マイルチャンピオンシップ2021 追い切り情報

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マイルチャンピオンシップ2021 追い切り情報


11月21日(日)阪神芝1600m

インディチャンプ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、併走馬に遅れることもありますが、一週前追い切り、最終追い切りで4F51秒台の好時計を叩き出していれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
調教では終いが遅くなる傾向はありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

近走は状態も良化しており、重賞でも安定して成績を残しています。
当レースは昨年2着した舞台ですし、マイル適性は問題ないです。
前走は距離延長ということもあり、4着に敗れましたが、引き続きマイル戦なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(4着)

5/26 栗坂良 一杯
51.6 37.9 24.5 12.4

馬なりに追われた3歳オープンのインフィナイトと併せて、0.3秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 栗坂良 一杯
51.2 37.5 24.7 12.5

一杯に追われた古馬オープンのイメルと併せて、0.3秒追走してクビ差遅れました。
今週はビッシリ追われて、前走時以上の好時計をマーク。
併走馬に遅れたのは気になりますが、遅れた以上に追走しているので心配はいらないでしょう。
直線も失速ラップとはいえ、普段通りの傾向ですし、終い12秒台の時計なら優秀です。
乗り込みも十分で、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(4着)

6/2 栗坂良 強め
51.8 37.3 24.1 12.3

一杯に追われた古馬3勝のイメルと併せて、0.3秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/17 栗坂良 一杯
51.8 37.7 24.6 12.7

一杯に追われた古馬オープンのイメルと併せて、0.2秒追走同入しました。
今週もビッシリ追われましたが、全体時計は引き続き51秒台の好時計をマーク。
直線は若干失速していますが、いつも通りの傾向なので心配はいらないです。
今週は先週遅れをとった併走馬にしっかり同入できていますし、乗り込みも十分で態勢は整ったと考えて良いでしょう。


グランアレグリア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

藤沢厩舎のため馬なり中心の調教スタイルです。
直線は伸びるタイプの馬で、馬なりでも終い12秒台の好時計を出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。
併走馬には遅れることもありますが、結果がでているので調教の動き次第では心配いらないでしょう。

追い切りでは折り合い面とラスト1Fの動きに注目です。
前走は2000mの天皇賞秋で好走していますが、マイルでの実績の方が多い馬です。
東京コースは得意な舞台ですし、仕上がり万全なら今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(3着)

10/20 美南W稍 馬なり
81.7 66.4 52.1 38.4 12.3 [8]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なり追われた古馬3勝のゼノヴァースと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/10 美坂稍 馬なり
62.0 44.7 29.0 14.6

一週前追い切りで4本目の調教です。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、軽快なフットワークで引き続き好調です。
いつも通り馬なり中心に乗り込まれていますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
最終追い切りでも良い動きを見せるようなら注目です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(3着)

10/27 美南W稍 馬なり
80.0 65.0 51.2 37.3 11.7 [8]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのコントラチェックと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/17 美南W良 馬なり
80.3 65.3 51.4 37.6 12.2 [6]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのレイエンダと併せて、内を1.5秒追走して0.4秒先着しました。
今週もサッと流す程度の調教でしたが、絶好の動きで自己ベストに近い時計をマーク。
併走馬も大きく追走したにも関わらずあっさり先着しており、折り合いがついているのも好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは万全です。


グレナディアガーズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで馬なり中心に追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けをしていて、栗東CWで追われることが多いです。
併走馬には遅れをとることもありますが、しっかり結果は出ていますので、最終追い切りで先着していれば特に心配はいらないでしょう。

直線は伸びるタイプの馬で、馬なり調教でも終い11秒台を出すことが多いです。
折り合いもスムーズで、直線も鋭い伸びを見せるようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
マイル戦は近走も重賞で安定した成績を残していますし、マイル適性は問題ないです。
今走は相手のレベルは上がりますが、ひとレース毎に力をつけていますし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京成杯AH(3着)

9/2 栗CW良 馬なり
80.8 65.2 50.4 37.0 12.1 [8]

