CBC賞2020 追い切り情報

CBC賞2020 追い切り情報

CBC賞2020 追い切り情報


7月5日(日)阪神芝1200m

アウィルアウェイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は坂路コースを中心に調整され、一週前追い切りと最終追い切りで一杯に追う傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で一杯に追われると、終い12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
ただ、フィリーズレビューや昨年のCBC賞の時のように、最終追い切りで全体時計51秒の好時計を出しているときは成績が落ちます。

単純に時計だけで判断するのは危険ですよ。
前走の高松宮記念では11着に敗れましたが、2走前のシルクロードSを快勝するなど昨年よりも力はつけています。
今走は相手関係が楽になりますし、仕上がり万全なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(11着)

3/18 栗坂良 強め
51.8 37.6 24.7 12.6

今回の一週前追い切り:CBC賞

6/24 栗坂良 一杯
54.2 38.7 25.1 12.4

一週前追い切りで2本のみの調整ですが、今週は意欲的に追われています。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応は良好で直線は12.4秒の好時計をマーク。
折り合いはついていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りでも好調なら楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(11着)

3/25 栗坂良 一杯
52.8 37.9 24.6 12.3

今回の最終追い切り:CBC賞

7/1 栗坂不 一杯
54.5 38.7 25.1 12.3

先週に続いて今週も意欲的に追われています。
全体時計は先週と変わりませんが、馬場状態を考えると終いの伸びは優秀です。
折り合いもついていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。
G3は成績が安定していますが、ハンデの恩恵が受けられない今年は判断が難しいですね。


クリノガウディー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

坂路コース中心の調教で、水曜追いは基本騎手騎乗で一杯に追われています。
攻め動くタイプの馬なので、比較的時計は出ていますが、一杯に追われて51秒台の時計であれば好調と考えて良いでしょう。
意欲的に追われた時の反応は要チェックですね。

毎回仕上がりは問題ないですし、折り合いのついた調教ができていれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、重賞でも安定して走れています。
G3なら掲示板は外していませんし、相手には押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(4着)

3/19 栗坂良 強め
53.2 38.0 24.2 11.7

一週前追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:CBC賞

6/24 栗坂良 一杯
50.4 36.7 24.0 12.1

前走時と同様に一週前追い切りは森裕太朗騎手が騎乗しての調教です。
普段通り一週前追い切りはビッシリ追われましたが、今走は力強い反応で自己ベストを更新しています。
全体時計は50.4秒の猛時計をマークし、直線は失速したものの、12.1秒なら優秀です。
10日から入念に乗り込まれ、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(4着)

3/25 栗坂良 一杯
50.6 36.6 23.7 12.1

最終追い切りは和田竜二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:CBC賞

7/1 栗坂不 強め
55.8 39.7 25.2 11.9

今週は直線の伸びを確かめる内容で、ラストは11.9秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、不良馬場で11秒台なら優秀です。
今週はしっかり折り合いもついていますし、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
ひとレースごとに力をつけていますし、今走は休養を挟んで入念に乗り込まれています。
鉄砲も利く馬で、休養明けでも一発目から期待したいですね。


タイセイアベニール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路を中心に乗り込まれ、最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
比較的時計は出る馬ですが、強めに追われて4F52秒台なら優秀です。

また、直線で失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計が出ていれば問題ないでしょう。
前走のように折り合いがつけば強いですし、最終追い切りの動きは要チェックですよ!
今年はひとレース毎に力をつけており、近走の充実度なら重賞でも好走は期待できそうです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鞍馬ステークス(1着)

4/29 栗坂良 馬なり
52.8 37.2 24.1 12.3

今回の一週前追い切り:CBC賞

6/24 栗坂良 一杯
53.5 37.4 24.2 12.0

今週で3本目の調整ですが、2週連続でビッシリ追われています。
先週よりも動きは良化していて、追われた反応は抜群です。
しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てますし、前走時と同様に良い動きを見せています。
フットワークも軽快で引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鞍馬ステークス(1着)

