NHKマイルカップ2022 追い切り情報

NHKマイルカップ2022 追い切り情報

NHKマイルカップ2022 追い切り情報


5月8日(日)東京芝1600m

インダストリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われています。
強めに追われても水曜追いが多く、直線強めに追われることが多いです。
全体時計も比較的早い数字が出るタイプではありますが、直線は11秒台の時計を叩き出しているので、直線の伸びは特に注目です。

しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていて、直線も11秒台の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
前走は流れに乗れず5着に敗れてしまいましたが、チークピーシズ着用で動きは良化しています。
今走は相手のレベルが上がりますが、流れに乗れればもっと走れるはずなので、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:弥生賞(5着)

2/23 美南W良 強め
66.5 51.5 37.6 11.8 [7]

一週前追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/28 美南W良 強め
82.2 66.1 51.0 36.3 11.4 [5]

一週前追い切りはD.レーン騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬2勝のスペシャルドラマと併せて、内を0.9秒追走して0.2秒先着しました。
今週は意欲的に追われる内容でしたが、抜群の反応で終い11.4秒の好時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒していますし、全体時計も自己ベストを更新しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:弥生賞(5着)

3/2 美南W良 馬なり
82.8 66.0 51.4 37.2 11.8 [6]

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/4 美南W良 馬なり
67.2 52.2 37.1 11.3 [6]

先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
全体時計も優秀ですし、抜群のいきっぷりで直線は11.3秒の鋭い伸び脚を見せています。
一週前追い切りは楽に好時計を叩き出していましたし、今週も折り合いはスムーズで、仕上がりは万全です。


ジャングロ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、水曜追いは意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬で気合付けをすることも多く、併走馬には先着することが多いです。
今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

比較的時計は出るタイプの馬で、強めに追われて4F50秒台の時計も出しています。
直線は失速することもありますが、全体時計が優秀なら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
近走はひとレース毎に力をつけており、前走もG2NZTを見事快勝しています。
今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

4/1 栗坂良 一杯
50.6 36.8 24.3 12.3

馬なりに追われた古馬3勝のグレイトゲイナーと併せて、0.6秒追走して0.2秒遅れました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/29 栗坂良 一杯
51.8 37.2 24.3 12.4

一週前追い切りで2本目の調教です。
28日(木)にも追われていましたが、15-15で軽快な動きを見せています。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で直線は12.4秒の好時計をマーク。
失速ラップではありますが、いつも通りの傾向なので特に心配はいらないです。
全体時計も優秀ですし、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー(1着)

4/6 栗坂良 一杯
52.8 37.9 24.4 12.0

強めに追われた古馬3勝のジャスパージャックと併せて、0.3秒追走して0.1秒遅れました。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/4 栗坂良 強め
51.2 38.0 25.0 12.6

強めに追われた古馬3勝のフォルツァエフと併せて、1.1秒追走して0.5秒遅れました。
今週はやや抑え目でしたが、強めに追われた割に直線の伸びはイマイチです。
全体時計は先週以上で悪くないですが、併走馬に遅れたのは気になります。
仕上がりはマズマズといったところでしょう。


セリフォス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りに実戦を意識した調教が多いです。
併せ馬ではいつも併走馬に大きく突き放して先着していますし、直線も11秒台の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズならいつも通りの調教内容と考えて良いでしょう。

また、最終追い切りは軽めに追われる傾向がありますが、ここでも抜群の伸び脚を見せるようなら仕上がりは良好です。
ひとレース毎に力をつけており、前走のG1朝日杯で2着に敗れるまでは3連勝しています。
前走も内容は悪くなかったですし、今走も仕上がり万全なら改めて期待したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(2着)

12/9 栗CW稍 一杯
80.4 64.9 50.3 36.2 11.5 [5]

一週前追い切りはC.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のレッドランサーと併せて、内を0.6秒追走して0.7秒先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/27 栗CW不 強め
81.7 67.2 52.4 36.7 10.8 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳オープンのロードレゼルと併せて、内を1.2秒追走してクビ差先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、意欲的に追われて絶好の動きを見せています。
不良馬場でも力強いフットワークで、直線は10.8秒の猛時計をマーク。
先週は馬なりで自己ベストを更新していますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:朝日杯フューチュリティステークス(2着)

12/15 栗CW良 馬なり
56.4 40.1 12.3 [6]

最終追い切りはC.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/4 栗CW良 強め
69.4 53.7 38.1 11.5 [7]

今週は終い重点に追われると、力強い反応でラストは11.5秒の鋭い伸び脚を見せています。
直線は伸びるタイプの馬ではありますが、先週に続いて楽に好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ダノンスコーピオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行う傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているので、追走した分以内の遅れなら心配はいらないです。
意欲的に追われる時は時計が出やすい傾向があるため、強めに追われた時の動きは要チェックですよ。

終い11秒台の時計を出すことが多く、全体時計も優秀なら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
G3共同通信杯では7着に敗れましたが、G1朝日杯FSでは3着に好走していますし、前走のG3アーリントンカップでは見事快勝しています。
マイルは3戦全て3着以内に入れている得意舞台ですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/6 栗CW良 強め
83.9 68.2 52.9 37.5 11.4 [7]

強めに追われた3歳未勝利のフライシュッツと併せて、内を1.0秒追走してクビ差遅れました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/30 栗坂重 馬なり
56.2 40.4 25.5 12.2

一週前追い切りで一本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アーリントンカップ(1着)

4/13 栗坂良 強め
55.1 39.2 24.4 11.7

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/4 栗坂良 馬なり
54.2 39.6 25.6 12.5

最終追い切りで2本目ですが、今週も馬なりに追われています。
いきっぷりも抜群で、直線は12.5秒の好時計をマーク。
全体時計も前走時以上の数字で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
軽快なフットワークで、引き続き好調キープとみて良いでしょう。


マテンロウオリオン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
基本的に併せ馬で気合付けをしており、先着や同入が多いです。
併走馬に遅れることもありますが、結果は出ているので動けていれば心配はいらないでしょう。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い11秒台の時計を出しています。
加速ラップを刻んだ調教で、直線も鋭い伸び脚を見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
安定感は抜群の馬で、近走もG3シンザン記念1着、G2NZT2着と重賞でも好走しています。
ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ニュージーランドトロフィー(2着)

3/30 栗CW良 一杯
95.0 79.2 65.5 51.2 36.4 11.3 [7]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のヒルノショパンと併せて、内を0.9秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:NHKマイルカップ

4/27 栗CW不 強め
79.1 64.3 50.4 36.1 11.3 [6]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳1勝のストップザタイムと併せて、内を0.2秒追走してクビ差遅れました。
今週は強めに追われると、絶好の動きで全体時計は自己ベストを更新。
直線も11.3秒の力強い伸び脚で、併走馬に遅れましたが、0.2秒追走してのものなので心配はいらないです。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ニュージーランドトロフィー(2着)

4/6 栗CW良 一杯
80.6 65.1 49.7 35.0 11.0 [5]

一週前追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:NHKマイルカップ

5/4 栗坂良 馬なり
53.9 40.1 26.8 13.6

最終追い切りは横山典弘騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調教でしたが、軽快なフットワークで全体時計はこの馬なりに好時計を叩き出しています。
失速ラップなのは気になりますが、一週前追い切りは一杯に追われて良い動きを見せています。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。