日経新春杯2021 追い切り情報

日経新春杯2021 追い切り情報

日経新春杯2021 追い切り情報


1月17日(日)中京芝2200m

アドマイヤビルゴ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、水曜追いは栗東CWで意欲的に追われることが多いです。
また、2週前追い切りと一週前追い切りは併せ馬で気合付けをしていて、一週前追い切りはいつも先着しています。
そのため、一週前追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻めは動くタイプの馬で、栗東CWでは一杯に追われて6F80秒台の時計を出すことも多いです。
折り合いもついていますし、今走もしっかり加速ラップを刻んでいれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
特に実戦を意識した調整が多い、一週前追い切りの動きには注目ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンドロメダステークス(1着)

11/11 栗CW良 一杯
96.9 79.5 64.5 50.9 37.8 12.4 [8]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のスペードエースと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/7 栗CW良 一杯
80.7 65.4 51.1 37.5 12.0 [6]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのポタジェと併せて、内を4.6秒追走して0.5秒先着しました。
いつも通り今週はビッシリ追われると、力強いフットワークで6F80.7秒の猛時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は12秒の鋭い伸び脚を見せています。
併走馬にはかなり追走したにも関わらず、0.5秒も先着していますし、しっかり加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは万全です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンドロメダステークス(1着)

11/18 栗坂良 強め
53.7 39.5 26.1 13.0

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/13 栗坂良 馬なり
55.2 40.3 25.9 12.8

今週はサッと流す程度の調整でしたが、軽快なフットワークで直線は12.8秒の好時計を叩き出しています。
馬なり調教ではいつも13秒台の時計を出しているので、時計で見ても良化が見込めます。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、仕上がりは万全です。


ヴェロックス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWで追われることが多く、一週前追い切りと最終追い切りは長めにやれています。
ラストは鋭い脚を使う馬で、攻めの調教なら終い11秒台の好時計を出していれば仕上がり順調とみて良いでしょう。
特に好時計を出してくる一週前追い切りの動きは要チェックですよ。

また、併せ馬で気合付けをすることも多く、併走馬にはいつも先着しています。
毎回折り合いもついていますし、今走も加速ラップを刻んだ調整で併走馬にもあっさり先着するようなら軽視禁物です。
ただ、テンションが高い馬なので、本番の落ち着きによっては注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中日新聞杯(3着)

12/2 栗CW良 一杯
82.2 66.6 51.6 37.7 12.0 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のロンズデールベルトと併せて、内を0.5秒追走して0.3秒先着しました。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/6 栗CW良 強め
86.1 68.9 53.5 39.0 11.9 [9]

今週は意欲的に追われましたが、普段と比べると全体時計は平凡です。
攻めは動くタイプの馬なので、この馬なりに動きはイマイチですね。
ただ、直線は11.9秒の伸びを見せていますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中日新聞杯(3着)

12/9 栗CW良 馬なり
85.9 69.0 53.3 38.8 11.8 [7]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のアウサンガテと併せて、内を0.4秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/14 栗CW良 一杯
82.1 66.7 51.8 38.0 12.1 [7]

一杯に追われた3歳未勝利のヒノシタカイザンと併せて、内を1.6秒追走してクビ差先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応で前走時以上に良い動きを見せています。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、併走馬にもあっさり先着。
折り合いもついていますし、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。


クラージュゲリエ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りで軽く調整する傾向があります。
基本的に併せ馬で調教されていて、一週前追い切りでは併走馬に遅れることもありますが、最終追い切りでしっかり同入するようなら押さえておくのが良いでしょう。
一週前追い切りも意欲的に追われて、6F81秒台の時計が出ていれば優秀です。

気性は激しいが能力はある馬ですが、重賞でもそこまで悪い結果は残してないですし、自分の競馬ができれば強い馬です。
レース毎に成長は感じるので、入念に乗り込まれている今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アンドロメダステークス(2着)

11/13 栗CW良 一杯
69.2 53.6 39.3 12.2 [8]

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/7 栗CW良 一杯
83.4 67.9 53.5 39.1 12.8 [6]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のディープモンスターと併せて、内を0.8秒追走して0.8秒遅れました。
今週はビッシリ追われましたが、併走馬には追走した分そのまま遅れています。
追われた反応もイマイチで、全体時計もこの馬なりに平凡です。
入念に乗り込まれてはいますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アンドロメダステークス(2着)

