北九州記念2021 追い切り情報

北九州記念2021 追い切り情報

北九州記念2021 追い切り情報


8月22日(日)小倉芝1200m

アウィルアウェイ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りと最終追い切りで意欲的に追われる傾向があります。
攻めは動くタイプの馬で一杯に追われると、終い12秒台の鋭い伸び脚を見せています。
ただ、最終追い切りで全体時計51秒の好時計を出しているときは、成績が落ちるという傾向があるので、単純に時計だけで判断するのは危険です。

スプリンターズS以降は全て10着以下の大敗でしたが、前走のCBC賞では見事3着に好走しています。短距離では比較的好成績ですし、G3ならまだ通用すると思います。
前走も惜しいレースではありましたし、引き続き好調なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(3着)

6/23 栗坂良 一杯
54.8 39.0 25.1 12.1

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/11 栗坂良 強め
54.5 38.6 24.9 12.1

今週は終い重点に追われる内容で、ラストは12.1秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、追われた反応も良好ですし、前走時以上に良い動きを見せています。
しっかり加速ラップを刻んでいるのは好感が持てますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(3着)

6/30 栗坂良 一杯
54.5 38.8 25.4 12.2

今回の最終追い切り:北九州記念

8/18 栗坂不 強め
54.9 39.5 25.7 12.7

今週も意欲的に追われると、力強い反応で終い12.7秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、不良馬場ということを考えると良かったと思います。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。


シゲルピンクルビー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで追われています。
水曜追いは併せ馬で気合付けを行うことが多く、意欲的に追われる傾向があります。
併走馬にはいつも先着しているので、今走も併走馬に遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的攻めは動くタイプの馬で、一週前追い切りでは栗東CWで意欲的に追われて6F82秒台の好時計を叩き出しています。
直線の伸び脚も優秀で、加速ラップを刻んだ調教ができていれば仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走はフィリーズレビューでは好走したものの、それ以外では中々結果を残せていません。
前走も初距離の芝1200mで9着に敗れていますし、今走も良化が見込めなければ注意したい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(9着)

6/2 栗坂良 一杯
52.8 38.8 24.9 11.9

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗CW稍 一杯
84.8 67.4 51.9 37.3 11.7 [8]

一杯に追われた古馬2勝のエイシンルカーノと併せて、外を1.9秒先行して0.7秒先着しました。
今週はやや抑え目でしたが、力強い反応で終い11.7秒の好時計をマーク。
併走馬にも先行したとはいえ、先着しているのは好感が持てます。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(9着)

6/9 函館W良 馬なり
69.4 54.6 40.4 12.4 [6]

馬なりに追われた新馬のハマーフェイスと併せて、内を1.2秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:北九州記念

8/18 栗坂不 強め
53.2 37.9 23.8 11.8

今週は終い重点に追われる内容で、ラストは11.8秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀で、自己ベストに近い時計を叩き出しています。
馬場状態を考えると今まで以上に時計は良さそうで、2週連続で終い11秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


ファストフォース 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われ、一週前追い切りで強め、最終追い切りで軽めに追われる傾向があります。
特に一週前追い切りは併せ馬で気合付けをすることも多く、実戦を意識した内容が多いので、一週前追い切りの動きには注目です。
プール調教を併用しながらの調教ですが、結果は出ているので特に心配はいらないです。

直線は伸びるタイプの馬なので、終い12秒台前半の時計が出ていて、しっかり加速ラップを刻むようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は不振が続きましたが、前走は長期休養明けで力をつけており、初重賞で見事快勝しています。
今走はひと叩きした上積みも見込めますし、更に良化が見込めるようなら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:CBC賞(1着)

6/23 栗坂良 一杯
53.2 37.5 24.0 11.8

一杯に追われた古馬3勝のリッケンバッカーと併せて、0.2秒追走してクビ差先着しました。

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/11 栗坂良 強め
55.4 38.6 24.9 12.1

