阪神牝馬ステークス2021 追い切り情報

阪神牝馬ステークス2021 追い切り情報

阪神牝馬ステークス2021 追い切り情報


4月10日(土)阪神芝1600m

エーポス 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で馬なり中心に追われています。
一週前追い切りか最終追い切りのどちらかで意欲的に追われる傾向があり、比較的好時計を叩き出しています。
直線は失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計が出るようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

全体時計も坂路なら4F52秒台が出ていれば優秀です。
併せ馬では格上相手でも遅れをとっていなければ心配はいらないでしょう。
1年ぶりの出走にはなりますが、阪神マイルは適性がありますし、追い切りでも成長が見込めるようなら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:桜花賞(9着)

4/3 栗坂稍 馬なり
54.5 38.8 25.2 12.3

今回の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス

3/31 栗CW良 強め
83.4 67.2 52.4 38.3 12.1 [6]

一週前追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週は意欲的に追われると、直線は力強い反応で12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
普段と比べると全体時計は平凡でしたが、折り合いがついているのは好感が持てます。
乗り込みも十分ですし、仕上がりはマズマズ順調とみて良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:桜花賞(9着)

4/8 栗坂良 強め
51.2 36.9 24.6 12.8

今回の最終追い切り:阪神牝馬ステークス

4/7 栗坂良 一杯
54.7 38.9 24.7 11.8

最終追い切りは岩田康誠騎手が騎乗しての調教です。
今週はビッシリ追われると、力強い反応で終い11.8秒の好時計をマーク。
全体時計は平凡でしたが、直線の伸びは先週と同様に優秀です。
折り合いもスムーズで、このひと追いで状態は良化したと考えていいでしょう。


デゼル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で追われ、一週前追い切りに実戦を意識した調整が多いです。
最終追い切りは直線の伸びを確かめる内容が多く、レース直前の動きはチェックしておくのが良いでしょう。
比較的攻めは動くタイプの馬ではありますが、好時計を出す時は好走率も高いので、今走も速い時計を出すようなら注意が必要ですよ。

水曜追いは併せ馬で気合付けをしており、遅れてもしっかり結果は出ています。
折り合いがついていれば、特に心配はいらないでしょう。
相手のレベルは上がりますが、今走も仕上がり良好なら押さえておきたい一頭です。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:初音ステークス(1着)

2/4 栗CW稍 強め
79.6 64.7 51.2 38.0 12.1 [7]

一週前追い切りは藤岡康太騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のシャドウエリスと併せて、内を1.1秒追走して0.7秒先着しました。

今回の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス

4/1 栗CW良 強め
81.5 66.5 51.6 37.4 11.7 [5]

一週前追い切りは川田騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた古馬オープンのレッドアネモスと併せて、内を0.6秒追走して0.4秒先着しました。
攻め動くタイプの馬ではありますが、今週は強めに追われて絶好の動きを見せています。
追われた反応も抜群で、直線は11.7秒の好時計をマーク。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:初音ステークス(1着)

2/10 栗坂良 強め
53.3 38.6 25.3 12.5

最終追い切りはC.ルメール騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳未勝利のミスフィガロと併せて、0.9秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神牝馬ステークス

4/7 栗坂良 馬なり
54.5 39.9 26.1 13.1

先週意欲的に追われた分、今週は軽めの調整でしたが引き続き軽快なフットワークを見せています。
直線で失速しているのは気になりますが、時計を出す調教ではないので特に心配はいらないです。
しっかり負荷をかけた一週前追い切りが絶好の動きでしたし、態勢は整ったと考えて良いでしょう。


プールヴィル 追い切り評価:A

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路で入念に乗り込まれ、一週前追い切りは意欲的に追われる傾向があります。
併せ馬も一週前追い切りが多く、実戦を意識した内容が多い印象です。
好時計を出していて、併走馬にも先着するようなら仕上がりは順調と考えて良いでしょう。

直線は失速する傾向がありますが、終い12秒台の時計なら優秀です。
当レースは昨年7着した舞台ではありますが、前走はオープン戦を勝利して状態も良化しています。
相手関係は厳しくなりますが、今走も仕上がり良好なら軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:オーロカップ(1着)

