
実戦を意識した調整が行われるのは一週前追い切りで、好時計を出すようなら仕上がりは順調と見て良いでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、前走も自己ベストを更新して早苗賞を見事快勝!
クラスは低いですが、安定感はありますし、今走も叩いた上積みが見込めます。
昇級戦でも折り合いがスムーズなら今走も期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:早苗賞(1着)

5/14 栗坂良 一杯
52.5 38.1 24.5 12.0

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ラジオNIKKEI賞

6/25 栗坂良 一杯
53.5 38.9 24.8 12.2

一週前追い切りは中村将之騎手が騎乗しての調教です。
普段通り今週はビッシリ追われていて、水準以上の時計をマーク。
追われてからの反応も良好で、終い12.2秒の力強い伸びを見せています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。
今走も調教量は少ないですが、態勢が整えば昇級戦でも押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:早苗賞(1着)

5/20 栗坂良 馬なり
56.8 41.7 27.1 13.1

今回の最終追い切り:ラジオNIKKEI賞

7/1 栗坂不 馬なり
56.5 41.7 26.8 13.2

今週は馬場も悪かったですし、先週意欲的に追われた分軽めの調整です。
最終追い切りの内容としてはいつも通りで、不良馬場にしては好時計を出しています。
今走も折り合いが鍵となりそうですが、調教ではしっかり加速ラップを刻んだ調教が出来ています。
先週は良い反応を見せていましたし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。
昇級戦で相手のレベルは上がりますが、成長度次第では可能性はありそうです。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。