日本ダービー2020 追い切り情報

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5月31日(日)東京芝2400m

ヴァルコス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

一週前追い切りと最終追い切りは栗東CWで意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬で気合い付けをしていて、特に最終追い切りで遅れるようなら、あまり結果は出ていないので注意が必要です。
また、プール調教を併用していますが、こちらはまだ若いので心配いりません。

最終追い切りでも折り合いのついた調整で、しっかり動いていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、前走は長く良い脚を使って2着に好走。
今走も展開次第では、3着以内も可能性十分です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:青葉賞(2着)

4/23 栗CW良 一杯
83.2 66.6 51.6 38.3 12.2 [7]

強めに追われた3歳1勝のアルテフィーチェと併せて、外を0.7秒先行して0.5秒遅れました。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 栗CW良 一杯
97.9 81.3 66.2 51.5 37.5 12.2 [6]

馬なりに追われた3歳1勝のエカテリンブルクと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
今週は騎手騎乗でビッシリ追われ、自己ベストに近い好時計を叩き出しています。
長めにやれているのも好感が持てますし、折り合いもスムーズです。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:青葉賞(2着)

4/29 栗坂良 馬なり
56.8 41.1 27.0 13.6

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 栗坂良 強め
54.8 40.0 25.8 12.8

今週は坂路で強めに追われましたが、先週と同様に反応は良好です。
全体時計も優秀ですし、直線も12.8秒の力強い伸びを見せています。
折り合いもついており、引き続き好調と見て良いでしょう。
2400mは既に実績がありますし、G1でも軽視は禁物です。


ヴェルトライゼンデ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに騎手騎乗で、栗東CWで実戦を意識した調整が施されています。
長めに追われることが多く、時計も好時計を叩き出してくるので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
最終追い切りは栗東坂路で一杯に追われることが多いです。

基本的に併せ馬で調整されることが多く、ラストの伸びも良好で併走馬にもしっかり先着していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
前走は皐月賞で8着に敗れましたが、ひとレースごとに力をつけています。
今走も持ち前の渋太さを発揮できれば可能性は十分ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(8着)

4/9 栗CW良 一杯
81.9 67.0 52.3 38.1 11.7 [7]

一杯に追われた古馬3勝のバイマイサイドと併せて、内を0.9秒追走してアタマ差先着しました。
一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 栗CW良 一杯
79.8 64.7 50.6 37.0 12.1 [7]

一杯に追われた古馬オープンのサトノルークスと併せて、内を1.1秒追走同入しました。
一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
普段通り今週は一杯に追われましたが、抜群の反応で自己ベストを更新。
2週連続で鋭い動きを見せており、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(8着)

4/15 栗CW稍 一杯
84.2 68.0 53.0 38.8 12.0 [7]

一杯に追われた古馬3勝のバイマイサイドと併せて、内を0.8秒追走して0.1秒先着しました。
最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 栗坂良 強め
54.3 39.6 24.7 12.2

一杯に追われた古馬オープンのアイスバブルと併せて、0.5秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
3週連続で意欲的に追われ、ここ2週は実戦を意識した調整でオープン馬を圧倒しています。
直線の伸びは素晴らしく、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ガロアクリーク 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

毎レース乗り込みは少ない馬ではありますが、一週前追い切りと最終追い切りは追われています。
最終追い切りは騎手騎乗で併せ馬と気合付けを行うことが多く、併走馬にはしっかり先着しています。
遅れた水仙賞では4着に敗れており、最終追い切りで併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

今年は本格化して、スプリングSを快勝すると、続く皐月賞でも3着に好走。
距離延長が不安材料ではありますが、能力はこのメンバーで上位です。
態勢が整えば軽視は禁物ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(3着)

4/8 美南W良 馬なり
67.1 52.2 38.2 12.3 [6]

強めに追われた古馬2勝のアドマイヤシナイと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りはL.ヒューイットソン騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 美南W重 強め
67.5 51.9 38.2 11.8 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のウインガナドルと併せて、内を1.0秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
今走は10日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで4本目。
2週連続で終い11秒台の好時計を叩き出していますし、併走馬にもしっかり先着しています。
追われた反応も良好で、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(3着)

