中山記念2022 追い切り情報

中山記念2022 追い切り情報

中山記念2022 追い切り情報

2月27日(日)中山芝1800m

アドマイヤハダル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、一週前追い切りは併せ馬で意欲的に追われる傾向があります。
併走馬には遅れていないですし、今走も同入または先着するようなら順調です。
最終追い切りは坂路で軽めに追われることが多いですが、毎回早い時計で直線の伸びは優秀です。

比較的時計は出るタイプの馬ではありますが、楽に好時計を出して、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
重賞では結果を残せませんでしたが、古馬になってもオープン戦で2着に好走しています。
今走は相手のレベルは上がりますが、仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:白富士ステークス(2着)

1/20 栗CW良 強め
83.0 67.0 52.1 37.0 11.5 [7]

一週前追い切りは荻野琢真騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のメモリーエフェクトと併せて、外を0.3秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:中山記念

2/16 栗CW良 強め
79.9 65.0 50.9 36.6 11.5 [5]

一週前追い切りは藤井騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬2勝のバルトロメウと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、全体時計は80秒を切る猛時計をマーク。
追われた反応も抜群で、直線は11.5秒の力強い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:白富士ステークス(2着)

1/26 栗坂良 強め
52.0 37.8 24.6 12.2

今回の最終追い切り:中山記念

2/23 栗坂良 強め
52.6 38.0 24.4 11.9

今週も意欲的に追われると、力強い反応で終い11.9秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、加速ラップを刻んでいるのも好感が持てます。
先週も6F80秒を切る猛時計を叩き出していますし、2週連続で11秒台の時計を出しているのもプラスです。
ひと追い毎に状態は良化しており、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


カラテ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬には遅れることも多いですが、追走分の遅れ程度であれば問題はなさそうです。
直線は失速する傾向ではありますが、毎回全体時計はかなり優秀です。

直線も12秒台前半の時計を出すようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
昨年から本格化して、G3でも安定した成績を残しています。
前走も3着に好走していますし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:東京新聞杯(3着)

1/26 美坂稍 強め
53.0 38.2 24.7 12.4

今回の一週前追い切り:中山記念

2/20 美坂重 馬なり
54.1 39.0 25.2 12.6

一週前追い切りで2本目の調教です。
日曜日に追われましたが、軽めでも軽快なフットワークを見せています。
重馬場でも力強いフットワークで、折り合いも付いていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りの動きにも期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:東京新聞杯(3着)

2/2 美坂良 強め
52.3 37.4 24.4 12.1

今回の最終追い切り:中山記念

2/23 美坂良 馬なり
53.8 38.5 24.8 12.2

今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで先週よりも好時計をマーク。
いきっぷりも抜群で、加速すると直線は12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


ダノンザキッド 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われ、水曜追いは併せ馬で気合付けを行っています。
一週前追い切りは実戦を意識した調教が多いので、一週前追い切りの動きは特に注目ですよ。
併走馬には同入や先着が多いので、遅れるようなら注意が必要です。

直線は伸びるタイプの馬で、意欲的に追われて終い12秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
毎回折り合いはついていますし、今走も折り合い面には注目です。
前走はG1マイルCSで3着に好走しており、ひとレース毎に状態は良化しています。
相手関係も楽になりますし、万全に仕上がれば今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(3着)

11/11 栗CW良 馬なり
82.9 67.1 52.1 38.1 11.7 [8]

一杯に追われた2歳未勝利のサトノジークと併せて、外を0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:中山記念

2/16 栗CW良 一杯
82.5 67.1 52.4 37.0 11.0 [8]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダイアトニックと併せて、内を0.3秒追走同入しました。
2月3日から入念に乗り込まれ、一週前追い切りで5本目。
今週はビッシリ追われると、絶好の動きで終い11.0秒の猛時計を叩き出しています。
併走馬を楽に圧倒していますし、折り合いのついた調教で仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(3着)

11/17 栗CW良 強め
84.8 68.0 52.6 38.8 11.4 [6]

今回の最終追い切り:中山記念

2/23 栗CW良 馬なり
87.7 71.4 55.9 39.4 11.4 [8]

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも抜群の動きを見せていて、直線は前走と同様に11.4秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡ですが、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。