11/18 栗CW良 強め
54.5 39.7 11.9 [7]

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/13 栗坂良 馬なり
61.6 44.1 27.9 13.7

先週一杯に追われた分、今週はサッと流す程度の調整です。
折り合いはついているものの、特に良化は感じません。
先週も一杯に追われて動きは微妙でしたし、気配はイマイチですね。
仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


サトノインプレッサ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は騎手騎乗で乗り込まれ、水曜追いは併せ馬が多いです。
一週前追い切りでは遅れることが多いですが、最終追い切りには態勢を整えています。
いつも加速ラップを刻んだ調整ができていますし、意欲的に追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。

近走は2桁着順が続きますが、ダービーでは4着に好走しています。
毎日杯以降は中々結果を残せてはいませんが、得意の距離でどうかと言ったところでしょう。
ポテンシャルは高い馬ので、今走も上手くハマれば軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(12着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/7 栗CW良 一杯
80.7 64.7 50.5 38.1 12.5 [7]

一週前追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのサトノガーネットと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
今週は意欲的に追われると、力強い反応で自己ベストと同等の時計をマーク。
直線も12.5秒の鋭い伸び脚で、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
併走馬にも追走同入できていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(12着)

10/21 栗CW良 強め
87.1 69.4 52.5 38.0 12.2 [6]

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/13 栗CW良 強め
84.0 67.4 52.6 38.5 12.3 [8]

最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い12.3秒の好時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調整で仕上がりは万全です。


サンレイポケット 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、水曜追いは栗東CWで追われることが多いです。
また、基本的に水曜日は意欲的な調整が多く、直線は毎回力強い伸び脚を見せています。
併走馬にも遅れる傾向がありますが、ラストがしっかり伸びていれば心配はいらないでしょう。

ひとレース毎に力をつけていて、休養明けのG3新潟記念を3着に好走すると、続く毎日王冠でも3着に好走しています。
前走のアルゼンチン共和国杯では6着に敗れましたが、2400mは実績がありますし、距離適性は問題ないと思います。
能力的にどこまでやれるかと言ったところですが、仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アルゼンチン共和国杯(6着)

10/29 栗CW良 一杯
80.5 65.2 50.9 37.2 11.8 [4]

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/7 栗CW良 一杯
81.2 65.5 50.8 37.3 12.4 [6]

一週前追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のアイロンワークスと併せて、内を1.1秒追走してアタマ差先着しました。
今週は一杯に追われると、力強いフットワークで楽に好時計をマーク。
普段通り直線の伸びは鋭く、併走馬にもあっさり先着しています。
全体時計も優秀ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整で態勢は整ったと考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アルゼンチン共和国杯(6着)

11/4 栗坂良 一杯
53.7 39.0 25.4 12.3

最終追い切りは荻野極騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/14 栗坂良 強め
53.2 38.6 25.2 12.6

今週はやや抑えめでしたが、力強い反応で直線も12.6秒の好時計をマーク。
先週も楽に好時計を出していましたし、前走時以上に良い動きを見せています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ダイワキャグニー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで、馬なり中心に追われています。
時々強めに追われることもありますが、直線の伸びを確かめる程度です。
全体時計は速い数字が出るタイプの馬ですが、終い12秒台なら良好と考えていいでしょう。

G1では結果を出せていませんが、G2までなら近走も安定した成績を残せています。
前走の天皇賞秋でも6着に敗れたとはいえ、手応え十分の走りでしたし、相手関係が楽になる今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(6着)

10/22 美南W良 馬なり
71.0 55.5 40.8 13.2 [7]

今回の一週前追い切り:日経新春杯

1/7 美南W良 馬なり
68.6 53.3 39.3 12.8 [4]

今週は軽めに調整でしたが、行きっぷりは良好で終い12.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、引き続き軽快な動きを見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(6着)

10/28 美坂良 強め
54.3 39.1 25.1 12.5

今回の最終追い切り:日経新春杯

1/13 美坂良 強め
50.9 37.6 24.8 12.4

今週は終い重点に追われる内容でしたが、全体時計は自己ベストを1秒以上も更新。
追われた反応も抜群で、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。