5/6 栗坂良 一杯
54.9 38.6 24.4 11.9

今回の最終追い切り:CBC賞

7/1 栗坂不 一杯
55.5 38.0 24.1 11.9

前2週と同様に今週も一杯に追われています。
全体時計はイマイチでしたが、直線は不良馬場で11.9秒の好時計をマーク。
元々直線は伸びるタイプの馬ですが、今走は3週とも鋭い伸びを見せています。
折り合いはついていますし、ひと追い毎に状態は良化しています。
相手のレベルは上がりますが、展開次第では可能性は十分ですよ。


ミッキースピリット 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りは軽めに調整されることが多く、一週前追い切りで実戦を意識した調整が行われる傾向があります。
速い時計を出す傾向があるので、一週前追い切りの動きに注目です。

併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているので特に心配はいらないでしょう。
また、ラストも失速する傾向がありますが、好時計ならば好走率も高いです。
今年は本格化して、前走は昇級戦でも57kgを背負って見事快勝。
今走は初重賞になりますが、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朱雀ステークス(1着)

5/21 栗坂良 強め
53.3 39.1 26.1 13.6

一杯に追われた古馬3勝のブリッツアウェイと併せて、0.1秒先行して0.4秒遅れました。
一週前追い切りは平沢健治騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:CBC賞

6/24 栗坂良 一杯
52.8 39.1 25.7 13.1

一杯に追われた3歳未勝利のデイジーフラッシュと併せて、0.2秒先着しました。
一週前追い切りは平沢健治騎手が騎乗しての調教です。
普段通り今週はビッシリ追われ、ラストは失速したものの、全体時計は前走時以上の時計を叩き出しています。
格下でも併走馬に先着しているのも好感が持てます。
実戦タイプの馬ではありますが、中間の動きは悪くなく引き続き気配は良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朱雀ステークス(1着)

5/27 栗坂良 馬なり
51.9 38.4 25.8 13.4

一杯に追われた3歳1勝のヴァーダイトと併せて同入しました。
最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:CBC賞

7/1 栗坂不  馬なり
51.9 38.2 25.3 12.9

一杯に追われた古馬オープンのサンライズノヴァと併せて、0.2秒先行して0.2秒先着しました。
最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群で前走時と同等の好時計をマーク。
今走も直線は失速していますが、普段通りの傾向ですし、不良馬場で12秒台なら優秀です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


レッドアンシェル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで調整されており、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調整が多いです。
最終追い切りは栗東坂路で軽めに追われ、ここでも好時計を出すようなら本番も楽しみですよ。
追われた反応はいつも良好で、ウッドチップコースなら終い11秒台の時計が出ています。

折り合いもついて、併走馬にしっかり先着するようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
2走前は7ヶ月ぶりの出走でしたが、直線でフォーリー騎手が違和感を感じて最後流したため18着。
立て直された前走も休養明けが原因か伸びはイマイチで11着に大敗。
CBC賞は昨年制した舞台ですし、ひと叩きした分の良化が見込めれば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京王杯スプリングカップ(11着)

5/7 栗坂良 強め
51.1 36.9 24.0 12.3

今回の一週前追い切り:CBC賞

6/25 栗坂良 一杯
50.4 37.4 24.5 12.2

元々攻めは動くタイプの馬ですが、今週は絶好の動きで自己ベストを大きく更新。
直線の伸びも素晴らしく、追われた反応も良好です。
加速ラップを刻んでいるのも好感が持てますし、前走時と比べても動きは確実に良くなっています。
動きも軽快で仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京王杯スプリングカップ(11着)

5/13 栗坂良 一杯
52.2 38.1 24.9 12.2

今回の最終追い切り:CBC賞

7/1 栗坂不 馬なり
54.4 39.5 25.5 12.6

一杯に追われた3歳未勝利のヒメノジャッカルと併せて、0.3秒追走して0.2秒先着しました。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調整です。
全体時計は平凡でしたが、格下の併走馬を楽に圧倒し、直線12.6秒の鋭い伸びを見せているのは好感が持てます。
先週は自己ベストを更新していますし、ひと叩きした分の上積みは見込めます。
近走は大敗が続きますが、昨年勝利した舞台で改めて期待したいですね。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。