一杯に追われた新馬のダブルブレンドと併せて、1.2秒追走して0.3秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、いつも通り直線は力強い反応を見せています。
格下相手とはいえ、併走馬も楽に圧倒していますし、調教過程もいつも通りです。
折り合いもスムーズで、仕上がりは良好と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:CBC賞(1着)

6/30 栗坂良 強め
54.7 38.3 24.5 12.2

今回の最終追い切り:北九州記念

8/18 栗坂不 強め
54.9 38.2 24.3 12.1

一杯に追われた古馬2勝のタイセイメガロスと併せて、0.5秒追走して0.4秒先着しました。
先週に続いて今週も終い重点に追われ、今週も終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計も先週以上の数字を出していますし、併走馬にあっさり先着しているのも好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


モズスーパーフレア 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に追われていて、一週前追い切りは強め、最終追い切りは馬なりで調整される傾向があります。
いつもフットワークは軽快ですし、良い動きを見せているので状態面の心配は特にいらないでしょう。
休み明けのレースも苦にしないタイプで、久々でも普段通りの動きなら押さえておくのが無難です。

近走は不振が続きますが、前走はG1高松宮記念で5着と内容は悪くないです。
当レースも昨年2着した舞台ですし、適性も問題はないと思います。
今走は相手関係も楽になりますし、仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(5着)

3/18 栗坂良 一杯
50.4 36.9 23.8 12.0

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのダンビュライトと併せて、0.3秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/11 栗坂良 強め
50.0 36.5 23.3 11.7

一週前追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのファンタジステラと併せて、0.4秒追走して0.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容で、前走時以上に良い動きを見せています。
併走馬も楽に圧倒していますし、先週は4F49.0秒と自己ベストに近い時計を叩き出しています。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(5着)

3/24 栗坂良 馬なり
49.1 36.1 24.0 12.3

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:北九州記念

8/18 栗坂不 馬なり
51.8 37.0 23.7 12.2

最終追い切りは松若騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも抜群の行きっぷりで、全体時計は51秒台の好時計をマーク。
直線の伸びも優秀で、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができています。
攻め動くタイプの馬ではありますが、乗り込みも十分で、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


レッドアンシェル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路と栗東CWで調教されており、一週前追い切りは栗東CWで実戦を意識した調教が多いです。
最終追い切りは栗東坂路で軽めに追われ、ここでも好時計を出すようなら本番も楽しみですよ。
追われた反応はいつも良好で、ウッドチップコースなら終い11秒台の時計が出ています。

折り合いもついて、併走馬にしっかり先着するようなら、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。
近走は大敗が続いており、正直年齢的にも衰えを感じます。
ただ、当レースは昨年制した舞台ですし、G3なら展開次第で好走する可能性はありそうです。
今走は休養明けにはなりますが、得意舞台なので仕上がり万全なら押さえには入れておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:高松宮記念(18着)

3/18 栗坂良 強め
52.8 37.9 24.5 12.2

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:北九州記念

8/12 栗坂良 一杯
50.8 36.7 24.1 12.4

今週はビッシリ追われると、力強い反応で4F50秒台の好時計をマーク。
追われた反応も良好で、直線は12.4秒の鋭い伸び脚を見せています。
直線は若干失速してはいますが、この時計なら優秀です。
意欲的にやれているのも好感が持てますし、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:高松宮記念(18着)

3/24 栗坂良 強め
53.7 39.4 25.0 12.0

今回の最終追い切り:北九州記念

8/18 栗坂不 馬なり
54.2 38.8 24.8 12.1

一杯に追われた3歳未勝利のメイショウヤマツミと併せて、0.6秒追走して0.2秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調教でしたが、抜群の行きっぷりで併走馬を楽に圧倒。
直線も12.1秒の鋭い伸び脚で、先週とは違い折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も申し分なく、態勢は整ったと見て良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。