クイーンステークス2019 追い切り情報

アイビスSD2019&クイーンS2019 追い切り情報

アイビスサマーダッシュ2019 追い切り情報


7月28日(日)新潟芝1000m

ラブカンプー 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

最終追い切りは併せ馬で一杯に調教を行なっています。
実戦タイプの馬なので、追い切りでは時計を出さないのが特徴で、併せ馬でも遅れをとっておりますが、調教の時計はあまり気にしなくても大丈夫です。
追い日にしっかり動けているかを確認するのが良いでしょう。

また、一週前追い切りで追走先着しているレースでは3戦中3戦馬券圏内に好走しており、G1スプリンターズSでも2着の成績を収めているので、一週前追い切りで併せ馬に追走先着なら押さえておくのが良さそうです。
近走は3戦続けてビリ決着となっており、まだ状態は万全ではない模様。
レースではどうしても手応えが悪くなっているので、調教で動きが良くなっていても過信は禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(18着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/17 栗坂良 一杯
55.4 40.3 25.6 12.7

一杯に追われたオープン馬のダイメイプリンセスと併せて、1.1秒先行して0.6秒遅れました。
この馬なりに追われてからの反応は良好ですが、動きは硬く見えます。
併走馬に先行して遅れたのも気がかりです。
ただ、折り合いのついた調教ができているので、最終追い切りの動きにも期待したい。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(18着)

3/20 栗坂良 一杯
52.0 38.2 25.5 13.1

強めに追われた500万クラスのベルガドと併せて、0.3秒追走して0.6秒遅れました。

今回の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/24 栗坂重 一杯
53.1 38.8 25.6 13.2

馬なりに追われたオープン馬のダイメイプリンセスと併せて、0.4秒先行して1.0秒遅れました。
今週も併走馬には先行する形で遅れています。
一杯に追われた割に反応は微妙でラストも全く伸びず。
重馬場とはいえ前走時よりも時計は出ておらず、今走は様子見したい一頭です。


ダイメイプリンセス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

調教では動くタイプではなく、併せ馬でも先行して先着する形が多いです。
遅れる場合は要チェックですが、先行先着であれば全く心配はいらないでしょう。
また、普段からプール調教を併用しており、脚の不安から調整を行なっているわけではないため注意が必要です。

基本的に最終追い切りは強目の調教をしており、終いが12秒台前半の時計が出るようなら好調と見て良さそうですね。
ただ、今年は4戦連続で敗れており、前走のオープン戦でも8着と不振が続きます。
昨年はスプリンターズSで4着しており、良い時の状態に戻れば可能性はありそうですが、調教でも動けていないようならば注意が必要です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鞍馬ステークス(8着)

4/24 栗坂良 一杯
55.5 38.9 24.9 12.6

一杯に追われた3歳500万クラスのモズベッロと併せて、0.7秒先行して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/17 栗坂良 一杯
53.7 39.1 24.5 12.1

一杯に追われたオープン馬のラブカンプーと併せて、1.1秒追走して0.6秒先着しました。
前走時よりも良い動きを見せています。
2週連続でビッシリ追われ、今週は終い12.1秒の鋭い伸び脚で併走馬を圧倒。
一週前追い切りで5本目と順調に乗り込まれておりますし、ひと追いごとに状態は良化しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鞍馬ステークス(8着)

5/1 栗坂不 馬なり
52.6 38.3 25.0 12.7

強めに追われた500万クラスのコーンススと併せて、0.3秒先行して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/24 栗坂重 馬なり
51.7 37.7 24.7 12.5

一杯に追われたオープン馬のラブカンプーと併せて、0.4秒追走して1.0秒先着しました。
一週前追い切りにビッシリ追われた分、最終追い切りは軽めの調整。
それでも行きっぷりは良好で、全体時計は自己ベストに近い時計を叩き出しています。
ラストとは若干失速しましたら重馬場で12秒台の時計が出ていれば水準以上でしょう。
フットワークも軽快で前走時よりも上積みが見込めます。


