葵ステークス2020 追い切り情報

葵ステークス2020 追い切り情報

葵ステークス2020 追い切り情報


5月30日(土)京都芝1200m

エレナアヴァンティ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心に追われています。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合い付けを行うことが多く、先行する形でも遅れていなければ問題ありません。
最終追い切りはラスト1Fで好時計を叩き出す傾向があり、折り合いがついているレースの好走率は高いです。

最終追い切りの動きは要チェックで、直線12秒前後の時計が出ていれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
昨年はファンタジーS、阪神JFで15着に敗れましたが、今年はレベルを下げてしっかり立て直しています。
芝1200mは2戦2勝の好成績ですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーガレットS(1着)

2/19 美南W良 馬なり
70.7 54.6 40.3 12.8 [7]

馬なりに追われた3歳1勝のウインキートスと併せて、外を0.2秒先行して0.8秒先着しました。

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/21 美南W稍 馬なり
68.2 52.7 37.9 12.2 [7]

馬なりに追われた3歳未勝利のアストンクリントンと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
普段通り今週は馬なり調整でしたが、行きっぷりは抜群で終い12.2秒の好時計をマーク。
フットワークも軽快で、前走時以上に良い動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んでいますし、仕上がりは順調です。
最終追い切りでも好調キープなら楽しみです。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーガレットS(1着)

2/26 美南W重 馬なり
68.1 53.6 39.3 12.7 [6]

一杯に追われた3歳未勝利のエターナルダイヤと併せて、内を同入しました。

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/27 美坂稍 馬なり
52.7 38.3 24.8 12.7

一杯に追われた3歳未勝利のアストンクリントンと併せて、0.2秒追走して0.4秒先着しました。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで併走馬に先着。
ラストは失速したものの、自己ベストを大きく更新しています。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好です。


ケープコッド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

基本的に水曜追いは強めに追われていますが、最終追い切りで馬なりに追われている方が好走率は高い傾向にあります。
そのため、最終追い切りも強めの調教であれば、絞りきれていない可能性があるので、当日の馬体重は要チェックですよ。
普段は、直線の伸び脚が鋭く、ラスト1F11秒台の時計を叩き出しています。

折り合いのついた調教で、ラストもしっかり伸びていれば軽視は禁物です。
今年はフィリーズレビュー、桜花賞で大敗しましたが、得意の芝1200mでこのクラスなら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(13着)

4/2 栗芝重 一杯
66.3 50.9 37.2 11.9 [1]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/21 美南W稍 馬なり
71.5 55.7 40.3 13.1 [6]

馬なりに追われた古馬3勝のゴールドスミスと併せて、内を0.4秒追走同入しました。
一週前追い切りは伴騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、動きは軽快で併走馬にもしっかり追走同入。
時計は平凡ですが、折り合いがついているのは好感が持てます。
最終追い切りで万全に仕上がれば軽視禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(13着)

4/8 栗芝良 強め
84.1 66.7 51.5 36.5 11.3 [2]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/27 美坂稍 馬なり
53.4 38.6 25.0 12.7

普段通り最終追い切りは軽めに追われています。
直線は若干遅くなりましたが、馬なりで自己ベストに近い好時計をマーク。
先週は併せ馬で気合付けをしており、このひと追いで態勢は整ったと見て良いでしょう。
重賞では中々結果が出ていませんが、得意の1200mなら改めて期待したいですね。


ビアンフェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りで強めに追われ、最終追い切りは軽めに調整されています。
最終追い切りは時計を出す調教はしていませんが、しっかり加速ラップを刻んだ調整ができているかは、チェックしておくと良いでしょう。
また、実戦を意識した調整が施されるのは一週前追い切りが多く、栗東坂路で4F52秒前後の時計なら好調と考えて良いでしょう。

ここ2戦は敗れていますが、朝日杯FSは距離も敗因の一つですし、前走のファルコンSは道悪が大きく影響。
道中がスムーズなら京王杯2歳Sのような走りができますし、1200mへの距離短縮はプラス材料です。
ひと叩きして上積みも見込める今走は改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ファルコンステークス(9着)

3/4 栗坂良 一杯
51.6 37.1 23.8 11.9

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:葵ステークス

5/21 栗坂良 強め
53.2 38.1 24.8 12.5

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
今週は終い重点に追われましたが、直線の伸びは前走時と比べるとイマイチです。
全体時計も平凡ですし、失速しているのも気になります。
現時点では様子見したい一頭です。
最終追い切りの動きに期待ですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ファルコンステークス(9着)

3/11 栗坂重 馬なり
55.6 39.8 25.9 13.0

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:葵ステークス

5/27 栗坂良 強め
51.1 37.3 24.3 12.3

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も意欲的に調整され、51.1秒の好時計をマーク。
自己ベストを更新し、直線は若干失速しましたが、終い12.3秒なら優秀です。
先週よりも追われた反応は良化し、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
良馬場なら押さえておきたいですね。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。