マーキュリーC2019 追い切り情報

マーキュリーカップ 2019 追い切り情報

マーキュリーカップ 2019 追い切り情報


7月15日(月)盛岡ダート2000m

グリム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路コースを中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りはウッドチップコースで追われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で調整され、実戦を意識した調教が行われる傾向があります。
最終追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。

攻め動くタイプの馬ではなく、ユニコーンS(9着)のように好時計を出しているレースでは逆に成績を落としているので注意が必要です。
4Fの時計が52秒を切るようなら状態を確認した方が良さそうですね。
近走は成績も安定しており、引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンタレスステークス(2着)

4/3 栗坂良 馬なり
52.5 37.6 24.5 12.2

強めに追われた3歳未勝利馬のピクシーメイデンと併せて、0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:マーキュリーカップ

7/3 栗CW稍 強め
82.2 65.5 50.4 37.0 12.0 [5]

一杯に追われた古馬2勝のスピンドクターと併せて、内を1.4秒追走して0.8秒先着しました。
一週前追い切りは小崎騎手が騎乗しての調教です。
引き続き気配は良好で2週前追い切りには一杯に追われて自己ベストを更新。
今週はやや抑えめでしたが、それでも82.2秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンタレスステークス(2着)

4/10 栗CW重 馬なり
82.0 66.7 52.3 38.3 12.5 [4]

馬なりに追われた1000万クラスのシップーコウライと併せて、内を2.1秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは浜中騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マーキュリーカップ

7/11 栗坂良 強め
52.1 37.9 24.7 12.2

2週連続で強めに追われ、今週は坂路コースで52秒台の好時計をマーク。
終い重点に追われると、抜群の反応でラストは12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
行きっぷりも良好で、折り合いのついた調教ができています。
一週前追い切りも良い動きを見せており、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ノーブルサターン 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りか最終追い切りどちらか一方は強めに追われる傾向があります。
全体的に見ると最終追い切りに強めに追われる方が良績を残していますが、そこまでの差はありません。
休み明けが動かないタイプで、新馬戦を入れた8戦中7戦が掲示板外となっています。

調教で速い時計を出していても注意が必要ですね。
また、併せ馬には遅れることもありますが、しっかり折り合いのついた調教ができていれば特に心配はいりません。
ひとレースごとに状態は良化しているので、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アハルテケステークス(3着)

6/12 栗CW稍 強め
86.4 69.2 53.1 38.0 11.5 [8]

馬なりい追われた3歳未勝利馬のフロレンザールと併せて、外を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:マーキュリーカップ

7/4 栗坂重 馬なり
58.8 42.9 28.0 13.6

一週前追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに流した程度。
今走は一週前追い切りで1本目の調教でしたが、動きは軽やかで特にデキ落ちはなさそうです。
前走叩いて状態は上向いているので、最終追い切りで万全に仕上がれば軽視禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アハルテケステークス(3着)

6/19 栗坂良 馬なり
55.6 40.8 26.6 13.0

馬なりに追われた3歳未勝利馬のパーフェクトレースと併せて、0.7秒追走同入しました。
最終追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マーキュリーカップ

7/11 栗坂良 馬なり
57.1 42.0 26.9 13.2

前走時と同様に最終追い切りは鮫島良太騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽く流した程度の調整でしたが、動きは軽快でしっかり折り合いもついています。
大きな上積みはなさそうですが、前走時と同等の力は出せそうですね。
軸で狙うにはおすすめできない一頭です。


テルペリオン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的にウッドチップコースで追われており、併せ馬で気合い付けを行うことが多いです。
実戦に近い調教を行うので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
併せ馬では、格上と併せても同入以上の走りをしているので、もし併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

近走は最終追い切りでも強めに追われる傾向があり、鋭い伸び脚を見せていれば仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
また、ポリトラックで最終調整を行うこともありますが、しっかり結果を残しているので特に心配はいりません。
前走オープンレースを制して勢いをつけた今走も、態勢が整えば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:スレイプニルステークス(1着)

5/23 栗CW良 一杯
82.8 66.0 50.9 37.5 12.0 [9]

一杯に追われた3歳未勝利馬のヒラボクメルローと併せて、外を0.8秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:マーキュリーカップ

7/3 栗CW稍 一杯
79.8 64.0 49.8 36.8 12.2 [6]

一杯に追われた3歳未勝利馬のヒラボクメルローと併せて、内を1.0秒追走して0.3秒先着しました。
普段通り今週はビッシリ追われ、自己ベストに近い時計をマーク。
追われた時の反応も抜群で、ラストはぐんぐん伸びて格下を圧倒。
折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:スレイプニルステークス(1着)

5/29 栗P良 一杯
85.2 68.1 52.9 38.6 11.8 [8]

今回の最終追い切り:マーキュリーカップ

7/11 栗CW良 強め
84.9 67.8 52.4 37.7 11.9 [6]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一週前追い切りに続いて今週も強めに追われ、ラストは11秒台の好時計をマーク。
先週は自己ベストに近い時計を叩き出しており、馬体も上々です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整もできており、仕上がりは万全と見て良いでしょう。
上積みが見込める今走は楽しみな一頭です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。