11/4 栗坂良 強め
50.9 37.0 24.2 12.3

今回の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス

3/31 栗坂良 一杯
51.5 37.6 24.7 12.3

一週前追い切りで7本目の調整です。
今週はいつも通り一杯に追われると、力強い反応で終い12.3秒の好時計をマーク。
失速する傾向がある馬なので、折り合いがついているのは好感が持てます。
全体時計も優秀ですし、乗り込みも十分で、仕上がりは順調と見て良いでしょう。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:オーロカップ(1着)

11/11 栗坂良 馬なり
53.8 38.9 25.2 12.2

今回の最終追い切り:阪神牝馬ステークス

4/7 栗坂良 馬なり
52.1 38.1 25.0 12.3

今週はサッと流す内容でしたが、抜群のいきっぷりで終い12.3秒の好時計をマーク。
全体時計も優秀で、前走時以上に良い動きを見せています。
先週もビッシリ追われて好時計を出していますし、ひと追いごとに状態は良化しています。
折り合いもスムーズで、仕上がりは万全です。


ブランノワール 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段は栗東坂路を中心に乗り込まれ、水曜追いは併せ馬で気合付けをする傾向があります。
併走馬に遅れをとったレースの好走率はかなり低いので、今走も遅れるようなら注意が必要ですよ。
また、一週前追い切りは意欲的に追われることが多く、速い時計を出す傾向があるので注目です。

今走も直線で12秒台の時計を出していて、しっかり加速ラップを刻んだ調教ができていれば、仕上がりは順調と考えていいでしょう。
古馬になってからは3勝クラスまでしか勝てておらず、近走もオープン戦では不振が続きます。
ただ、前走のG3京都牝馬Sで見事3着に好走し、今走もさらに良化が見込めるようなら注意は必要ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:京都牝馬ステークス(3着)

2/11 栗坂良 馬なり
53.5 38.9 24.8 12.0

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のファーストフォリオと併せて、0.1秒先行同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス

4/1 栗坂良 強め
50.1 36.7 24.4 12.5

一週前追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた3歳1勝のモンファボリと併せて、0.4秒追走して0.1秒先着しました。
今週は意欲的に追われると、全体時計は50.1秒の好時計をマーク。
直線は失速しましたが、終い12.5秒なら優秀で、併走馬にもあっさり先着しています。
ひと追い毎に状態も良化しており、仕上がりは順調です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:京都牝馬ステークス(3着)

2/17 栗坂重 馬なり
51.4 37.5 25.0 12.9

最終追い切りは団野騎手が騎乗しての調教です。
一杯に追われた3歳未勝利のテーオーソフィアと併せて、0.2秒追走して0.2秒先着しました。

今回の最終追い切り:阪神牝馬ステークス

4/7 栗坂良 馬なり
54.1 39.0 25.0 12.1

今週は軽めの調整でしたが、加速すると終い12.1秒の鋭い伸び脚を見せています。
全体時計は平凡でしたが、この馬なりに折り合いがついているのは好感が持てます。
先週は強めに追われて4F50.1秒の好時計を出していましたし、乗り込みも十分で、このひと追いで仕上がったと考えて良いでしょう。


マジックキャッスル 追い切り評価:B+

1.この馬の追い切り傾向

普段はウッドチップコースで馬なり中心に調整されています。
プール調教を併用していますが、結果は出ているので特に心配は要りません。
レース直前は併せ馬を行うことが多く、本番にも影響される一週前追い切りや最終追い切りの動きには注意が必要ですよ。

近走は成績も安定してきて、秋華賞では2着に好走しています。
続く前走も初の古馬相手でしたが、見事快勝しています。
ひとレースごとに力をつけており、しっかり休養を挟んで入念に乗り込まれた今走も軽視は禁物ですよ。

2.一週前追い切り

前走時の一週前追い切り:愛知杯(1着)

1/6 美坂良 一杯
50.5 36.8 24.0 12.1

馬なりに追われた古馬オープンのサトノフラッグと併せて、0.5秒追走同入しました。

今回の一週前追い切り:阪神牝馬ステークス

3/31 美南W良 馬なり
66.1 51.3 36.9 12.3 [1]

一週前追い切りは大野騎手が騎乗しての調教です。
強めに追われた古馬3勝のダノングロワールと併せて、内を0.4秒追走して0.2秒先着しました。
今週はサッと流す程度の調整でしたが、抜群の行きっぷりで加速すると終い12.3秒の好時計をマーク。
内を回ったとはいえ全体時計は優秀で、折り合いがついているのも好感が持てます。
折り合いもついていますし、仕上がりは良好です。

