京都金杯2020 追い切り情報

京都金杯2020 追い切り情報

京都金杯2020 追い切り情報


1月5日(日)京都芝1600m

カテドラル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、たまに一週前追い切りに併せ馬で強めに追われる傾向があります。
一週前追い切りの攻めで好時計を出していますが、併走馬に遅れた時は注意が必要です。
実際に東スポ2歳Sと京成杯は11着に敗れましたし、直線で脚が止まってしまい、いつもの脚が使えていませんでした。

この馬の場合、加速ラップを刻んでいるかどうかも重要ではありますが、併走馬に先着しているかは要チェックですね。
最終追い切りは馬なりで調整して万全に仕上げてくるので、ラストがしっかり伸びていれば仕上がりは良好とみて良いでしょう。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ (6着)

11/6 栗CW良 一杯
80.6 65.4 50.8 37.2 11.8 [8]

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/25 栗CW良 強め
81.2 65.6 51.2 37.9 12.0 [7]

強めに追われたオープン馬のボンセルヴィーソと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒遅れました。
今週は終い重点に追われ、ラストは12.0秒の鋭い反応を見せています。
全体時計は81.2秒と優秀でしたが、攻め駆けするタイプの馬なので平凡です。
また、動きは悪くないですが、過去の傾向からすると併走馬に遅れたのは気がかりです。
最終追い切りの動きに期待したい。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ (6着)

11/13 栗坂良 馬なり
54.7 39.3 24.6 11.9

今回の最終追い切り:京都金杯

1/2 栗坂良 馬なり
54.3 39.0 24.8 12.2

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調整。
行きっぷりは良好で、ラストは12.2秒の好時計を叩き出しています。
前走よりも速い時計を出しており、叩いた上積みは見込めます。
折り合いもついており、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。


サウンドキアラ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に乗り込まれています。
一週前追い切りと最終追い切りに速い時計を出すことが多いので、一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックですよ。
特に、最終追い切りで加速ラップを刻んでいないレースは、好走率が下がるので注意が必要です。

攻めの調教で、4F52秒台の時計が出ていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
初重賞のヴィクトリアマイルでは、実力馬が揃う中で7着に好走しており、相手関係も楽になる今走は改めて期待したい。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:リゲルステークス (3着)

11/27 栗坂良 馬なり
56.3 40.6 26.4 13.4

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/25 栗坂良 馬なり
54.9 39.2 25.1 12.4

一週前追い切りで一本目の調整。
今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで終い12.4秒の好時計をマーク。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。
最終追い切りでも好調キープなら軽視禁物ですよ。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:リゲルステークス (3着)

12/4 栗坂良 馬なり
53.7 39.4 25.6 12.5

今回の最終追い切り:京都金杯

1/3 栗坂良 強め
53.1 38.8 25.3 12.5

最終追い切りは松山騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週は強めに追われ、全体時計は悪くないですが、前走は馬なりで53.7秒だったので、あまり良化は見られません。
追われた反応は良好で、ラスト12.5秒なら順調と考えて良いでしょう。
折り合いもついており、仕上がりは良好です。


ストロングタイタン 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で調整され、一週前追い切りに強めの調教をして最終追い切りは軽めに追われることが多いです。
全体的には最終追い切りも強めに追われている時の方が成績が良いため、最終追い切りで軽めに調整されている時は注意が必要です。
また、攻め駆けするタイプの馬なので、併せ馬ではしっかり追走先着し、好時計を叩き出していれば仕上がりは順調と見て良いでしょう。

前走は後方から徐々に加速し、2着のキョウヘイを捉えて快勝。
重賞ではなかなか結果を残せていませんが、叩いて上積みが見込める今走は改めて期待したい。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:リゲルステークス(1着)

11/28 栗坂良 一杯
50.9 37.3 23.8 11.7

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/25 栗坂良 一杯
50.8 37.3 24.3 11.9

前走との感覚が短いため、今週で2本目と乗り込み量は少ないですが、今週は意欲的に調整されています。
一杯に追われると抜群の反応で、終い11秒台の好時計をマーク。
前走よりも更に速い時計を出していますし、珍しく加速ラップを刻んだ調整ができています。
好時計はいつも通りではありますが、反応は良好で仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:リゲルステークス(1着)

12/4 栗坂良 馬なり
51.2 37.2 24.1 12.1

強めに追われた古馬3勝のシロニイと併せて、0.6秒追走して0.3秒先着しました。
最終追い切りは水口騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京都金杯

