金鯱賞2021 追い切り情報

金鯱賞2021 追い切り情報

金鯱賞2021 追い切り情報


3月14日(日)中京芝2000m

キセキ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われ、一週前追い切りで強めの調教をすることが多いです。
近走は最終追い切りで軽めの調整が多いですが、終い11秒台の伸びを見せていれば仕上がりは順調と見ていいでしょう。
毎回乗り込み量は十分ですし、今走も折り合いがスムーズで、馬体もキッチリ仕上がった状態ならば軽視は禁物ですよ。

近走は不振が続きますが、芝2000mはG1天皇賞秋で5着とまずまずの成績を残しています。
年齢的に衰えは感じますが、相手関係も楽になる今走は押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(12着)

12/16 栗CW良 馬なり
71.7 54.9 40.0 11.8 [9]

今回の一週前追い切り:金鯱賞

3/3 栗CW不 一杯
81.3 66.1 52.9 39.4 12.2 [9]

一週前追い切りはM.デムーロ騎手が騎乗しての調教です。
いつも通り乗り込み量は十分で、1月から入念に乗り込まれると一週前追い切りで18本目。
ひと追いごとに状態も良化して、今週は一杯に追われて力強い反応を見せています。
大外を回って6F81.3秒なら優秀ですし、直線は12.2秒の好時計をマーク。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(12着)

12/23 栗坂良 馬なり
52.3 37.3 24.5 12.3

今回の最終追い切り:金鯱賞

3/10 栗坂良 強め
52.8 38.3 25.2 12.8

強めに追われた古馬2勝のエスシーミホークと併せて、1.2秒追走して0.3秒先着しました。
今週は終い重点に追われる内容でしたが、直線は12.8秒と失速しています。
強めに追われた割に全体時計も平凡でしたし、今週はやや物足りなさが残ります。
乗り込み量は十分で、先週は良い動きを見せていましたが、仕上がりはマズマズといったところでしょう。


グローリーヴェイズ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いはいつも併せ馬で気合い付けを行う傾向があります。
普段はラストに鋭い脚を使うので、併走馬と併せて終い12秒台の好時計がでるようなら押さえておきたい一頭です。
仕上がりはいつも良好なので、攻めの調教で力強い走りをしていれば、気配は良好と考えて良いでしょう。

また、鉄砲は利く馬で、休み明けでも十分に乗り込まれていれば全く問題ありません。
昨年は3レースしか出走していませんが、京都大賞典を見事制してG1ジャパンカップも5着と掲示板は確保しています。
G2なら十分能力は通用する馬ですし、今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(5着)

11/18 美南W良 一杯
65.5 51.0 37.3 12.5 [9]

一週前追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬3勝のサクラルーフェンと併せて、外を1.0秒追走して0.4秒先着しました。

今回の一週前追い切り:金鯱賞

3/3 美南W重 一杯
66.2 52.0 38.6 12.6 [6]

一杯に追われた古馬オープンのハーグリーブスと併せて、外を0.8秒追走して0.2秒先着しました。
一週前追い切りで5本目の調整ですが、今週はビッシリやれています。
追われた反応は抜群で、加速すると直線は12.6秒の好時計をマーク。
重馬場でも力強いフットワークで、全体時計も自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(5着)

11/25 美南W稍 一杯
66.3 52.2 38.1 12.3 [8]

馬なりに追われた古馬3勝のサクラルーフェンと併せて、内を1.0秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:金鯱賞

3/10 美南W良 馬なり
66.1 51.8 38.4 12.5 [6]

最終追い切りは蓑島騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのハーグリーブスと併せて、外を0.8秒追走同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
それでも抜群の行きっぷりで、馬なりでも自己ベストと同等の時計を叩き出しています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


サトノフラッグ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けが行われています。
併走馬には追走同入や先着が多く、遅れを取るようなら注意が必要ですよ。
また、プール調教を併用していますが、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

比較的攻めは動くタイプの馬で、時計は4F52秒台が出ていれば、仕上がりは順調です。
レースは上手な馬で、道悪でも問題ありません。
前走は休み明けということもありましたが、初古馬相手で11着は思ったよりも負けた印象です。
叩いた上積みがあるとは思いますが、今走も過信は禁物です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:AJCC(11着)

1/14 美坂良 馬なり
51.3 37.3 24.4 12.4

馬なりに追われた3歳未勝利のミッキーセレスタと併せて、1.9秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:金鯱賞

3/3 美南W重 強め
64.7 50.5 37.0 12.3 [2]

