クイーンカップ2020 追い切り情報
クイーンカップ2020 追い切り情報
2月15日(土)東京芝1600m
ホウオウピースフル 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段は馬なり中心に追われています。
時計はそこまで速くなく、ウッドチップコースで53秒台ならこの馬なりに順調と見て良いでしょう。
レース直前は併せ馬で気合付けをすることが多いので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。
最終追い切りでは、併走馬にしっかり先着をしているので、今走も遅れていなければ心配はいらないでしょう。
折り合いのついた調教で、軽快に動いていれば仕上がりは順調です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:百日草特別(1着)
10/24 美南W良 馬なり
84.1 68.2 53.0 39.0 12.9 [7]
馬なりに追われた古馬1勝のスマイルスターと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今回の一週前追い切り:クイーンカップ
2/6 美南W良 馬なり
85.0 69.0 55.1 41.2 12.6 [7]
馬なりに追われた古馬3勝のエリティエールと併せて、外を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは田辺騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週も軽めの調整でしたが、終い12.6秒と前走時よりも鋭い伸びを見せています。
フットワークも軽快ですし、折り合いもスムーズで引き続き気配は良好です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:百日草特別(1着)
10/30 美南W重 馬なり
53.4 39.2 12.9 [6]
馬なりに追われた古馬1勝のスマイルスターと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは田辺騎手が騎乗しての調教です。
今回の最終追い切り:クイーンカップ
2/12 美南W良 馬なり
52.6 38.6 12.4 [7]
馬なりに追われた古馬3勝のエリティエールと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
今週も馬なり調教で、前走時と同様にウッドチップコースで短め。
前走以上の動きを見せており、軽快なフットワークでラストも12.4秒の鋭い伸び脚。
折り合いもスムーズで態勢は整ったと見て良いでしょう。
東京なら持ち前の瞬発力を生かせますし、今走も落ち着いた調教ができれば楽しみな一頭です。
マジックキャッスル 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
普段はウッドチップコースで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。
近走は勝ちきれないレースが続きますが、前走はG3でも2着に好走。
ひとレースごとに力をつけており、間隔を空けて入念に乗り込まれた今走も形式もつですよ。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:ファンタジーステークス(2着)
10/23 美南W稍 馬なり
67.9 52.6 38.9 12.8 [4]
強めに追われた2歳1勝のオムニプレゼンスと併せて、内を1.0秒追走して0.1秒先着しました。
今回の一週前追い切り:クイーンカップ
2/5 美南W良 強め
67.3 51.1 36.8 11.8 [4]
一杯に追われた3歳未勝利のデュアルネイチャーと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われ、自己ベストを0.6秒更新。
追われた反応は抜群で、終い11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
格下の併走馬にもあっさり先着し、仕上がりは順調です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:ファンタジーステークス(2着)
10/30 美南W重 馬なり
キリ
馬なりに追われた古馬2勝のロジスカーレットと併せて、外を同入しました。
今回の最終追い切り:クイーンカップ
2/12 美南W良 馬なり
66.7 51.3 37.7 12.9 [3]
強めに追われた3歳1勝のヒラボククイーンと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。
先週強めに追われた分、今週は軽く流した程度の調整。
ラストは失速したものの、軽快な動きで自己ベストを大きく更新。
乗り込み量も申し分なく、久々でも気配は良好です。
ミヤマザクラ 追い切り評価:A
1.この馬の追い切り傾向
水曜追いは併せ馬で強めに追われることが多いです。
いつもはしっかり先着しているので、併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
フットワークは軽快で、栗東CWで6F82秒台の時計が出ていれば好調と見て良いでしょう。
前走は3ヶ月ぶりの出走でも、好仕上がりで2着に好走。
休養明けの今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。
2.一週前追い切り
前走時の一週前追い切り:京都2歳ステークス(2着)
11/13 栗CW良 馬なり
80.1 65.0 50.8 37.2 11.9 [5]
馬なりに追われた古馬2勝のコーカスと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りはO.マーフィー騎手が騎乗しての調教です。
今回の一週前追い切り:クイーンカップ
2/5 栗CW良 馬なり
81.5 66.4 51.3 37.1 12.1 [3]
一週前追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
一杯に追われた古馬1勝のダンディズムと併せて、内を1.0秒追走して0.3秒先着しました。
今週も馬なり調教でしたが、抜群の行きっぷりで81秒台の好時計をマーク。
道中もぐんぐん加速していってラストは12.1秒の鋭い伸び脚。
折り合いのついた調整で、仕上がりは順調です。
3.最終追い切り
前走時の最終追い切り:京都2歳ステークス(2着)
11/20 栗坂良 強め
52.4 38.2 24.3 12.1
一杯に追われた新馬のトルネードフラッグと併せて、0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今回の最終追い切り:クイーンカップ
2/12 栗坂良 馬なり
55.3 39.7 25.0 11.8
馬なりに追われたオープン馬のマジカルスペルと併せて、1.1秒追走して0.2秒先着しました。
今週も馬なり調教ですが、坂路コースで終い11.8秒の猛時計をマーク。
先週と同様に行きっぷりは抜群で、しっかり加速ラップを刻んだ調整が出来ています。
馬体も充実しており、態勢は整ったと見て良いでしょう。
追い切り(調教のポイント)
坂路調教
坂道になっているコースで調教を行います。
レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。
①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。
坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。
坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。
この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。
この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。
坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。
特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。
この競馬場では、坂路調教馬が強いです。
ウッドチップ調教
ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。
木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。
基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。
①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。
坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、
坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。
同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。
しかし、それだけで判断するのは危険です。
1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。
単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。
プール調教
脚へ負担をかけず全身運動を行えます。
体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。
また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。
①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。
怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。
レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。
また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。
ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。
レース間近でのプールは要注意です。