キーンランドカップ2020 追い切り情報

キーンランドカップ2020 追い切り情報

キーンランドカップ2020 追い切り情報


8月30日(日)札幌芝1200m

ダイアトニック 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に調整され、一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整が多いです。
意欲的に追われ、速い時計を出すので、一週前追い切りの動きは要チェックですよ。
また、プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。

併せ馬では先着している時の成績が良好で、格上格下問わず併走馬に遅れを取るようなら注意が必要ですね。
昨年はマイルチャンピオンシップで10着に敗れたものの、近走は4戦連続で3着以内に好走しています。
前走は函館スプリントSで2着に2馬身差をつける圧勝で、今走もG3なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(1着)

6/14 函館W良 馬なり
72.2 56.9 41.9 13.8 [6]

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/19 札幌芝良 馬なり
64.4 51.1 36.8 12.0 [7]

一週前追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。
馬なり調教でも抜群の行きっぷりで、全体時計は64.4秒の好時計を叩き出しています。
引き続き動きは軽快で、加速すると直線も12.0秒の鋭い伸びを見せています。
折り合いはついていますし、仕上がりは順調と見ていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(1着)

6/17 函館芝良 強め
65.8 50.5 37.4 11.5 [8]

最終追い切りは藤岡佑介騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌芝良 馬なり
69.2 53.4 38.1 12.5 [6]

今週も軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで直線の伸びも良好です。
折り合いはついていますし、前走時の疲れは全く感じないですね。
先週は芝コースで64.4秒を好時計を出していますし、態勢は整ったと考えていいでしょう。


ダイメイフジ 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

最終追い切りは強めに調整されることが多く、レース間隔が空いている時は一週前追い切りから強めに追われています。
ただ攻め動くタイプの馬ではないので、全体時計としては53秒台が通常です。
強めの調教で加速ラップを刻んだ調教ができているかは要チェックですね。

この馬の面白い傾向としては乗り込み量が少ない方が成績が良いところです。
中間軽めに追われたラピスラズリS(1着)やプール調教のみで調整した前走のオーシャンS(3着)ではしっかり結果を残しており、疲れなく連闘する場合は穴として押さえておくのが良いでしょう。
使った方が良績を残すタイプなので、今走は少し注意が必要かもしれないです。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:函館スプリントステークス(2着)

6/7 栗坂良 馬なり
55.5 40.1 25.4 12.1

馬なりに追われた古馬2勝のダイメイコリーダと併せて、1.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:函館スプリントステークス(2着)

6/17 函館W稍 馬なり
65.7 51.6 38.4 12.6 [2]

最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌ダ良 馬なり
53.5 38.8 12.2 [5]

最終追い切りは菱田騎手が騎乗しての調教です。
今走は最終追い切りで1本目の調整。
馬なり調教ではありましたが、行きっぷりは良好で終い12.2秒の好時計を出しています。
しっかり加速ラップを刻んでいますし、仕上がりは良好です。
あとは、太りやすい傾向がある馬なので、当日の馬体重には要注意ですね。


ディメンシオン 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で調整されていて、一週前追い切りと最終追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
攻め動くタイプの馬ではありませんが、最終追い切りで速い時計を出す時は比較的成績を残しています。
4F53秒前後の時計で直線も12秒台前半の伸びを見せるようなら、好調とみていいでしょう。

近走は最終追い切りで好時計を出した、阪神牝馬ステークスで見事3着に好走しています。
今走も最終追い切りの動きには注目ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:中京記念(9着)

一週前追い切りは行われていませんでした。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/19 札幌芝良 強め
52.4 37.4 11.6 [6]

一週前追い切りは松田騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬1勝のアルテラローザと併せて、内を1.2秒追走して1.4秒先着しました。
今週は終い重点に追われると、力強い反応で終い11.6秒の好時計をマーク。
時計の出やすい芝コースとはいえ、併走馬を大きく突き放す走りを見せています。
全体時計も優秀ですし、折り合いもスムーズで仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:中京記念(9着)

7/15 栗坂稍 馬なり
55.1 39.0 24.6 12.6

最終追い切りは鮫島克駿騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌芝良 馬なり
64.6 49.8 36.3 12.3 [8]

最終追い切りは松田騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに追われましたが、抜群の動きを見せています。
ラストは失速したものの12.3秒の脚を使っていますし、4F時計は50秒を切る好時計をマーク。
先週も良い反応を見せていて、仕上がりは良好です。
最終追い切りで速い時を出す時は好成績を残すので、今走は押さえておきたい一頭です。


ビリーバー 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦南Wで追われていて、毎回調教量は3回と少ないです。
馬なり中心の調教ですが、比較的時計は出る方で直線も良く伸びています。
4Fは52秒前後で終い12秒台の時計なら仕上がりは順調と考えていいでしょう。

