小倉記念2020 追い切り情報

小倉記念2020 追い切り情報

小倉記念2020 追い切り情報


8月16日(日)小倉芝2000m

サトノルークス 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは栗東CWで意欲的な調教が多いです。
また、併せ馬で調整されることが多く、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
一杯に追われて6F82秒台の時計が出ていれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。

本番の動きにも反映されるので、特に一週前追い切りと最終追い切りの動きは要チェックです。
昨年は春G1で大負けをしていましたが、秋はセントライト記念、菊花賞で2着に好走しています。
今年は久々の前走は6着に敗れたものの、叩いて上積みが見込めれば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:鳴尾記念(8着)

5/29 栗CW良 一杯
97.8 81.7 66.0 51.2 38.3 11.9 [8]

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/6 栗CW良 一杯
81.9 65.9 51.1 38.4 11.9 [7]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのジャンダルムと併せて、外を1.2秒先行して0.1秒遅れました。
まだ動きに硬さはありますが、ひと追い毎に状態は良化していて、今週は意欲的に追われると力強い反応を見せています。
併走馬には2週連続で遅れを取っていますが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:鳴尾記念(8着)

6/3 栗CW良 強め
84.2 66.4 51.4 38.1 11.8 [6]

強めに追われた古馬オープンのペルシアンナイトと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒遅れました。
最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗坂良 馬なり
54.0 38.9 25.2 12.5

先週ビッシリ追われた分、今週は軽めの調整。
行きっぷりは抜群で、加速していくと自己ベストを更新。
ラストも12.5秒と速く、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見ていいでしょう。


サマーセント 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWを中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
特に一週前追い切りは実戦を意識した調整が多く、好時計を出すことも多いです。
また、併走馬には遅れることも多いですが、一週前追い切りに遅れてなければ結果は出ています。

一週前追い切りで併走馬に遅れを取らず、好時計を出すようなら仕上がりは順調と考えていいでしょう。
前走はハンデの恩恵もありましたが、力強い走りでしたので、続く今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーメイドステークス(1着)

6/3 栗CW良 一杯
95.2 79.2 64.2 50.0 37.4 12.0 [7]

一杯に追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を1.1秒追走同入しました。
一週前追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/5 栗CW良 強め
84.5 68.3 53.2 39.3 12.5 [7]

一週前追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた新馬のキタサンシンドーと併せて、内を0.8秒追走同入しました。
前走時と比べると時計は出ていませんが、追われた反応は良好で、ラストは12秒台の好時計を叩き出しています。
併走馬にも遅れていませんし、折り合いのついた調整で仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーメイドステークス(1着)

6/10 栗CW良 強め
85.6 68.5 52.9 38.1 11.8 [8]

強めに追われた古馬オープンのリュヌルージュと併せて、内を0.3秒追走してクビ差遅れました。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗CW良 強め
81.8 66.2 51.7 38.0 12.6 [7]

馬なりに追われた古馬1勝のアマネセールと併せて、内を1.2秒追走して0.2秒先着しました。
最終追い切りは酒井学騎手が騎乗しての調教です。
先週に続いて今週も意欲的に追われ、全体時計は81秒台の好時計をマーク。
元々時計は出るタイプの馬ではありますが、追われた反応は良好で併走馬に先着しているのも好感が持てます。
久々の出走にはなりますが、仕上がりは順調です。


サラス 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

毎回乗り込み量は多く、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
時計は出る馬ではありませんが、終い12秒前後の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、併せ馬でも併走馬に先着するようなら軽視は禁物ですよ。

脚部不安のため長期休養を挟みましたが、今年は新潟大賞典から始動。
2戦連続で2桁着順が続きますが、まだ復調気配はなく良化途上です。
今走は大きな上積みが見込めるようなら一発注意ですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:マーメイドステークス(14着)

6/3 栗坂良 馬なり
55.8 40.9 26.6 12.6

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/5 栗坂良 一杯
56.1 39.5 24.7 12.0

強めに追われた古馬3勝のカセドラルベルと併せて、0.7秒先行して0.2秒遅れました。
普段通り入念に乗り込まれて、一週前追い切りで8本目の調整です。
4週連続意欲的な調整で、併走馬には3週連続で遅れています。
直線の伸びは悪くないですが、全体時計はイマイチですね。
まだ良化は見られないので、現時点では様子見したい一頭です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:マーメイドステークス(14着)

6/10 栗坂良 強め
53.7 38.1 24.8 12.4

一杯に追われた3歳未勝利のグリムスポンドと併せて、0.8秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗坂良 一杯
51.2 37.7 25.1 12.7

