中京記念2019 追い切り情報

中京記念2019&函館2歳S 追い切り情報

中京記念2019 追い切り情報


7月21日(日)中京芝1600m

プリモシーン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

基本馬なり中心の調教ですが、休養明けは日曜追いや最終追い切りで強めの調教をしています。
久々でも走れる馬で、普段もフットワークは力強く毎レース仕上がりは良好です。
道中の行きっぷりも良いですし、攻めも動いているため、調教で動いていなければ要注意ですね。

3着以内に入れなかった桜花賞とNHKマイルカップですが、桜花賞は前が空かず不完全燃焼に終わり、NHKマイルカップでは出遅れのため後方からになってしまい、直線も前が詰まっていて5着という結果に。
仕上がりというよりは展開に大きく影響を受ける馬なので、相手関係はしっかりチェックしておく必要がありそうです。
昨年秋は不振で終わりましたが、今年はG1ヴィクトリアマイルで2着と状態も上向いているので今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(2着)

5/1 美南W不 馬なり
84.0 69.2 53.7 39.2 12.7 [4]

今回の一週前追い切り:中京記念

7/10 栗CW良 強め
97.7 82.4 67.2 52.2 37.6 11.5 [5]

一杯に追われた古馬2勝のディロスと併せて、外を0.9秒先行して0.7秒先着しました。
今週で1本目の調教メニューを消化。
長めに追われましたが、行きっぷりは抜群でラストは11.5秒の猛時計をマーク。
追われてからの反応も良好で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(2着)

5/8 美南W稍 馬なり
52.6 38.0 12.4 [3]

強めに追われた3歳未勝利馬のエスタジと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:中京記念

7/17 栗CW良 馬なり
78.4 63.1 48.6 36.1 12.1 [5]

一杯に追われた古馬2勝のディロスと併せて、内を0.7秒追走して1.3秒先着しました。
最終追い切りは福永騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
軽めの調整でしたが、全体時計は78秒台の猛時計をマーク。
ラストも12.1秒の鋭い伸び脚で、古馬を圧倒しています。
フットワークも力強く仕上がりは万全と見ていいでしょう。


カテドラル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、たまに一週前追い切りに併せ馬で強めに追われる傾向があります。
一週前追い切りの攻めで好時計を出していますが、併走馬に遅れた時は注意が必要です。
実際に東スポ2歳Sと京成杯は11着に敗れましたし、直線で脚が止まってしまい、いつもの脚が使えていませんでした。

この馬の場合、加速ラップを刻んでいるかどうかも重要ではありますが、併走馬に先着しているかは要チェックですね。
最終追い切りは馬なりで調整して万全に仕上げてくるので、ラストがしっかり伸びていれば仕上がりは良好とみて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(3着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/11 栗CW良 強め
80.9 65.4 51.1 37.8 11.7 [8]

一週前追い切りで4本目の調教です。
攻め動くタイプの馬なので、全体時計は平凡ですが、今週は終い重点に追われ、ラストは11.7秒の好時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができており、仕上がりは良好です。
最終追い切りでも引き続き好調なら押さえておきたい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(3着)

5/2 栗坂重 馬なり
57.2 40.6 26.3 12.5

今回の最終追い切り:中京記念

7/18 栗坂良 馬なり
54.4 38.6 24.4 11.9

一週前追い切りでビッシリ追われた分、最終追い切りは軽めの調整。
それでもラストは抜群の伸び脚を見せており、2週連続で11秒台の好時計を叩き出しているのも好感が持てます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができておりますし、仕上がりは良好です。
普段通り順調に乗り込まれ、馬体も充実している今走も楽しみな一頭です。


ミエノサクシード 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

栗東坂路とウッドチップコースで調整され、基本的に水曜追いはウッドチップコースで追われています。
馬なり中心の調教が多く、追われる時は一週前追い切りにビッシリ追われ、最終追い切りで軽めに調整される傾向があります。
攻め動くタイプの馬なので、一杯に追われた時は80秒を切ることもあります。

ラストもしっかり伸びるので終い11秒台、12秒台前半が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
普段は折り合いもついているので、ラストで失速するようなら要注意ですよ。
前走は6着に敗れましたが、相手関係が楽になる今走は改めて期待したい。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ヴィクトリアマイル(6着)

5/2 栗CW重 一杯
79.6 64.1 49.9 37.1 11.7 [8]

一週前追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:中京記念

7/11 栗CW良 一杯
83.9 66.1 50.4 36.7 11.3 [9]

一杯に追われた3歳未勝利馬のムーンオブバローダと併せて、外を0.8秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは太宰騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われましたが、時計を要した分ラストは11.3秒の猛時計をマーク。
追われてからの反応も良好で、前走時同様動きは上々です。
2週前追い切りも好時計を叩き出しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ヴィクトリアマイル(6着)

5/8 栗CW良 馬なり
86.1 68.6 52.7 38.0 12.3 [5]

今回の最終追い切り:中京記念

7/17 栗CW良 馬なり
85.2 67.2 51.5 38.1 11.8 [3]