3.最終追い切り

前走時の最終追い切り:愛知杯(1着)

1/13 美南W稍 馬なり
66.0 51.2 37.2 12.3 [1]

最終追い切りは戸崎騎手が騎乗しての調教です。

今回の最終追い切り:阪神牝馬ステークス

4/7 美南W良 馬なり
67.7 52.9 39.3 13.4 [3]

今週もサッと流す内容でしたが、直線は13.4秒と失速しています。
軽めとはいえ全体時計も平凡でしたし、今週の内容はイマイチです。
ただ、動き自体は問題ないので、そこまで心配はいらないでしょう。
1週前追い切りと2週前追い切りは絶好の動きを見せていましたし、仕上がりは良好とみて良いでしょう。

追い切り(調教のポイント)

坂路調教

  坂道になっているコースで調教を行います。 レースが行われる競馬場では、坂が設けられており、本番で坂を苦にしないためにも役立ちます。  

①注意すべき坂路調教について
坂路コースは、豊富な運動量を得れ、スタミナ作りとしてはトップクラスです。 坂を登るパワーを付けることも目的ですが、馬券においての注意点は、坂路では体重減が可能ということです。 坂路調教により放牧後体重が絞れない馬の、重め解消の役割を果たします。 この役割を活用する危険なパターンとして、放牧後の調教で予定より太め残りの場合、 今までのレース前に坂路調教を行わないにも関わらず、レース直前に坂路を使うことがあります。 この場合は、太め残りと判断し、当日の馬体重には要注意です。
②常に坂路調教の馬はパワータイプと判断
日々の調教から坂路調教をこなす馬は、当然坂が得意と判断してOKです。 坂路以外での調教がメインの馬が、レースの坂道でふらふらしていても、坂路慣れしている馬はしっかり伸びることができます。 特に、最後の直線に大きな坂が設けられているのが、中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場です。 この競馬場では、坂路調教馬が強いです。

ウッドチップ調教

  ダートのコース上にウッドチップを敷きつめているコースです。 木片がクッションとなり、ダートコースよりも脚への負担が少ないコースです。 基本的に、ウッドチップコースは、しっかり時計を出して、負荷をかけた調教を行うことができるコースです。  

①ウッドチップから坂路変更はNG!
通常ウッドチップコースで調教を積んでいる馬が、急に坂路へ変更する場合は何かしらの理由があります。 坂のあるコースを対策するために使うなど、目的がファンにも明確であれば問題ありませんが、 坂路で馬なり調教などをしていたら、どこか馬に心配な点があると判断できます。
②調教タイムだけでの判断はNG
ウッドチップコースでは、負担が掛かりにくいため早い時計を出せます。 同一レース出走馬ならどうしても時計で判断したところ。 しかし、それだけで判断するのは危険です。 1週前追い切りで仕上げて、最終調整が理想とされていますが、レース直前の調教で早い時計を出して走りすぎると、調教がピークになってしまったり、馬の闘争心に火がついて、レースではどんどん前に行きたくなってしまい、騎手と折り合わなくなってしまうことがあります。 単純に時計で判断するのではなく、その過程にも注目してみましょう。

プール調教

  脚へ負担をかけず全身運動を行えます。 体重が増えてしまった馬も減量や、休養明けの馬などで心肺機能を高くする目的で使用します。 また最近では精神面にリフレッシュ効果も図れるようです。  

①プール調教馬は目的が重要
プール調教は、コース追いと比較して、馬への負荷は軽減されます。 怪我から復帰する場合や脚部が弱い馬などのリハビリ効果がメイン。 レースが近いのに、プール調教で、ゆったりとやっている場合は、レース本番でしっかり動けるのか注意が必要です。 また、この場合は体重が絞り切れていない場合が多いので、当日の馬体重もチェックしてみましょう。
②コース追いの後のプール調整はどうか
放牧から戻ってきて、しっかり乗りこまれた後に、プールを使う馬もいます。 ゲート難がある馬に、解消の為にプールを使ったりする場合もありますが、そのパターンは稀で、上記に挙げたように、体重が絞れない状況がほとんどです。 レース間近でのプールは要注意です。