カイザーメランジェ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調整されることが多く、馬なり中心に追われています。
併せ馬では遅れることもありますが、函館SSのように結果は出ているので良い動きを見せていれば特に心配はいらないでしょう。
また、プール調教を併用していますが、脚の不安によるものではないため問題ありません。

最終追い切りは軽く流す程度の調整が多く、一週前追い切りに時計の出す調教が行われています。
一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
ラスト1Fで鋭い伸び脚を見せていれば仕上がりは良好と見て良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(1着)

5/30 美坂稍 馬なり
55.3 40.8 26.3 12.7

馬なりに追われた古馬1勝のサンアップルトンと併せて、0.6秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/17 函館W良 馬なり
50.8 37.5 13.1 [3]

馬なりに追われた古馬1勝のサンアップルトンと併せて、外を同入しました。
一週前追い切りで1本目の調教でしたが、馬なり調教で全体時計50秒台の好時計をマーク。
ラストは抑えましたが、行きっぷりも良好で引き続き好調キープと考えて良いでしょう。
最終追い切りでも軽快な動きを見せていれば押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(1着)

6/12 函館W良 馬なり
65.3 51.4 38.5 13.5 [6]

強めに追われた古馬1勝のサンアップルトンと併せて、外を0.2秒先行して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/24 函館W良 馬なり
67.8 52.9 39.0 12.7 [5]

今週も軽めに流した程度の調整でした。
一週前追い切り同様に動きは機敏でラストは12.7秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができておりますし、前走時と同様に状態は良好です。
馬体も締まっておりますし、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


ライオンボス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心にウッドチップコースで調整されています。
強めに追われることもありますが、追われても最終追い切りのみ。
一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合いづけを行なっているので、併走馬との動きは要チェックですよ。

2戦前のチークピーシズ着用でレース内容は大きく良化しています。
ハンデ戦とはいえ、1000万クラスに続いてオープンクラスも快勝。
馬体も充実し、レース毎に力をつけている今走も軽視禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:韋駄天ステークス(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/17 美南P良 馬なり
69.0 52.4 38.6 11.8 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のサウンドマジックと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の行きっぷりでラストは11秒台の好時計をマーク。
しっかり折り合いもついておりますし、引き続き好調キープと考えて良さそうです。
動きも軽快で仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:韋駄天ステークス(1着)

5/15 美坂稍 馬なり
55.5 40.9 27.2 13.4

今回の最終追い切り:アイビスサマーダッシュ

7/24 美南P良 馬なり
69.1 53.2 38.4 11.8 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のアラゴネーゼと併せて、内を0.4秒先行同入しました。
今走はポリトラックでの調整でしたが、2週連続で終い11秒台の時計は好感が持てます。
併せ馬にも先行する形でしたが、粘り強さを見せしっかり同入。
折り合いもスムーズで態勢は整ったと考えて良いでしょう。

クイーンステークス2019 追い切り情報


7月28日(日)札幌芝1800m

ミッキーチャーム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

レース間隔が短い時は馬なり調教のみで調整されておりますが、普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整される傾向があります。
基本的に水・木曜追いは栗東CW6Fで追われ、長めに調整されています。
毎度仕上がりは良好ですし、一週前追い切りと最終追い切りで折り合いのついた調教ができていれば状態面の心配はいらないでしょう。

中山牝馬ステークスでは、仕上がりは悪くなかったですが当日の雰囲気は微妙でした。
輸送も影響してレースでは言うことを聞いていなかったので、性格面では難ありですね。
新馬戦も4着に敗れていますし、休み明けは走らないのかもしれません。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル (8着)

5/5 栗CW良 馬なり
86.1 68.8 53.3 38.0 11.8 [9]

今回の一週前追い切り:クイーンステークス

7/18 札幌芝良 強め
79.2 63.2 49.6 36.0 11.8 [8]

今週は時計の出やすい芝コースで追われましたが、全体時計は80秒を切る好時計をマーク。
終いも11.8秒と鋭い伸び脚で、追われた反応も抜群です。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りで態勢が整えば軽視禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル (8着)

