新潟記念2020 追い切り情報

新潟記念2020 追い切り情報

新潟記念2020 追い切り情報


9月6日(日)新潟芝2000m

アイスバブル 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで調整されていて、水曜追いは栗東CWで強めに追われることが多いです。
基本併せ馬が行われていますが、格下の併走馬に遅れることも多々あります。
ただ、遅れていても結果は出ているので、しっかり動けていれば特に心配はいらないです。

まだ完調手前だったメトロポリタンSは、他馬の脚に追いつけず6着まで。
続く目黒記念も仕上がり自体はマズマズでしたが、しぶとく粘るようなタフな展開に報われた印象です。
直線で瞬発力勝負というよりは、タフな競馬の方が得意なので、今走もしぶとい走りができれば楽しみです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:目黒記念(2着)

5/20 栗坂良 馬なり
62.8 45.5 29.1 14.3

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/27 栗CW良 一杯
84.0 68.5 53.9 40.0 12.8 [6]

一杯に追われた2歳未勝利のヴィルヘルムと併せて、内を0.8秒追走して0.9秒遅れました。
一週前追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
格下の併走馬に遅れをとりましたが、併走馬に遅れるのは普段通りです。
一杯に追われた割に時計は微妙ではありますが、折り合いがついているのは好感が持てますね。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:目黒記念(2着)

5/27 栗坂良 一杯
55.2 40.3 25.5 12.6

強めに追われた3歳オープンのヴェルトライゼンデと併せて、0.5秒先行して0.4秒遅れました。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/2 栗CW良 一杯
86.8 68.9 53.7 39.1 12.8 [7]

強めに追われた新馬のエイスオーシャンと併せて、外を0.8秒先行して0.1秒遅れました。
先週に続いて今週もビッシリ追われましたが、全体時計は更に遅くなりましたね。
直線の伸びも良くなったわけでも無いですし、今週は新馬に遅れをとっています。
折り合いはついていますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


アトミックフォース 追い切り評価:未定⇛回避

1.この馬の追い切り傾向

普段は5本程度の乗り込みで、一週前追い切りか最終追い切りのどちらか一方で直線強めに追われてる傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で、美浦南Wなら4F51秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
面白い傾向としては、馬なりのみで調整されているレースでは、好走率が下がります。

今走も馬なりのみで追われているようなら注意が必要ですよ。
ひとレースごとに力をつけていて、前々走は重賞でも最後まで粘り強い走りで2着に好走。
前走は5着に敗れましたが、得意の新潟なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:エプソムカップ(5着)

6/3 美南W良 馬なり
70.0 54.4 39.8 12.7 [6]

今回の一週前追い切り:新潟記念

一週前追い切りは行われていませんでした。


カデナ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われており、一週前追い切りと最終追い切りは強めの調教が行われています。
毎回乗り込み量は少なく、いつも5本程度の調教です。
また、攻め動くタイプの馬ではなく、攻めの調教では栗東坂路4F53秒台となっています。

ラストは遅くなる傾向がありますが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
今年は昨年と比べても力はついていますし、G1大阪杯でも4着に好走しています。
前走の宝塚記念は12着に大敗しましたが、昨年3着した舞台ですし、入念に調整された今走も仕上がり万全なら軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(12着)

6/17 栗坂良 一杯
51.6 37.7 25.0 12.9

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 栗坂良 一杯
53.4 37.6 24.5 12.5

一週前追い切りは坂路で一杯に追われています。
追われた反応も良好で、終い12.5秒の好時計をマーク。
失速ラップではありますが、普段通りの傾向で直線も力強い伸びを見せているので、特に心配はいらないです。
全体時計も53秒前半なら及第点で、仕上がりは順調と考えて良さそうです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:宝塚記念(12着)

6/24 栗坂良 一杯
53.1 38.1 24.9 12.6

今回の最終追い切り:新潟記念

9/2 栗坂良 一杯
53.5 37.9 24.7 12.5

引き続き今週も坂路で意欲的な調整。
特に大きな良化は見られませんが、直線は12.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計もいつも通りですし、仕上がりは良好と考えていいでしょう。
昨年3着した舞台なので、相手には押さえておきたい一頭です。


ジナンボー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wを中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをすることが多いです。
意欲的に調整されるのが一週前追い切りで、速い時計を出すので要チェックです。
強めに追われて4F51秒台の時計は好調と考えていいでしょう。