一杯に追われた古馬オープンのタイセイアベニールと併せて、0.7秒先行して0.1秒遅れました。
今週もビッシリ追われて、自己ベストを更新する好時計を叩き出しましたが、併走馬には4週連続遅れ。
ラストも失速していますし、今週の動きを見てもやや物足りないですね。
軸で狙うにはオススメできない一頭です。


ノーブルマーズ 追い切り評価:B

1.この馬の追い切り傾向

プール調教や馬なり調教が多いですが、重賞でもそれなりの結果は出ているため、追い不足でも軽視は禁物です。
軽快なフットワークで動きもスムーズなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
3着以内に入れていない時の追い切り傾向としては、一週前追い切りに強めの調教をしていて、最終追い切りで軽めに調整されている場合です。

一週前追い切りで攻めの調教をしている時は、好走率が下がるので注意しましょう。
ちなみに、前走も13着に大敗しています。
毎回調教の動きは良いですが、結果に結びついていないので注意が必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:七夕賞(13着)

7/1 栗CW不 一杯
83.5 66.6 50.8 37.4 11.6 [5]

一週前追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/5 栗坂良 強め
53.6 38.9 25.3 12.5

今週は強めに追われましたが、普段と比べると時計は平凡です。
直線も伸びてはいますが、普段は終い11秒台を出しているので物足りなさはありますね。
折り合いがついているのは好感が持てますが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。
一週前追い切りで意欲的に追われている時は好走率も下がるので、今走も過信は禁物です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:七夕賞(13着)

7/8 栗CW不 強め
83.3 66.1 51.5 37.8 11.8 [6]

最終追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗CW良 馬なり
53.5 39.0 11.9 [7]

最終追い切りは高倉騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと短めに流した程度の調整でしたが、直線は11秒台の好時計をマーク。
フットワークも軽快で、全体時計もそこまで悪くなさそうですね。
あまり良化は見られませんが、馬体は引き締まっていて仕上がりはマズマズです。


ミスディレクション 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に調整される傾向があります。
攻めは動くタイプの馬ではありませんが、強めに追われて4F52秒台の時計なら状態は良好です。
ラストは失速する傾向がありますが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

全体時計だけでなく直線もしっかり伸びていれば、仕上がりは順調と見ていいでしょう。
前走時のように折り合いもついているなら更に良いです。
今走は重賞挑戦となりますが、今の充実度でどこまでやれるか楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:尼崎ステークス(1着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/5 栗坂良 一杯
52.1 37.8 24.9 12.8

今週は目一杯追われると前走時以上に良い動きを見せています。
追われた反応も良好で、直線は12秒台の好時計をマーク。
失速ラップではありますが、いつも通りの傾向なので特に心配はいらないです。
2週連続で意欲的に調整され、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:尼崎ステークス(1着)

3/17 栗坂稍 一杯
52.3 37.6 24.5 12.2

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗坂良 一杯
53.0 37.9 24.6 12.5

今週も一杯に追われて、3週連続でビッシリやれています。
引き続き直線の反応はイマイチで失速ラップ。
全体時計も前走と比べても遅くなっていますし、特に良化は見られないですね。
重賞でどこまでやれるかと言ったところですが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。


ランブリングアレー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東CWと栗東坂路で追われていて、水曜追いはウッドチップで調整されています。
傾向としては、一週前追い切りは強めの調整で、最終追い切りは軽めに追われることが多いです。
騎手騎乗で実戦を意識した内容が多いので、特に一週前追い切りの動きは要チェックです。

馬なり調教でも直線の伸びは鋭く、12秒前後の時計なら仕上がりは良好と考えていいでしょう。
いつもは折り合いもついているので、加速ラップかどうかも注目です。
今年はついに本格化し、現在2連勝中です。
相手のレベルは上がりますが、仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:垂水ステークス(1着)

6/11 栗CW良 強め
81.9 64.2 49.4 36.4 11.8 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:小倉記念

8/6 栗CW良 一杯
64.3 49.2 36.1 12.4 [3]

今週はビッシリ追われると、力強い反応で絶好の動きを見せています。
内を回ったとはいえ、全体時計も優秀です。
折り合いもスムーズで、4F時計は50秒を切る好時計を叩き出しています。
直線の伸び脚も鋭く、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:垂水ステークス(1着)

6/17 栗CW良 馬なり
83.6 66.2 51.0 37.2 11.7 [5]

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:小倉記念

8/12 栗CW良 馬なり
51.5 37.9 12.2 [6]

先週は一杯に追われて好時計を出していましたが、今週は馬なり調整で51秒台の好時計を叩き出しています。
抜群の行きっぷりで、前走時以上に動きです。
しっかり加速していてくと直線も12.2秒の力強い伸び脚。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。