馬なりに追われた3歳未勝利のショウナンカホウと併せて、内を1.4秒追走して0.2秒遅れました。
珍しく今週は意欲的に追われると、力強い反応で終い12.3秒の好時計を叩き出しています。
全体時計も優秀ですし、折り合いがついているのは好感が持てます。
格下の併走馬に遅れを取ったのは気になりますが、乗り込みも十分で仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:AJCC(11着)

1/20 美坂良 馬なり
51.7 38.0 24.8 12.4

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのオウケンムーンと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の最終追い切り:金鯱賞

3/10 美南W良 強め
63.8 48.9 35.9 12.2 [1]

今週は直線の伸びを確かめる内容でしたが、ラストは12.2秒の鋭い伸び脚を見せています。
失速ラップではありましたが、先週と同様に追われた反応は良好です。
全体時計も内を回ったとはいえ、自己ベストに近い時計を出していますし、このひと追いで仕上がったと見て良いでしょう。


デアリングタクト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに栗東CWで実戦を意識した調整が施されています。
併せ馬で気合付けをしており、騎手騎乗のため全体時計も速いです。
一週前追い切りで全体時計6F81秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

秋華賞では2着に1馬身以上差をつける圧勝で、史上初の無敗の牝馬三冠を達成。
前走のジャパンカップは初古馬相手でしたし、コントレイルや、アーモンドアイなどの強敵を相手に3着に好走しています。
能力はトップクラスと考えて良さそうで、相手関係が楽になる今走も仕上がり良好なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:ジャパンカップ(3着)

11/18 栗CW良 強め
81.3 66.0 51.3 37.7 12.0 [5]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

3/3 栗CW不 強め

82.6 66.4 51.7 37.3 12.2 [7]

馬なりに追われた古馬3勝のベレヌスと併せて、外を0.9秒追走してアタマ差遅れました。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は意欲的に追われて先週以上に良い動きを見せています。
併走馬には遅れを取りましたが、全体時計も優秀ですし、直線も12.2秒の好時計を叩き出しています。
併せた相手も攻め動く馬でしたし、そこまで遅れは気にしなくても良いでしょう。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:ジャパンカップ(3着)

11/25 栗坂良 馬なり
54.7 39.7 25.7 12.7

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:金鯱賞

3/10 栗坂良 馬なり
52.9 38.3 24.7 12.2

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、絶好の動きで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
全体時計は自己ベストとたった0.1秒差ですし、このひと追いで良化が感じられます。
折り合いもスムーズで、態勢は整ったと見て良いでしょう。


ポタジェ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路やポリトラックで調整され、水曜追いは栗東CWで追われる傾向があります。
特に水曜追いは併せ馬で気合いづけをすることが多く、意欲的に追われるので好時計を叩き出しています。
併走馬に遅れることもありますが、しっかり動いていれば心配はいらないです。

最終追い切りはポリトラックで追われる傾向がありますが、折り合いがスムーズなら仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走は昇級戦でも長く良い脚を使って見事快勝しており、ひとレース毎にパワーアップしている印象です。
今走が初重賞にはなりますが、コース適性は問題ないですし、叩いて上積みが見込める今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:白富士ステークス(1着)

1/20 栗CW良 一杯
82.6 67.0 52.4 38.5 12.6 [5]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳未勝利のルペルカーリアと併せて、外を0.5秒先行して0.1秒遅れました。

今回の一週前追い切り:金鯱賞

3/3 栗CW不 強め
82.6 66.4 51.7 37.3 12.2 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のベレヌスと併せて、外を0.9秒追走してアタマ差遅れました。
ひと追い毎に状態は良化しており、今週は意欲的に追われて先週以上に良い動きを見せています。
併走馬には遅れを取りましたが、全体時計も優秀ですし、直線も12.2秒の好時計を叩き出しています。
併せた相手も攻め動く馬でしたし、そこまで遅れは気にしなくても良いでしょう。
折り合いもついていますし、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:白富士ステークス(1着)

1/27 栗P良 馬なり
84.7 68.6 53.9 39.7 12.6 [7]

今回の最終追い切り:金鯱賞

3/10 栗芝良 馬なり
85.4 67.9 52.2 38.1 12.5 [4]

最終追い切りは北村友一騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた3歳1勝のレッドジェネシスと併せて、内を0.7秒追走同入しました。
今週はサッと流す程度の内容でしたが、併走馬にあっさり追走同入できています。
時計の出やすい芝コースでも時計は平凡でしたが、直線は伸びていますし、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込み量も十分で、仕上がりは良好です。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。