ジャパンカップ2020 追い切り情報

ジャパンカップ2020 追い切り情報

ジャパンカップ2020 追い切り情報


11月29日(日)東京芝2400m

アーモンドアイ 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり主体の調教で、一週前追い切りと最終追い切りは併せ馬で気合付けをしています。
最終追い切りは負荷をかけた調整が多く、好時計を出す傾向があるので、最終追い切りの動きは要チェックですよ。
美浦南Wで5F66秒台の時計を出していて、折り合いもついていれば、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

昨年の有馬記念は距離が長かった感じはありますが、それ以外はコース・馬場ともに問題なく安定した成績を残しています。
今年の秋はひと叩きして更に上積みも見込めますし、ジャパンカップは一昨年制した舞台です。
今走も仕上がり万全なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:天皇賞秋(1着)

10/21 美南W良 馬なり
65.0 50.7 37.7 12.8 [3]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのサトノフラッグと併せて、内を0.9秒追走して0.1秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/20 美南W良 馬なり
67.4 52.7 38.6 12.4 [5]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
今走はレース間隔も短いため、金曜日に一本目の調整が行われていました。
普段通り馬なり調教でしたが、軽快なフットワークで直線も12.4秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。
最終追い切りも好調キープなら楽しみですね。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:天皇賞秋(1着)

10/28 美南W良 馬なり
64.6 50.1 36.8 12.5 [3]

強めに追われた古馬3勝のアンティシペイトと併せて、内を0.8秒追走して0.4秒先着しました。
最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/25 美南W稍 馬なり
67.9 52.1 38.1 12.8 [5]

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬3勝のサトノエルドールと併せて、内を0.5秒追走して0.2秒先着しました。
今週もサッと流す程度の調整でしたが、軽快な動きで併走馬にあっさり先着。
直線も12.8秒の鋭い伸び脚を見せていますし、折り合いがついているのも好感が持てます。
前走に続いて気合は十分で、仕上がりは万全です。


カレンブーケドール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は美浦坂路コースと美浦ウッドチップコースで馬なり中心に追われています。
意欲的な攻めの調教を行うことは少なく、強めに追われるのは一週前追い切りか最終追い切りです。
攻めは比較的動くタイプの馬で、4F52秒台の時計が出ていれば順調な仕上がりと見て良いでしょう。

普段の水曜追いは併せ馬で調整されており、しっかり先着をしているので、併走馬に遅れを取るようなら注意が必要です。
折り合いのついた調教で、軽快な動きをしていれば問題はないでしょう。
決め手に欠ける馬ではありますが、当レースは昨年2着した舞台ですし、今年も仕上がり良好なら改めて期待したいですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オールカマー(2着)

9/16 美坂良 一杯
52.2 38.2 25.1 12.7

一週前追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた古馬オープンのオウケンムーンと併せて、0.3秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 美坂良 一杯
50.2 36.8 24.9 13.1

今週は一杯に追われると、力強いフットワークで自己ベストを大きく更新。
ただ、直線は失速ラップで、追われた反応はイマイチですね。
元々ラストは遅れる傾向がありますが、今週の動きは物足りなさを感じます。
入念に乗り込まれていますが、仕上がりはマズマズと言ったところでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オールカマー(2着)

9/23 美坂稍 一杯
51.9 37.7 25.0 12.8

一杯に追われた古馬オープンのオウケンムーンと併せて、0.2秒追走して0.3秒先着しました。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/25 美坂稍 馬なり
51.5 37.4 24.5 12.4

最終追い切りは津村騎手が騎乗しての調教です。
馬なりに追われた新馬のガンダルフと併せて、0.3秒追走同入しました。
先週ビッシリ追われた分、今週は軽めに追われています。
直線は若干失速したものの、先週に続いて以前の自己ベストを更新。
今週は直線で12秒台の脚が使えていますし、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


コントレイル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りは栗東CWで意欲的な調教が行われる傾向があります。
また、併せ馬で実戦を意識した調教が多く、併走馬にはいつも先着しています。
今走も相手問わず遅れるようなら注意が必要ですよ。

比較的速い時計が出る傾向がありますが、栗東CWで6F80秒台の時計が出るようなら、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
前走は見事ディープインパクト以来の無敗の三冠を達成して、現在7連勝中です。
距離が長かった中でのあの強さですから、距離が適正なら古馬相手でも十分通用すると思います。
今走は初古馬相手にはなりますが、引き続き好調なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:菊花賞(1着)

10/14 栗CW良 馬なり
84.6 67.0 51.7 37.8 12.2 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬1勝のタイセイモンストルと併せて、内を1.0秒追走して0.6秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗CW良 強め
81.8 66.3 51.4 38.0 12.1 [7]

一週前追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた2歳1勝のバスラットレオンと併せて、内を0.7秒追走して0.1秒遅れました。
強めに追われて速い時計は出ていますが、併走馬に遅れたのは気がかりですね。
それでも、折り合いはついていますし、直線も12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
今週で2本目の乗り込みではありますが、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:菊花賞(1着)