4/15 美南W稍 馬なり
67.8 53.0 38.8 11.9 [8]

強めに追われた古馬3勝のウインガナドルと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りはL.ヒューイットソン騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 美南W稍 強め
64.7 50.7 37.4 12.2 [5]

強めに追われた古馬オープンのカタナと併せて、内を0.8秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りは野中騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線の伸びを確かめる程度でしたが、抜群の行きっぷりで5F時計は自己ベストを更新しています。
ひと追い毎に動きは良くなっており、仕上がりは万全と考えて良いでしょう。


コントレイル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに栗東CWで意欲的な調教が施されています。
併せ馬で気合付けをしており、好時計を叩き出していれば、好調と見て良いでしょう。
そして、最終追い切りには態勢が整うことが多く、最終追い切りの動きにも注目です。

ラストの伸び脚は毎回鋭く、終い12秒前半の時計なら仕上がりは良好です。
昨年はホープフルSを圧勝し、今年も皐月賞を休養明け一発目で快勝!
能力の高さはトップクラスで、上積みが見込める今走も楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(1着)

4/8 栗CW良 強め
80.5 64.4 50.3 37.3 11.9 [7]

一杯に追われた古馬2勝のホウオウライジンと併せて、内を0.6秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 栗CW良 強め
80.2 64.8 50.7 37.4 12.4 [7]

一杯に追われた古馬オープンのステイフーリッシュと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
追われた反応は抜群で、ぐんぐん加速していくとオープン馬を圧倒!
全体時計は自己ベストを更新し、前走叩いて更に良化が見られます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(1着)

4/15 栗坂稍 馬なり
52.9 38.1 24.8 12.4

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 栗坂良 馬なり
52.6 37.9 24.9 12.4

先週ビッシリ追われた分、今週は軽く流す程度の調整。
軽快なフットワークで、前走時をあっさり上回る時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、態勢は整ったと見て良いでしょう。
先週は実戦を意識した調教で、絶好の動きを見せていますし、前走と同様に力を発揮できれば楽しみですね。


サトノインプレッサ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は騎手騎乗で乗り込まれ、水曜追いは併せ馬が多いです。
一週前は遅れることが多いですが、最終追い切りには態勢を整えています。
いつも加速ラップを刻んだ調整で、意欲的に追われる最終追い切りの動きは要チェックですよ。

こぶし賞は2馬身ほどの出遅れにも関わらず、大外から抜群の末脚で差し切り勝ち!
続く毎日杯では距離延長も難なくこなし、見事無敗の3連勝を達成。
前走は13着に敗れましたが、初の長距離輸送でしたし、展開も向かなかったので参考外と考えて良いしょう。
今走は長距離に対応できるかが鍵となりますが、ポテンシャルは高いので上手くハマれば軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:NHKマイルカップ(13着)

4/29 栗坂良 一杯
52.9 38.7 25.5 13.1

一杯に追われた古馬2勝のオスカールビーと併せて、0.6秒先行して0.4秒遅れました。
一週前追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:NHKマイルカップ(13着)

5/6 栗坂良 一杯
53.9 39.3 25.6 12.6

強めに追われた3歳未勝利のキングダムウイナーと併せて、0.3秒追走同入しました。
最終追い切りは川島信二騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 栗CW良 馬なり
81.2 66.3 52.4 39.0 12.7 [7]

一杯に追われた古馬2勝のカフジロッソと併せて、内を0.5秒追走して0.9秒先着しました。
最終追い切りは坂井瑠星騎手が騎乗しての調教です。
今走は2本のみの調教で、最終追い切りは軽めに追われる内容。
直線の動きはまだ硬いように感じましたが、前走時よりも動きは良くなっています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。


サトノフラッグ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、毎回併せ馬で気合付けが行われています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れを取るようなら注意が必要ですね。
また、プール調教を併用していますが、まだ若いので特に心配はいらないでしょう。

時計は4F52秒台が出ていれば、好調と考えて良いでしょう。
レースは上手な馬で、東京コースや道悪でも問題ありません。
能力差はありますが、展開次第では3着以内も可能性は十分ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(5着)