前走は休養明けでもありましたが、スタートも失敗して直線はスタミナ切れで9着。
ただ、G3なら安定した結果を残していますし、新潟記念は昨年2着した舞台。
昨年より力をつけているのは確かなので、今走も仕上がり良好なら注意したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(9着)

7/2 美南W不 強め
67.1 51.9 38.1 11.8 [6]

馬なりに追われた3歳未勝利のエクスプレッサーと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 美南W良 強め
65.7 51.2 37.2 12.0 [6]

強めに追われた3歳未勝利のマルボルクと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
追われた反応は良好で、加速すると終い12秒の好時計をマーク。
動きも前走時以上ですし、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
全体時計も自己ベストを更新していて、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:七夕賞(9着)

7/8 美南W重 馬なり
69.0 54.4 40.0 12.7 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のクルミネイトと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/2 美南W稍 馬なり
54.5 39.6 13.2 [7]

先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でした。
短めの内容ではありましたが、フットワークは軽快でしっかり加速ラップを刻んでいます。
先週は良い動きを見せていましたし、馬体も充実しています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは万全です。


ブラヴァス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用して、栗東ポリトラックで追われることが多いです。
ポリトラックなので時計は出やすいですが、6F82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回乗り込み量は申し分ないですが、あまり脚に負担がかからないような調教が多いように感じます。

また、併走馬には遅れをとることもありますが、結果は出ていますし、速い時計を出すようなら特に心配はいらないです。
近走はしっかり結果を残していて、新潟大賞典は初重賞で4着と惜しいレースでしたが、続く七夕賞は2着に好走しています。
ひとレース毎に力を付けていますし、叩いて更に上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(2着)

7/2 栗CW良 一杯
80.9 65.6 50.9 37.0 12.3 [7]

強めに追われた古馬3勝のルタンデュボヌールと併せて、内を1.5秒追走して0.6秒遅れました。

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 栗CW良 一杯
82.4 66.8 52.7 38.8 12.5 [5]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のアドマイヤビルゴと併せて、内を0.7秒追走してアタマ差先着しました。
普段通り今週はビッシリ追われて、力強いフットワークで楽に好時計をマーク。
追われた反応も抜群ですし、普段併走馬に遅れる傾向がありますが、今走はしっかり先着しているのも好感が持てます。
先週は80秒を切る猛時計を出していますし、仕上がりは順調とみていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:七夕賞(2着)

7/8 栗P良 馬なり
80.2 65.7 51.7 37.9 12.7 [5]

今回の最終追い切り:新潟記念

9/2 栗P良 馬なり
82.1 66.1 52.4 38.9 12.5 [8]

普段通り最終追い切りはポリトラックでの調整です。
サッと流す程度の調整ですが、抜群の行きっぷりで全体時計82.1秒の好時計をマーク。
直線もしっかり伸びていますし、折り合いもついています。
意欲的に追われた前2週は絶好の動きを見せていましたし、態勢は整ったと見ていいでしょう。


ワーケア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は日曜日に美浦坂路、水曜日に美浦南Wで調整されています。
水曜追いは併せ馬で実戦を意識した内容で、馬なり中心の調教が多いです。
格上相手でも追走同入が多いですし、遅れても結果を残しているので、好時計なら問題はないでしょう。

攻め動くタイプではありませんが、ラスト1Fはいつも12秒台を出しています。
折り合いはついていますし、今走もしっかり伸びていれば仕上がりは良好と考えていいでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、G1でも好走経験はあるので、状態次第では古馬相手でも十分通用すると思います。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京優駿(8着)

5/20 美南W重 一杯
66.8 51.8 38.2 11.8 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のフィリアーノと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟記念

8/26 美南W良 一杯
69.1 53.7 39.9 12.3 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のライバーバードと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
今週はビッシリ追われると、直線は12.3秒の好時計をマーク。
ただ、全体時計は平凡で、併走馬に遅れているのは心配いらないですが、まだ動きは硬いように感じます。
現時点では、仕上がりはマズマズといったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京優駿(8着)

5/27 美南W稍 一杯
66.6 51.5 38.4 12.2 [8]

馬なりに追われた古馬2勝のニシノコトダマと併せて、内を0.4秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:新潟記念

9/2 美南W稍  一杯
69.3 53.8 39.4 12.8 [7]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のライバーバードと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週は直線の伸びを確かめる内容で、併走馬にはしっかり追走同入できています。
ただ、先週の方が時計は出ていましたし、直線の伸びも良好でしたね。
折り合いはついているので、このひと追いで状態は良化したと考えていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。