特に折り合いもついていて、直線12秒前後の時計を出している時は好成績を残しているので要チェックです。
近走は徐々に力をつけていますし、前走はG3アイビスSDで見事3着に好走しています。
今走も仕上がり万全なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:アイビスSD(3着)

7/18 美南W重 馬なり
56.7 40.1 12.8 [8]

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/19 美南W良 馬なり
66.6 51.8 38.4 12.5 [6]

一週前追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
普段通り今週は馬なり調整でしたが、軽快なフットワークで4F51.8秒の好時計を出しています。
この馬の好走傾向から見ても時計は速いですし、直線も伸びているのは良いですね。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:アイビスSD(3着)

7/22 美南W稍 馬なり
65.7 51.3 37.8 12.1 [8]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌芝良 馬なり
67.4 52.0 37.6 12.0 [7]

最終追い切りは杉原騎手が騎乗しての調教です。
今週は札幌に輸送して、芝コースで追われています。
馬なり調教ではありましたが、軽快な動きで特にデキ落ちは見られないですね。
直線も12秒の好時計を出していますし、仕上がりは順調と考えていいでしょう。


ヤマカツマーメイド 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

水曜追いは基本的に栗東CWで追われ、実戦を意識した調整が施されています。
また、レース直前は併せ馬が多く、併走馬にしっかり先着しているなら問題ないでしょう。
最終追い切りで併走馬に遅れていたファンタジーSは4着に敗れていますし、併走馬に遅れるようなら注意が必要です。

阪神JFでは伸び負けてしまいましたが、掲示板は確保していますし、続くフィリーズレビューでは2着とレースごとに力はついています。
前走はオープン戦でも敗れてしまいましたが、桜花賞のダメージが残っていたので参考外と考えて良さそうです。
今走はレース間隔を空けたので、万全に仕上がれば改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:橘ステークス(6着)

4/30 栗CW良 馬なり
80.1 64.7 50.4 37.1 11.7 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのカツジと併せて、内を0.5秒追走同入しました。
一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

8/23 札幌ダ良 馬なり
56.6 41.2 13.6 [5]

一週前追い切りは札幌で調整され、今週で一本目の調教です。
サッと流す内容でしたが、動きは軽快で折り合いがついているのは好感が持てます。
ただ、判断材料としてはイマイチで、最終追い切りの動きに期待したいですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:橘ステークス(6着)

5/6 栗CW良 馬なり
96.5 80.6 65.2 51.1 38.1 12.7 [8]

一杯に追われた古馬オープンのメイショウアリソンと併せて、内を0.7秒追走して0.7秒先着しました。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌芝良 馬なり
68.2 51.6 36.8 11.8 [6]

馬なりに追われた古馬オープンのメイショウショウブと併せて、内を0.6秒追走してクビ差遅れました。
最終追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
時計は出やすいタイプの馬ではありますが、抜群の行きっぷりで加速すると直線は11.8秒の好時計をマーク。
併走馬には若干遅れましたが、0.6秒追走してのものなので特に心配はいらないでしょう。
折り合いはついていますし、仕上がりは良好です。


ライトオンキュー 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われることが多く、基本的に水曜追いは併せ馬で気合付けをしています。
併走馬には遅れることもありますが、最終追い切りではしっかり先着しているので、最終追い切りで遅れるようなら注意が必要ですよ。
攻めは動くタイプの馬で、栗東坂路では一杯に追われて4F50秒台の時計を出すことも多いです。

ラストは失速する傾向はありますが、速い時計を出すようなら押さえおきたいですね。
特に一週前追い切りは意欲的に追われることが多く、その動きがレースにも反映されるのでチェックしておくのが良いでしょう。
当レースは昨年4着した舞台ですし、昨年よりも力をつけている今年は楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:UHB賞(1着)

8/9 札幌ダ良 馬なり
68.5 52.1 38.5 12.2 [7]

一週前追い切りは古川吉洋騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:キーンランドカップ

一週前追い切りは行われていませんでした。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:UHB賞(1着)

8/12 札幌ダ稍 強め
66.5 51.8 38.2 12.3 [9]

最終追い切りは古川吉洋騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:キーンランドカップ

8/26 札幌ダ良 馬なり
53.1 38.2 12.1 [9]

最終追い切りは古川吉洋騎手が騎乗しての調教です。
今走は最終追い切りのみの調整でしたが、馬なりでも力強い走りを見せています。
時計は平凡ではありましたが、馬なりで終い12.1秒の時計なら優秀です。
叩いて更に上積みも見込めますし、引き続き好調と見ていいでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。