4/8 美南W良 強め
63.6 48.9 35.9 11.7 [4]

馬なりに追われた古馬2勝のタンタフエルサと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
一週前追い切りはL.ヒューイットソン騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 美南W重 馬なり
68.7 53.1 39.1 12.3 [4]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノディードと併せて、内を0.7秒追走して0.2秒先着しました。
今週は軽めの調整でしたが、重馬場でも力強い伸びを見せています。
時計は平凡ですが、併走馬にもしっかり先着しており、折り合いもスムーズで仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りでも好調なら軽視禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(5着)

4/15 美南W稍 馬なり
65.6 50.5 36.6 11.8 [3]

馬なりに追われた古馬3勝のサトノラディウスと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
最終追い切りはL.ヒューイットソン騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 美南W稍 馬なり
66.5 51.4 37.3 12.0 [4]

馬なりに追われた3歳1勝のアンティシペイトと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、先週よりも動きは良化。
直線も12.0秒と力強い伸びを見せており、手応えは十分です。
乗り込み料も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。
兄弟も2000mまでしか走っていませんし、距離延長に対応できるかが鍵となりそうですね。


サリオス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、水曜・木曜追いは基本的に併せ馬です。
格上馬と併せることが多く、いつもは同入または先着しています。
格上でも併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で調整されており、ここの動きが本番でも反映されています。
特に好時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックです。
毎回文句なしのデキで、昨年G1朝日杯FSを圧勝すると、今年も皐月賞で2着に好走しています。
今走は叩いて上積みも見込めますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:皐月賞(2着)

4/9 美南W良 一杯
66.1 51.0 37.7 11.8 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のフォルコメンと併せて、内を1.2秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/21 美南W稍 強め
66.3 52.1 38.3 12.0 [9]

強めに追われた古馬3勝のルーカスと併せて、外を0.4秒先行同入しました。
一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
先週は霧で見えませんでしたが、今週は強めに追われ好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、前走時と同様に直線は鋭い伸びを見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:皐月賞(2着)

4/15 美南W稍 馬なり
69.0 54.0 39.9 13.2 [5]

馬なりに追われた3歳未勝利のカフェキングと併せて、内を同入しました。
最終追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/28 美南W良 馬なり
53.6 38.9 12.3 [6]

馬なりに追われた古馬2勝のセントレオナードと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
最終追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
先週強めに追われた分、今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで前走時以上に良い動きを見せています。
直線も12.3秒と鋭い伸び脚で、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ワーケア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は日曜日に美浦坂路、水曜日に美浦南Wで調整されています。
水曜追いは併せ馬で実戦を意識した内容で、馬なり中心の調教が多いです。
格上相手でも追走同入が多いですし、遅れても結果を残しているので、好時計なら問題はないでしょう。

攻め動くタイプではありませんが、ラスト1Fはいつも12秒台をマーク。
決め手に欠ける馬ではありますが、G1でも安定感は抜群です。
今走も折り合いのついた調教で、直線も伸びていれば軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ホープフルステークス(3着)

2/26 美南W重 馬なり
65.8 50.7 37.3 12.6 [6]

馬なりに追われた3歳オープンのマルターズディオサと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:日本ダービー

5/20 美南W重 一杯
66.8 51.8 38.2 11.8 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のフィリアーノと併せて、内を0.6秒追走同入しました。
一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
今週は直線一杯に追われ、終い11.8秒の鋭い伸びを見せています。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ホープフルステークス(3着)

3/4 美南W良 強め
65.4 51.4 37.9 12.6 [6]

馬なりに追われた3歳1勝のフォアシュピールと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒遅れました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:日本ダービー

5/27 美南W稍 一杯
66.6 51.5 38.4 12.2 [8]

強めに追われた古馬2勝のニシノコトダマと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も終い重点に追われ、直線は鋭い伸び脚を見せています。
この馬なりに時計は平凡ですが、乗り込み量は十分で馬体も充実。
血統は該当していますし、今走も展開が向けば3着以内の入線も十分可能です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。