京都新聞杯2022 追い切り情報

京都新聞杯2022 追い切り情報

京都新聞杯2022 追い切り情報


5月7日(土)中京芝2200m

アスクワイルドモア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いで実戦を意識した調教が多いです。
併せ馬で気合付けをすることが多く、併走馬にはいつも先着しています。
今走も併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。

直線は伸びるタイプの馬で、強めに追われてラストは11秒台の時計を叩き出しています。
全体時計は平凡でも、しっかり加速ラップを刻んだ調教で、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調とみて良いでしょう。
近走は不振が続きますが、G3ならそこそこやれていますし、今走も良化次第では十分通用すると思います。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:きさらぎ賞(4着)

1/26 栗CW稍 一杯
95.8 79.0 64.7 50.5 36.2 11.7 [6]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのギベオンと併せて、内を0.7秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/27 栗CW不 強め
83.4 67.6 52.4 37.2 11.3 [5]

一週前追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のバリトンヴォイスと併せて、外を0.7秒先行して0.6秒先着しました。
いつも通り一週前追い切りは強めに追われ、ラストは11.3秒の力強い伸び脚を見せています。
全体時計もこの馬なりに優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
併走馬にもしっかり先着していますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:きさらぎ賞(4着)

2/2 栗CW良 強め
83.0 67.6 52.5 37.3 11.6 [6]

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のエイカイファントムと併せて、内を0.7秒追走して0.4秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/4 栗CW良 強め
86.8 70.0 53.6 37.4 11.4 [6]

最終追い切りは岩田望来騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のバリトンヴォイスと併せて、内を0.7秒追走してアタマ差先着しました。
今週も意欲的に追われると、力強い反応で終い11.4秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、いつも通り直線の伸びは優秀です。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったとみて良いでしょう。


ヴェローナシチー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、意欲的に追われる傾向があります。
併走馬には遅れることもありますが、結果は出ているのでしっかり動けていれば心配はいらないです。
比較的攻め動くタイプの馬で、栗東CWで一杯に追われて6F80秒台の時計を出すことが多いです。

しっかり加速ラップを刻んだ調教で、全体時計も好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は勝ちきれないレースが続きますが、全て3着以内に好走できていますし、安定感はある馬です。
今走は初重賞で相手のレベルは上がりますが、どこまでやれるかといったところでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:若葉ステークス(2着)

3/9 栗CW良 強め
82.5 67.0 52.3 37.4 11.5 [8]

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/27 栗CW不 一杯
80.0 64.9 51.0 36.6 11.5 [6]

一週前追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
今週は一杯に追われると、不良馬場でも6F80.0秒の好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:若葉ステークス(2着)

3/16 栗坂良 強め
52.3 37.9 24.5 12.2

一杯に追われた古馬1勝のゲンパチハマジと併せて、1.1秒先行して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/4 栗坂良 一杯
53.4 39.0 25.3 12.7

一週前追い切りに続いて今週も一杯に追われています。
ただ、全体時計もこの馬なりに平凡で、直線も失速しているのは気がかりです。
先週は騎手騎乗で好時計を出していますが、最終追い切りの動きとしては物足りないですね。
仕上がりはまずまずといったところでしょう。


ブラックブロッサム 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

今走が3戦目のため、過去2戦の内容から傾向を見ていきたいと思います。
普段は栗東CWで馬なり中心に追われ、一週前追い切りで意欲的に追われることが多いです。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、実戦を意識した内容が多い一週前追い切りの動きには注目ですよ。

併走馬には遅れることもありますが、結果は出ていますし、最終追い切りは先着が多いので、今走も最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないでしょう。
時計は出るタイプの馬で、馬なりでも直線は11秒台の時計を出しています。
折り合いのついた調教で、楽に好時計を叩き出すようなら仕上がりは良好とみて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:大寒桜賞(1着)

3/16 栗CW良 一杯
82.1 65.7 50.6 36.1 11.5 [5]

一杯に追われた古馬オープンのマンオブスピリットと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:京都新聞杯

4/27 栗CW不 強め
81.5 66.5 51.7 36.5 11.5 [7]

馬なりに追われた古馬オープンのアルサトワと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
いつも通り今週は強めに追われると、絶好の動きで不良馬場でも好時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:大寒桜賞(1着)

3/24 栗CW稍 馬なり
99.7 82.7 67.7 53.0 37.3 11.4 [8]

馬なりに追われた3歳1勝のセルケトと併せて、内を0.6秒追走して0.1秒先着しました。

今回の最終追い切り:京都新聞杯

5/4 栗CW良 馬なり
82.4 67.3 51.9 36.9 11.8 [7]

強めに追われた古馬オープンのソフトフルートと併せて、内を0.6秒追走して0.3秒先着しました。
一週前追い切りで意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも抜群のいきっぷりで、全体時計は自己ベストに近い数字を叩き出しています。
直線も11.8秒の鋭い伸び脚で、併走馬も楽に圧倒しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。