1/2 栗坂良 一杯
55.7 40.6 25.6 12.0

先週に続いて今週も意欲的な調整。
時計は平凡でも反応は良好で、終い12.0秒の好時計を叩き出しています。
先週は楽に好時計を出しており、今週は反応を確かめる内容で態勢は整ったと見て良いでしょう。
加速ラップを刻んでいるのも好感が持てますし、上積みが見込める今走は軽視禁物ですよ。


ダイアトニック 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整されていますが、一週前追い切りは栗東CWで追われることが多いです。
実戦を意識した調整が行われることが多いので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
また、プール調教を併用していますが、しっかり結果は出ているので特に心配は要りません。

併せ馬では遅れることもあり、先着している時の成績が良好です。
格上格下問わず、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
前走は10着に敗れましたが、2走前はG2スワンSを快勝しています。
能力は高い馬なので、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マイルチャンピオンシップ(10着)

11/8 栗坂良 馬なり
51.7 37.7 24.4 12.2

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/25 栗坂良 一杯
52.0 37.5 24.0 12.0

一杯に追われた古馬3勝のレッドルゼルと併せて、0.5秒追走して0.1秒先着しました。
一週前追い切りは北村友一騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週はビッシリ追われ、終い12.0秒の力強い反応を見せています。
全体時計は普段と比べると平凡ですが、折り合いもスムーズで仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
能力は高い馬なので、最終追い切りで万全に仕上がれば楽しみな一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マイルチャンピオンシップ(10着)

11/13 栗坂良 馬なり
54.5 39.4 25.1 12.3

今回の最終追い切り:京都金杯

1/2 栗坂良 馬なり
52.5 37.8 24.3 12.0

強めに追われた古馬1勝のノヴェッラと併せて、0.4秒追走同入しました。
最終追い切りは北村友一騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽く流した程度の調整。
それでもフットワークは軽快で、前走時以上に良い動きを見せています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで仕上がりは良好です。


メイショウショウブ 追い切り評価: A

1.この馬の追い切り傾向

毎回レース間隔が詰まっているため乗り込み量は少ないですが、一週前追い切りと最終追い切りは一杯に追われる傾向にあります。
全体時計は特に早いタイムを出す馬ではありませんが、追われてしっかり伸びていれば状態は良好と考えて良いでしょう。
ラストは普段11秒台の脚を使っているので、ビッシリ追われて動きが硬いようなら注意が必要ですよ。

久々の前走は距離短縮が功を奏して、G2阪神カップで3着に好走。
マイル戦はしっかり結果を残していますし、今走も距離適性は問題ありません。
前走使って上積みが見込める今走も軽視禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:阪神カップ(3着)

12/4 栗CW良 馬なり
84.4 67.8 52.3 38.2 11.8 [8]

強めに追われた古馬1勝のリリーマイスターと併せて、外を0.2秒追走してクビ差先着しました。
一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:京都金杯

12/28 栗坂稍 強め
56.4 40.6 26.0 12.8

前走とのレース間隔が短いため、一週前追い切りで1本目。
今走は土曜日追いではありましたが、しっかり強めの調教がやれており、前走時の疲れは特に感じません。
追われた反応も良好で、ラストは12.8秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、引き続き好調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:阪神カップ(3着)

12/18 栗坂稍 強め
54.0 39.2 25.1 12.1

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:京都金杯

1/3 栗坂良 一杯
53.6 38.1 24.1 11.8

最終追い切りは池添騎手が実際に騎乗して感覚を確かめております。
今週で2本目の乗り込みですが、土曜日追いに続いてビッシリ乗り込まれています。
今週は栗東坂路を一杯に追われ、終い11秒台の好時計をマーク。
力強いフットワークで、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

 

坂道になっているコースで調教を行います。

レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。

 

①注意すべき坂路調教について

坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。

坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。

坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。

この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、
今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。

この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。

②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断

日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。

坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。

特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。

この競馬場では、坂路調教馬が強いです。


ウッドチップ調教

 

ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。

木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。

基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。

 

①ウッドチップから坂路変更はNG!

通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。

坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、

坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。

②調教タイムだけでの判断はNG

ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。

同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。

しかし、それだけで判断するのは危険です。

1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。

単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。


プール調教

 

脚へ負担をかけず全身運動を行えます。

体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。

また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。

 

①プール調教馬は目的が重要

プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。

怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。

レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。

また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。

②コース追いの後のプール調整はどうか

放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。

ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。

レース間近でのプールは要注意です。