ひと追いごとに動きは良化。
3週連続で11秒台の好時計は好感が持てます。
前走時よりも動きは良好で、久々でも仕上がりは良さそうです。
しっかり折り合いもついており、レベルの下がる今走は軽視禁物ですよ。

函館2歳ステークス2019 追い切り情報


7月21日(日)函館芝1200m

レッドヴェイパー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

前走は2週前追い切りと1週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽めの調整が行われています。
基本併せ馬で気合い付けをしており、一週前追い切りでは古馬1勝の併走馬に遅れたものの、最終追い切りはしっかり先着。
軽めの調整でも行きっぷりは良好で、終い12秒台の好時計を叩き出しています。

折り合いもついており、乗り込み量も十分です。
今走はレース間隔が短いですが、引き続き好調キープなら軽視禁物ですね。
併せ馬との動きは要チェックですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新馬戦(1着)

6/12 函館芝良 馬なり
70.1 53.4 38.7 11.5 [6]

強めに追われた古馬1勝のエピックガールと併せて、内を0.7秒先行して0.1秒遅れました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/14 函館W稍 馬なり
58.1 42.2 13.4 [8]

一週前追い切りは北村友一騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は軽めに調整でしたが、行きっぷりは良好です。
折り合いもスムーズで状態は悪くなさそうですね。
今週は流した程度の調整でしたので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新馬戦(1着)

6/19 函館W良 馬なり
70.3 54.5 40.3 12.8 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のエピックガールと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/17 函館W良 馬なり
69.0 53.2 38.9 12.1 [5]

馬なりに追われた古馬2勝のウォータースペースと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは北村友一騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今走は最終追い切りで2本目と乗り込み量は少ないですが、抜群の行きっぷりで前走時の時計を大きく更新。
古馬に大きく追走したにも関わらず、鋭い伸び脚であっさり先着。
加速ラップもしっかり刻んでおり、仕上がりは万全と見ていいでしょう。


パフェムリ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

馬なり中心の調教で、併せ馬で調整されることが多いです。
前走は一週前追い切りから騎手騎乗でやれており、乗り込み量も申し分ない。

速い時計を出す馬ではありませんが、折り合いのついた調整ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
1200mはうまく対応していますし、レベルの上がる今走も仕上がり良好なら軽視禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新馬戦(1着)

6/13 函館芝良 馬なり
69.9 54.2 40.3 12.2 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利馬のハコダテカーニバルと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/10 函館W良 馬なり
71.7 55.0 40.6 13.0 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のセイリスペクトと併せて、外を0.4秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、格上の併走馬に追走同入。
フットワークは軽快でしっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
日曜追いでは新馬にあっさり先着し、引き続き好調キープと見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新馬戦(1着)

6/19 函館W良 馬なり
71.9 55.6 41.4 13.1 [7]

最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/17 函館W良 馬なり
66.8 51.9 38.7 12.7 [4]

一杯に追われた古馬2勝のリヴァイバルと併せて、内を0.4秒追走して0.6秒先着しました。
最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。
普段通り軽めの調整でしたが、古馬を圧倒し自己ベストを大きく更新しています。
ぐんぐん加速していって終いは12秒台の好時計をマーク。
前走時よりもさらに上積みが見込める今走は楽しみな一頭です。


スマートカーリー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

前走は栗東坂路を中心に追われ、最終追い切りのみ函館芝コースで調整。
レース直近は併せ馬で気合い付けが行われており、新馬や未勝利馬にはしっかり先着しています。
最終追い切りでは古馬3勝の併走馬に0.4秒遅れはしたものの、1.5秒追走したもので格上相手にこれだけ走れていれば特に問題はないでしょう。

ラストは遅くなることも多く、折り合いはついていませんが、前走も結果を残しているので折り合い面は心配いらなそうです。
落ち着きのある馬で、普段通り軽快な動きを見せていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:新馬戦(1着)

6/19 栗坂良 一杯
52.6 37.7 24.6 12.5

一杯に追われた3歳未勝利馬のユキエチャンと併せて、0.2秒追走同入しました。
一週前追い切りは畑端騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:函館2歳ステークス

7/10 函館W良 馬なり
67.6 52.6 38.2 12.7 [6]

強めに追われた古馬1勝のサンノゼテソーロと併せて内を同入しました。
一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに追われましたが、1勝の古馬に余裕残しで同入。
ラストも鋭い伸び脚を見せており、加速ラップを刻んでいる点も好感が持てます。
ひと叩きした上積みも見込める今走は楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:新馬戦(1着)

6/26 函館芝良 強め
63.4 48.6 36.3 12.2 [5]

強めに追われた古馬3勝のニシオボヌールと併せて、内を1.5秒追走して0.4秒遅れました。
最終追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:函館2歳ステークス

7/17 函館芝良 馬なり
65.1 50.2 37.3 12.0 [5]

馬なりに追われた古馬1勝のラフェリシテと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは武豊騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は馬なり中心の調教でしたが、行きっぷりは良好で古馬と同入も余裕残し。
折り合いもスムーズでフットワークも軽快です。
ラストの伸び脚も抜群で仕上がりは万全と考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。