10/21 栗坂良 馬なり
52.5 38.3 25.3 12.9

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/25 栗坂良 馬なり
53.3 38.7 24.7 12.2

最終追い切りは福永騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めの調整でしたが、軽快なフットワークで加速すると終い12.2秒の好時計をマーク。
先週に続いて直線の伸びは良好です。
しっかり加速ラップを刻んだ調整ができていますし、このひと追いで状態は良化したと考えて良いでしょう。


サートゥルナーリア 追い切り評価:A⇛回避

1.この馬の追い切り傾向

普段は馬なり中心の調教ですが、一週前追い切りに強めの調教を行われることが多いです。
一週前追い切りは併せ馬で実戦を意識した調整をしており、最終追い切りは軽く流す調教スタイルです。
また、素質が高い馬で、一杯に追われた調教では終い11秒台の時計を叩き出しています。

ラストの伸び脚は本番でもしっかり反映されているので、強めに追われてラスト1Fに11秒台の好時計を叩き出していれば、仕上がりは良好と考えて良いでしょう。
G1では惜しいレースがありますが、大崩れはなく安定感は抜群です。
休養明けも気にしないタイプの馬ですし、今走も仕上がり万全なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:宝塚記念(4着)

6/17 栗CW良 馬なり
79.8 64.5 50.1 37.2 11.2 [6]

一週前追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗CW良 馬なり
83.7 66.9 51.2 37.2 11.2 [7]

一週前追い切りは池添騎手が騎乗しての調教です。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると直線は11.2秒の猛時計をマーク。
全体時計も優秀ですし、2週連続で終い11秒台の時計が出ているのは好感が持てます。
折り合いもスムーズで、仕上がりは順調と見て良いでしょう。


デアリングタクト 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は一週前追い切りに栗東CWで実戦を意識した調整が施されています。
併せ馬で気合付けをしており、騎手騎乗のため全体時計も速いです。
一週前追い切りで全体時計6F81秒台の時計が出ていれば、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

前走は2着1馬身以上差をつける圧勝で、史上初の無敗の牝馬三冠を達成。
プレッシャーは前走よりは楽になるでしょうし、今走はリラックスした競馬ができると思います。
同じ無敗のコントレイルや、アーモンドアイなどの強敵はいますが、今走も仕上がり良好なら楽しみですね。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:秋華賞(1着)

10/7 栗CW良 強め
80.6 65.4 51.1 38.2 12.0 [7]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗CW良 強め
81.3 66.0 51.3 37.7 12.0 [5]

一週前追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
今週は強めに追われると、力強い反応で直線は12秒の鋭い伸び脚を見せています。
しっかり加速ラップを刻んだ調整で、全体時計も優秀です。
今走も帰厩後は順調に乗り込まれていますし、引き続き好調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:秋華賞(1着)

10/14 栗坂良 馬なり
54.7 39.4 25.6 12.7

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/25 栗坂良 馬なり
54.7 39.7 25.7 12.7

最終追い切りは松山騎手が騎乗しての調教です。
先週意欲的に追われた分、今週はサッと流す程度の調整。
それでも行きっぷりは良好で、前走時と同等の時計を叩き出しています。
先週は力強い反応を見せていましたし、いつも通りの調教過程と見て良いでしょう。
仕上がりは万全です。


ワールドプレミア 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

レース直前の水曜追いは基本的に強めの調教が施されており、最終追い切りで軽めに調整されることが多いです。
一杯に追われる一週前追い切りの動きが本番でも反映されてくるので、攻めの調教は要チェックですよ。
併せ馬では遅れることも多いですが、結果は出ているので、動いていれば特に心配はいらないでしょう。

攻めの調教ではラストは遅くなることが多いですが、最終追い切りで折り合いのついた調整ができていれば問題はないです。
長距離は得意な馬で、昨年の有馬記念は3着に好走していますし、G1でも安定した成績を残しています。
今走は長期休養明けにはなりますが、仕上がり良好なら久々でも軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:有馬記念(3着)

12/11 栗CW良 一杯
96.6 80.6 65.0 51.4 37.4 11.9 [6]

一週前追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた2歳オープンのラインベックと併せて、内を1.1秒追走して0.2秒先着しました。

今回の一週前追い切り:ジャパンカップ

11/18 栗坂良 一杯
52.1 38.2 24.9 12.8

いつも通り一週前追い切りは意欲的に追われています。
今週は坂路コースでの調整でしたが、力強いフットワークで全体時計は自己ベストを更新。
直線は失速しましたが、終い12.8秒なら問題はないです。
プール調教を併用しながら入念にやれていますし、久々でも仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:有馬記念(3着)

12/18 栗坂稍 強め
54.5 40.4 26.3 12.8

今回の最終追い切り:ジャパンカップ

11/25 栗坂良 馬なり
55.8 40.5 26.4 12.9

最終追い切りは武豊騎手が騎乗しての調教です。
今週は軽めに追われましたが、行きっぷりは良好で折り合いがついています。
全体時計は平凡ですが、動き自体は悪くないですね。
乗り込み量も申し分なく、仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。