5/8 栗坂良 馬なり
55.4 40.4 25.7 12.6

今回の最終追い切り:クイーンステークス

7/24 札幌芝良 馬なり
64.4 50.2 36.8 11.3 [7]

強めに追われた3歳未勝利馬のサンドルと併せて、外を0.6秒追走同入しました。
今週も芝コースで追われましたが、馬なり調教でラスト11.3秒の猛時計を叩き出しています。
抜群の行きっぷりで2週連続好時計をマーク。
格下の併走馬にもあっさり追走同入し、状態は良さそうですね。
しっかり折り合いもついており、仕上がりは万全とみて良いでしょう。


スカーレットカラー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りに実戦を意識した調整をして、最終追い切りで軽めの調教が施されることが多いです。
強めに追われる一週前追い切りは併せ馬で調整され、しっかり先着をしているようなら心配はいらないでしょう。
追われた反応も抜群で、ラスト1Fで好時計を叩き出しているようなら好調と考えて良さそうです。

3ヶ月の休養を挟んでさらに状態はパワーアップした前々走は、2着馬に1馬身以上差をつけて圧勝。
ひと叩きして上積みが見込めた前走はG3で3着。
馬体も大きくなっておりますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーメイドステークス(3着)

5/29 栗CW重 一杯
78.5 62.7 48.5 36.1 11.7 [7]

一週前追い切りは太宰騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:クイーンステークス

7/17 栗CW良 一杯
82.1 65.2 50.0 36.6 11.6 [7]

一週前追い切りは太宰騎手が騎乗しての調教です。
攻め動くタイプの馬ではありますが、力強い脚さばきでラストは11.6秒の猛時計を叩き出しています。
追われてからの反応は良好でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
馬体も充実しており、仕上がりは良好とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーメイドステークス(3着)

6/5 栗CW良 馬なり
53.1 38.5 12.5 [5]

今回の最終追い切り:クイーンステークス

7/24 札幌芝良 馬なり
69.4 52.7 37.8 11.9 [8]

最終追い切りでは長岡騎手が騎乗しての調教です。
一週前追い切りでビッシリ追われた分、最終追い切りは軽く流した程度の調整。
フットワークは軽快で時計の出やすいコースとはいえ、終い11秒台の好時計を叩き出しています。
一週前追い切りでも良い動きを見せており、態勢は整ったとみて良いでしょう。


フロンテアクイーン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

バランスが良い馬でレースでもその安定感を見せています。
一週前追い切りと最終追い切りでは併せ馬で調教されており、攻め動くタイプではないため、併走馬に遅れることもあります。
また、プール調教も併用していますが、それで結果を残していますので、併走遅れやプール調教は特に心配はいりません。

普段は折り合いがスムーズですし、しっかり追われて反応していれば、仕上がりは上々と考えて良いでしょう。
ラストは伸びるタイプの馬なので、今走も自分のリズムで走ることができれば楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル (15着)

5/2 美南W重 馬なり
67.3 52.1 37.7 12.5 [3]

馬なりに追われた1000万クラスのダイワメモリーと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:クイーンステークス

7/17 札幌ダ良 強め
66.8 52.0 38.0 11.8 [9]

馬なりに追われたオープン馬のダノングレースと併せて、外を1.7秒先行同入しました。
併走馬には先行同入と追いつかれた形ではありますが、攻め動くタイプの馬ではないので心配いりません。
反応は良好で終い11秒台の時計が出ていますし、全体時計もこの馬なりに優秀です。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル (15着)

5/8 美南W稍 馬なり
64.0 49.2 36.0 12.1 [2]

強めに追われた1000万クラスのダイワメモリーと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
最終追い切りは三浦騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:クイーンステークス

7/24 札幌芝良 馬なり
64.5 50.1 36.1 11.8 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のボスジラと併せて、外を0.6秒先行して0.1秒先着しました。
最終追い切りは三浦騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
芝コースで最終調整を行なっており、今週は軽めに追われています。
併走馬には追いつかれた形ではありますが、しっかり先着しておりますし、引き続き気配は良好です。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。