新潟大賞典2020 追い切り情報

新潟大賞典2020 追い切り情報

新潟大賞典2020 追い切り情報

5月10日(日)新潟芝2000m

ダイワキャグニー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで馬なり中心に追われています。
時々強めに追われることもありますが、直線の伸びを確かめる程度。
攻め動くタイプの馬ではないので、12秒台なら良好と考えていいでしょう。

面白い傾向としては、最終追い切りで失速ラップの時は好走率が高いところです。
今走も失速ラップを刻んでいたら注意が必要ですよ。
新潟は過去に16着に大敗をしているのが気がかりですが、左回りは得意な馬。
叩いて良くなりますし、前走同様にスムーズに走れれば可能性は十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:金鯱賞(3着)

3/4 美南W良 強め
67.8 53.3 39.5 12.2 [7]

馬なりに追われた古馬2勝のインテンスライトと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟大賞典

4/29 美南W稍 馬なり
68.3 53.9 39.8 12.2 [8]

一週前追い切りは内田博幸騎手が騎乗しての調教です。
今週も軽めの調整でしたが、行きっぷりは抜群。
ラストは12.2秒の好時計を叩き出しており、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:金鯱賞(3着)

3/11 美南W重 馬なり
65.4 51.1 37.8 13.1 [4]

今回の最終追い切り:新潟大賞典

5/6 美南W稍 馬なり
70.1 54.2 39.8 12.3 [8]

今週も軽めに追われ、全体時計は平凡です。
ただ、直線の伸びは鋭く、終い12.3秒の好時計を叩き出しています。
フットワークも軽快で、折り合いもスムーズ。
仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

 


ブラヴァス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段はプール調教を併用して、栗東ポリトラックで追われることが多いです。
ポリトラックなので時計は出やすいですが、82秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
毎回乗り込み量は申し分ないですが、あまり脚に負担がかからないような調教が多いように感じます。

それでも近走はしっかり結果を残しており、前走は一週前追い切りでオープン馬を圧倒。
昇級戦でも見事快勝し、ひとレース毎に力を付けています。
ひと叩きして上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:但馬ステークス(1着)

2/27 栗P良 強め
82.7 67.4 51.3 36.9 11.5 [6]

一杯に追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟大賞典

4/30 栗CW良 一杯
80.9 65.6 51.2 37.9 12.3 [6]

一週前追い切りは柴山騎手が騎乗しての調教です。
普段通りプール調教を併用しながらの調整ですが、今週は栗東CWで一杯に追われています。
追われた反応は抜群で、全体時計は自己ベストを更新。
直線の伸びも力強く、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:但馬ステークス(1着)

3/4 栗P良 強め
83.0 66.0 50.8 37.8 11.8 [8]

今回の最終追い切り:新潟大賞典

5/6 栗CW良 馬なり
85.5 69.7 54.1 40.0 12.4 [6]

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調整。
それでも行きっぷりは抜群で、馬なりでも終い12.4秒の好時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、このひと追いで態勢は整ったと見ていいでしょう。
初重賞にはなりますが、1戦叩いて上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。

 


レッドガラン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路中心に乗り込まれ、併せ馬で気合付けすることが多いです。
特に一週前と最終追い切りは騎手騎乗で意欲的な調整が多く、その動きはレース本番にも反映するので要チェックですよ。
また、併走馬に遅れたレースでは好走率が下がるという傾向があります。

格上でも一週前や最終追い切りで、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。
今走は芝2000mになりますが、白富士ステークスでは3着と内容的にもそこまで心配はいらなそうです。
今走は相手のレベルも上がりますが、引き続き好調なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大阪城ステークス(1着)

2/27 栗坂重 強め
51.1 37.7 24.4 12.1

一杯に追われた古馬1勝のエピックガールと併せて、1.1秒追走してアタマ差先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:新潟大賞典

4/29 栗CW良 一杯
77.4 62.5 49.1 36.4 11.5 [7]

一杯に追われた3歳1勝のソプラドールと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると抜群の反応で、自己ベストを約4秒も更新。
29日栗東CWの1番時計で、直線も11.5秒と驚異的な時計を叩き出しています。
折り合いもついており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大阪城ステークス(1着)

3/5 栗坂稍 馬なり
52.1 37.6 24.5 12.3

一杯に追われた3歳未勝利のスマートコマンダーと併せて、0.4秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:新潟大賞典

5/6 栗坂良 馬なり
53.1 38.2 24.5 11.9

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。
ハロー直後の馬場とはいえ、馬なりで終い11秒台の時計は優秀です。
折り合いもついており、態勢は整ったと見ていいでしょう。
先週はビッシリ追われて、全体時計77秒台の猛時計をマーク。
前走時よりも更に状態は良好で、昇級戦でもここは押さえておきたい一頭です。

 

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。