桜花賞2021 追い切り情報

桜花賞2021 追い切り情報

桜花賞2021 追い切り情報


4月11日(日)阪神芝1600m

アカイトリノムスメ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には格上でも同入、先着をしているので、今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
馬なりでも加速力は十分で、最終追い切りは毎回好時計を叩き出しています。

直線の伸び脚も鋭く、ラストは12秒台の時計が出ていれば優秀です。
新馬戦は落としましたが、2戦目以降は余裕残しで3連勝。
ひとレース毎に良化が感じられるので、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:クイーンカップ(1着)

2/3 美南W稍 馬なり
66.6 51.1 36.9 11.9 [2]

馬なりに追われた古馬2勝のベルクワイアと併せて、外を0.8秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:桜花賞

3/31 美南W良 強め
67.1 52.1 38.5 12.8 [5]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のアンドルディースと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは12.8秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時より優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:クイーンカップ(1着)

2/10 美南W良 馬なり
68.9 54.2 40.0 13.4 [5]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のカレンレベンティスと併せて、外を0.4秒先行同入しました。

今回の最終追い切り:桜花賞

4/7 美南W良 馬なり
67.1 52.2 38.4 12.5 [4]

馬なりに追われた3歳未勝利のプリンニシテヤルノと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群のいきっぷりで終い12.4秒の好時計をマーク。
馬なりでも先週と同等の時計を出していますし、直線の伸びは優秀です。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。


サトノレイナス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に調整が行われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしていて、併走馬には同入か先着することが多いです。
ただ、遅れても結果は出ているので、動いていればそこまで心配する必要はないでしょう。

馬なり調教でも直線の伸びは鋭く、終い12秒台の時計を出すことが多いです。
全体時計も優秀ですし、いつも通り折り合いがついていて、好時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神JF(2着)

12/2 美南W良 馬なり
67.5 51.6 37.4 12.5 [2]

強めに追われた古馬2勝のロジスカーレットと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:桜花賞

3/31 美南W良 強め
64.4 49.9 36.1 11.7 [2]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のミエノムガールと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、全体時計は自己ベストと同等の時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.7秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着し、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神JF(2着)

12/9 美南W良 馬なり
67.9 53.3 39.4 12.5 [6]

馬なりに追われた2歳未勝利のビューティフルデイと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:桜花賞

4/7 美南W良 馬なり
68.6 53.5 39.9 13.0 [6]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のダイワクンナナと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は軽めの調整でしたが、引き続き軽快な動きを見せています。
併走馬にもあっさり追走同入していますし、騎手騎乗でやれているのも好感が持てます。
折り合いもついていますし、久々でも仕上がりは万全です。


ソダシ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は水曜追いに併せ馬で気合付けをしていて、併走馬にはいつも先着することが多いです。
特に最終追い切りはしっかり先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
速い時計が出るタイプの馬ではありませんが、折り合いがスムーズなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

新馬戦は2着に2馬身以上差をつける圧勝で、続く札幌2歳Sもレコード勝ちと能力は非凡です。
前走のG1阪神JFも見事快勝し、このメンバーでも実力はトップクラス。
前走と同様の条件で、今走も仕上がり万全なら楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神JF(1着)

12/2 栗CW良 一杯
80.6 64.2 49.9 36.8 12.3 [5]

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のブレイニーランと併せて、外を0.4秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:桜花賞

3/31 栗坂良 一杯
52.4 38.5 24.5 11.8

一週前追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われましたが、全体時計は自己ベストを更新。
追われた反応も抜群で、直線は11.8秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いがついているのも好感が持てますし、先週も良い動きを見せていました。
乗り込みも十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神JF(1着)

12/9 栗坂良 馬なり
54.9 40.0 25.9 12.9

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:桜花賞

4/7 栗坂良 馬なり
54.5 39.1 25.4 12.5

最終追い切りは吉田隼人騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のマジカルステージと併せて、0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、抜群の動きで併走馬にあっさり先着しています。
加速すると終い12.5秒の鋭い伸び脚で、前走時以上に良い動きです。
先週は自己ベストを更新していましたし、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ファインルージュ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われていて、強めに追うとしても一週前追い切りで行われることが多いです。
また、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、実戦を意識した調整が多いので要チェックですよ。
併走馬には遅れることもありますが、格上相手でも遜色ない走りを見せています。

直線も12秒台の鋭い伸び脚を見せることが多く、折り合いもスムーズです。
併走馬にもしっかり同入できていて、ラストで好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
まだキャリアは浅いですが、前走のG3フェアリーSでは2着に2馬身以上も差をつける圧勝を決めています。
距離適性は問題なさそうですし、成長度次第では注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:フェアリーステークス(1着)

12/30 美南W稍 馬なり
69.6 54.4 40.2 13.2 [3]

一杯に追われた3歳1勝のテネラメンテと併せて、内を0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:桜花賞

3/31 美南W良 強め
82.6 67.6 53.0 39.0 12.9 [2]

馬なりに追われた古馬1勝のブレッシングレインと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応で直線は12.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのは好感が持てます。
併走馬にもしっかり追走同入できていますし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:フェアリーステークス(1着)

1/7 美南W良 馬なり
68.5 53.1 38.5 12.2 [3]

馬なりに追われた3歳未勝利のゴールデンシロップと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:桜花賞

4/7 美南W良 馬なり
67.7 52.8 38.9 12.0 [3]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のブレッシングレインと併せて、外を0.4秒先行して0.3秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが、抜群のいきっぷりで終い12.0秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、折り合いもスムーズで直線の伸びは優秀です。
併走馬には若干差を縮められた形ではありますが、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


メイケイエール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に乗り込まれていて、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
併走馬には遅れを取ることもありますが、重賞でも結果は残しているのでしっかり動いていれば問題はないでしょう。
毎回直線の伸びは良好ですし、行きたがる馬なので、失速ラップでも終い12秒台の時計が出ていれば要注意です。

G1阪神JFでは4着に敗れましたが、ひとレース毎に力をつけていて、前走はG2チューリップ賞を見事快勝しています。
不安視されていたマイル戦でも適性を見せましたし、阪神JFでは4着とはいえ1着と0.2秒差です。
G1でも能力は十分通用すると思いますし、今走も折り合いがつけば押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:チューリップ賞(1着)

2/24 栗CW良 馬なり
41.0 11.7 [8]

一週前追い切りは富田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:桜花賞

3/31 栗CW良 馬なり
49.2 36.3 12.5 [4]

今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで4F50秒を切る猛時計をマーク。
前走時以上に良い動きを見せていて、直線は若干失速しましたが、終い12.5秒なら優秀です。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:チューリップ賞(1着)

3/3 栗CW不 馬なり
54.8 38.5 11.9 [9]

最終追い切りは富田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:桜花賞

4/7 栗CW稍 馬なり
51.2 37.4 12.1 [8]

今週も馬なり調教でしたが、軽快な動きで4F51.2秒の好時計をマーク。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、折り合いがついているのは好感が持てます。
土曜日には意欲的にやれていますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。