日経賞2022 追い切り情報

日経賞2022 追い切り情報

日経賞2022 追い切り情報


3月26日(日)中山芝2500m

アサマノイタズラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
馬なり中心の調教ですが、意欲的に追われるとしても一週前追い切りか最終追い切りが多いです。
毎回直線の伸びは優秀なので、意欲的に追われても直線の反応は要チェックですよ。

併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていますので、しっかり動いていれば心配はいらないです。
折り合いがついていて、終い12秒台の時計なら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続いていましたが、セントライト記念では一変して見事快勝していますし、前走のG2AJCCも4着なら優秀です。
重賞でも安定した成績を残していますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(4着)

1/13 美南W良 一杯
68.9 53.8 38.8 11.7 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のベストフィーリングと併せて、外を0.7秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/16 美南W良 馬なり
84.9 68.4 53.4 38.2 11.7 [7]

馬なりに追われた3歳1勝のエンギダルマと併せて、外を1.3秒先行同入しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(4着)

1/19 美南W良 一杯
83.4 66.8 51.8 37.7 11.9 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のムスコローソと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:日経賞

3/23 美南W稍 強め
86.0 69.4 54.6 39.0 11.1 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのインターミッションと併せて、内を1.0秒追走して0.1秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、ラストは11.1秒の猛時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、直線の伸びは優秀で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。


アリストテレス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に調整されていて、水曜追いは栗東CWで追われることが多く、騎手騎乗で実戦を意識した調整が多いです。
特に一週前追い切りは強めに追われることが多く、早い時計も出してくるので要チェックですよ。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていますが、併走馬に遅れることも多い傾向があります。

結果は出ているので、併走馬に遅れていても、しっかり時計を出すようなら心配はいらないです。
折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
中々決め手に欠ける馬ではありますが、G2では好走率が高いです。
G1では能力が劣る印象ですが、G2なら十分やれると思いますので、今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(6着)

12/15 栗CW良 一杯
82.7 67.2 52.1 37.0 11.5 [7]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた新馬のノットゥルノと併せて、内を0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/16 栗CW良 一杯
79.6 64.8 50.6 36.3 11.7 [7]

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた障害オープンのアサクサゲンキと併せて、外を0.8秒先行して0.2秒先着しました。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(6着)

12/22 栗坂良 馬なり
54.7 39.0 24.9 12.3

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のミッキーバディーラと併せて、0.4秒先行して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:日経賞

水曜日時点では最終追い切りは行われていませんでした。


タイトルホルダー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われていますが、レース直前は美浦南Wで追われることが多いです。
馬なり中心ではありますが、ウッドチップでは好時計を出す傾向があるので要チェックです。
また、一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、格上相手でも追走同入できています。

今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。
直線は伸びるタイプの馬で、終い12秒台前半の時計なら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
G1菊花賞では2着に5馬身差をつける圧勝で、G1有馬記念でも5着と実力馬相手に十分戦えています。
能力は高い馬ですし、休養明けの今走も態勢が整えば楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(5着)

12/15 美南W稍 馬なり
66.5 52.1 38.0 12.2 [7]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた2歳1勝のタイラーテソーロと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:日経賞

3/16 美南W良 馬なり
66.0 51.3 37.5 12.2 [8]

一週前追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(5着)

12/22 美南W良 馬なり
82.5 65.7 50.8 37.0 11.6 [5]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のウォルフズハウルと併せて、内を2.8秒追走して0.2秒遅れました。

今回の最終追い切り:日経賞

3/23 美南W稍 馬なり
67.2 52.2 37.6 11.6 [8]

最終追い切りは横山和生騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのロンドンテソーロと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
今走も馬なり中心に追われ、最終追い切りで11本目とプール調教を併用しながら入念に追われています。
最終追い切りは馬なりでも併走馬を楽に圧倒しており、加速すると直線は11.6秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。