一杯に追われた古馬1勝のビクトリアバローズと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 栗CW良 強め
82.3 65.2 50.1 36.6 11.3 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬2勝のプログノーシスと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、絶好の動きで直線は11.3秒の猛時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していて、全体時計もかなり優秀です。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京成杯AH(3着)

9/8 栗CW良 馬なり
55.2 40.5 12.3 [8]

最終追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/17 栗坂良 馬なり
53.0 39.4 25.1 12.1

強めに追われた古馬2勝のプログノーシスと併せて、0.8秒追走してアタマ差遅れました。
今週は軽めの調教でしたが、引き続き直線の伸びは優秀で終い12.1秒の好時計をマーク。
併走馬には遅れましたが、かなり追走してのものなので特に心配はいらないです。
意欲的に追われた先週が良い動きでしたし、このひと追いで態勢は整ったと考えて良いでしょう。


サリオス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで馬なり中心に追われ、水曜・木曜追いは基本的に併せ馬です。
併走馬にはいつも同入または先着しているので、今走も遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一週前追い切りと最終追い切りは騎手騎乗で調整される傾向があり、ここの動きが本番でも反映されています。

特に好時計を出す一週前追い切りの動きは要チェックです。
近走は不振が続きますが、古馬相手でもマズマズ走れている印象です。
昨年5着した舞台ではありますが、更に良化が見込めるようなら今年も押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:安田記念(8着)

5/27 美南W良 強め
67.3 51.6 38.2 12.0 [7]

一週前追い切りは石橋脩騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のノックオンウッドと併せて、内を0.2秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/11 美南W良 馬なり
65.0 50.1 36.0 11.0 [5]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のサトノフウジンと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週は軽めの調教でしたが、絶好の動きで直線は11.0秒の猛時計を叩き出しています。
全体時計も自己ベストに近い数字で、併走馬を楽に圧倒しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:安田記念(8着)

6/2 美南W良 馬なり
70.6 55.2 40.1 12.8 [6]

馬なりに追われた古馬1勝のノックオンウッドと併せて、内を0.4秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/17 美南W良 馬なり
67.4 52.6 38.2 12.1 [6]

馬なりに追われた新馬のダノンベルーガと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
今週も馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで直線は12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、先週に続いて直線の伸びは優秀です。
しっかり加速ラップを刻んだ調教で、仕上がりは良好です。


シュネルマイスター 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路と美浦南Wで追われています。
水曜追いは美浦南Wで追われ、併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、レース直前ではしっかり同入・先着出来ているので、一週前追い切りか最終追い切りで遅れていなければ心配はいらないです。

また、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があるので、好時計を出すようなら要チェックですよ。
直線はそこまで目立った時計は出ませんが、終い12秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えていいでしょう。
マイル戦は得意な馬で、2走前の安田記念でも初古馬相手に3着しています。
前走もG2毎日王冠を制していますし、ひと叩きして更に上積みが見込める今走も楽しみな一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:毎日王冠(1着)

9/29 美南W良 一杯
82.9 66.9 51.6 36.9 11.4 [7]

一週前追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのココロノトウダイと併せて、内を1.4秒追走して0.4秒遅れました。

今回の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/10 美南W稍 強め
66.8 51.5 37.1 11.2 [8]

一週前追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のアルビージャと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、力強い反応で終い11.2秒の好時計をマーク。
併走馬にもあっさり先着していますし、折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:毎日王冠(1着)

10/6 美南W良 強め
82.5 65.7 51.2 37.1 11.4 [8]

最終追い切りは嶋田騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬オープンのマイネルファンロンと併せて、内を0.8秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ

11/17 美南W良 馬なり
69.4 53.6 38.3 11.7 [8]

最終追い切りは横山武史騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のアルビージャと併せて、内を0.5秒追走して0.1秒先着しました。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われましたが、引き続きラストは11.7秒の好時計をマーク。
併走馬も楽に圧倒しており、折り合いがついているのも好感が持てます。
ひと追い毎に状態は良化しており、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。